管理サーバーのサービスアカウントの変更:klsrvswch ユーティリティ

Kaspersky Security Center のインストール時に設定した管理サーバーのサービスアカウント設定を変更する必要がある場合は、管理サーバーアカウントを変更する klsrvswch ユーティリティを使用できます。

このユーティリティは、Kaspersky Security Center をインストールする時にアプリケーションインストールフォルダーに自動的にコピーされます。

ユーティリティの起動数は基本的に無制限です。

klsrvswch ユーティリティを使用してアカウント種別を変更できます:たとえば、ローカルアカウントからドメインアカウントや管理対象サービスアカウントへの変更が行えます。klsrvswch ユーティリティでは、アカウントの種別をグループ管理対象サービスアカウント(gMSA)に変更することはできません。

Windows Vista 以降のバージョンの Windows では、管理サーバーでローカルシステムアカウントを使用できません。これらのバージョンの Windows では、[ローカルシステムアカウント]は無効になります。

管理サーバーのサービスアカウントをドメインアカウントに変更するには:

  1. Kaspersky Security Center のインストールフォルダーから klsrvswch ユーティリティを起動します。既定のインストールパス:<Disk>:\Program Files (x86)\Kaspersky Lab\Kaspersky Security Center。

    この処理によって、管理サーバーのサービスアカウントを変更するウィザードが起動されます。ウィザードの指示に従ってください。

  2. 管理サーバーのサービスアカウント]ウィンドウで、[ローカルシステムアカウント]を選択します。

ウィザードが完了すると、管理サーバーアカウントが変更されます。管理サーバーのサービスは、ローカルシステムアカウントとこれに対応する権限で開始されます。

Kaspersky Security Center を正しく動作させるには、管理サーバーのサービスの開始に必要なアカウントに、管理サーバーデータベースのホスト先リソースに対する管理者権限を付与する必要があります。

管理サーバーのサービスアカウントをユーザーアカウントまたは管理対象サービスアカウントに変更するには:

  1. Kaspersky Security Center のインストールフォルダーから klsrvswch ユーティリティを起動します。既定のインストールパス:<Disk>:\Program Files (x86)\Kaspersky Lab\Kaspersky Security Center。

    この処理によって、管理サーバーのサービスアカウントを変更するウィザードが起動されます。ウィザードの指示に従ってください。

  2. 管理サーバーのサービスアカウント]ウィンドウで、[カスタムアカウント]を選択します。
  3. 今すぐ検索]をクリックします。

    ユーザーの選択]ウィンドウが表示されます。

  4. ユーザーの選択]ウィンドウで、[オブジェクトの種類]をクリックします。
  5. オブジェクトの種類のリストから、[ユーザー](ユーザーアカウントの場合)または[サービスアカウント](管理対象サービスアカウントの場合)を選択し、[OK]をクリックします。
  6. オブジェクト名フィールドで、アカウント名またはアカウント名の一部を入力し、[名前の確認]をクリックします。
  7. 合致する名前のリストから目的の名前を選択し、[OK]をクリックします。
  8. サービスアカウント]を選択した場合は、[パスワード]ウィンドウで、[パスワード]と[パスワードの確認]は空白のままにします。[ユーザー]を選択した場合は、ユーザー用に新しいパスワードを入力して確認します。

管理サーバーのサービスアカウントが選択したアカウントに変更されます。

Windows ツールによるユーザーアカウントの認証を前提とするモードで Microsoft SQL Server を使用する場合は、データベースへのアクセス権を付与してください。このユーザーアカウントには、Kaspersky Security Center データベースの所有者のステータスを割り当てる必要があります。既定では、dbo スキームが使用されます。

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