UDS を有効にすると未スキャンのメールのキューが増大する理由
更新日: 2022年09月26日
Article ID: 9015
UDS とは、ローカルのアンチスパムデータベースをアップデートすることなく、既知のスパムをフィルターすることができるサービスです。特別なUDSリクエストを Kaspersky Lab サーバへ送信することにより使用可能です。この機能を有効にするには、KSN( 設定 > プロテクション > Kaspersky Security Network )のラインセンス同意書への同意が必要です。
post-queue 形式の統合を使用していて、UDSを有効にすると、大量のメールがスキャンのためキューに入れられます。こちらは2つの理由により発生すると考えられます。
- サーバ、もしくはファイアウォールのUDP 7060, 7084 ポートがクローズしています。KSはインターネットへ接続するためポートの解放を要求します。これらは Kaspersky Labサーバの UDPリクエストのやり取りのため使用されます。
- UDSタイムアウトが長すぎます。設定値を短くする必要があります。
コンソール上で以下手順を実行します。
- 以下のコマンドを使用し、ScanLogic のタスク設定をファイルへ保存します。
# /opt/kaspersky/klms/bin/klms-control --get-settings 3 -f <file_name>
- asSettings -> ksnOptions の udsTimeout に値を設定します。(最小値 = 1)
- ファイルを保存し、以下のコマンドを使用して ScanLogic のタスクへインポートします。
# /opt/kaspersky/klms/bin/klms-control --set-settings 3 -f <file_name>
- 設定 > プロテクション タブ、 アンチスパム 設定のセクションへ移動します。
- UDS からの応答を待つ オプションに値を設定します。(最小値 = 1)