用語解説

Android 仕事用プロファイル

ユーザーのデバイスにある安全な環境。管理者はこの環境の中で、ユーザーによる個人情報の使用を制限することなくアプリとユーザーアカウントの管理ができます。ユーザーのモバイルデバイスに仕事用プロファイルが作成されると、次の企業アプリが仕事用プロファイルに自動インストールされます:Google Play Market、Google Chrome、Downloads、Kaspersky Endpoint Security for Android など。仕事用プロファイルにインストールされた企業アプリとそれらのアプリの通知は、赤いブリーフケースのアイコンで表示されます。Google Play アプリを使用するには、Google の企業アカウントを別途作成する必要があります。仕事用プロファイルにインストールされたアプリは、アプリの共通リストに表示されます。

Apple Push Notification サービス(APNs)証明書

Apple Push Notification の使用を可能とする、Apple により署名された証明書。Apple Push Notification を使用すると、iOS MDM サーバーで iOS 端末を管理できます。

EAS デバイス

Exchange ActiveSync プロトコルを介して管理サーバーに接続されるモバイルデバイス。

Exchange モバイルデバイスサーバー

Kaspersky Endpoint Security のコンポーネントの 1 つ。Exchange ActiveSync モバイルデバイスを管理サーバーに接続できるようにします。

IMAP

メールにアクセスするためのプロトコル。POP3 プロトコルと異なり、IMAP はメールボックスを操作するための拡張機能を提供します。フォルダー管理や、メールボックスサーバーからコンテンツをコピーせずに行えるメッセージ処理などの機能があります。IMAP プロトコルはポート 134 を使用します。

iOS MDM サーバー

Kaspersky Endpoint Security のコンポーネント。クライアントデバイスにインストールされ、iOS モバイルデバイスを管理サーバーに接続できるようにします。また、Apple Push Notifications サービス(APNs)によりこれらの iOS モバイルデバイスを管理できるようにします。

iOS MDM デバイス

iOS MDM サーバーによって制御される iOS モバイルデバイス。

iOS MDM プロファイル

iOS モバイルデバイスを管理サーバーに接続するための設定のセットが指定されたプロファイル。iOS MDM プロファイルにより、iOS MDM サーバーを使用してバックグラウンドモードで iOS 設定プロファイルを配信できます。また、モバイルデバイスに関する拡張診断情報を受信できます。iOS MDM サーバーがユーザーの iOS モバイルデバイスを検出し、接続できるようにするため、iOS MDM プロファイルへのリンクをユーザーに送信する必要があります。

Kaspersky Private Security Network(プライベート KSN)

Kaspersky Private Security Network を使用すると、カスペルスキー製品がインストールされたユーザーデバイスから Kaspersky Security Network の評価データベースやその他の統計データへアクセスできます。デバイスからデータが Kaspersky Security Network へ送信されることはありません。Kaspersky Private Security Network は、Kaspersky Security Network への参加が次のいずれかの理由で不可能である企業のお客様向けに設計されています:

Kaspersky Security Center Web サーバー

管理サーバーとともにインストールされている Kaspersky Security Center のコンポーネント。Web サーバーは、スタンドアロンのインストールパッケージ、iOS MDM プロファイル、および共有フォルダーのファイルをネットワーク経由で転送するためのものです。

Kaspersky Security Center 管理者

Kaspersky Security Center の一元化された遠隔管理システムを使用して、製品の動作を管理する担当者。

Kaspersky Security Network(KSN)

Kaspersky Security Network は、カスペルスキーのデータベースへのアクセスを提供する、クラウドサービスの基盤です。このデータベースにはファイル、Web リソース、ソフトウェアの評価に関する情報が含まれており、それらの情報は常に更新されています。Kaspersky Security Network により、脅威に対するカスペルスキー製品の対応が迅速化され、保護コンポーネントのパフォーマンスが向上し、誤検知の可能性も低減されます。

POP3

メールサーバーからメッセージを受信するため、メールクライアントで使用するネットワークプロトコル。

SSL

ローカルネットワークとインターネットで使用するデータ暗号化プロトコル。Secure Sockets Layer(SSL)プロトコルはクライアントとサーバー間のセキュアな接続を確立するために Web アプリケーションで使用されます。

アクティベーションコード

Kaspersky Endpoint Security の使用に必要なライセンスの購入時に受け取るコード。このコードは製品のアクティベーションに必要です。

アクティベーションコードは、XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX の形式の 20 文字の一意な英数字です。

アプリケーション管理プラグイン

管理コンソールを使用してカスペルスキー製品を管理するためのインターフェイスを備えた専用のコンポーネント。Kaspersky Security Center SPE で管理できるアプリケーションごとに、独自の管理プラグインがあります。この管理プラグインは、Kaspersky Security Center から管理できるすべてのカスペルスキー製品に含まれています。

インストールパッケージ

カスペルスキー製品のリモートインストール用に作成されるファイルセット。リモート管理システムを使用して作成します。インストールパッケージは、アプリケーションの配布パッケージに含まれる特別なファイルから作成されます。パッケージには、アプリケーションのインストールやインストールの直後にアプリケーションを実行するための様々な設定が含まれています。配布キットの設定値は、アプリ設定の既定値に対応しています。

ウイルス

他のソフトウェアに自分自身のコードを追加することによって、そのソフトウェアに感染するプログラム。感染したファイルが実行されると、ウイルスにコントロールを奪われます。この単純な定義により、ウイルスにより実行される主な動作(感染)を特定できます。

隔離

カスペルスキー製品が検知した、感染の可能性があるオブジェクトを移動するフォルダー。隔離されたオブジェクトは、コンピューターに影響を与えないようにするために暗号化された形式で隔離に保管されます。

カスペルスキーのアップデートサーバー

カスペルスキーの HTTP サーバー。カスペルスキー製品はここから定義データベースや製品モジュールのアップデートをダウンロードします。

カスペルスキーのカテゴリ

カスペルスキーにより開発された事前定義済みデータカテゴリ。カテゴリは定義データベースのアップデート中にアップデートされることがあります。セキュリティ担当者が事前定義済みカテゴリを変更または削除することはできません。

監視対象のデバイス

Apple Configurator で設定が監視される iOS デバイスです。Apple Configurator は、iOS デバイスにグループ設定を適用するアプリケーションです。Apple Configurator では、監視対象のデバイスは「管理されています」と表示されます。監視対象のデバイスがコンピューターに接続するたびに、Apple Configurator はその設定が指定された設定に準拠しているかどうか確認し、必要に応じて修正します。監視対象のデバイスと、別のコンピューターにインストールされている Apple Configurator とを同期させることはできません。

Kaspersky Device Management for iOS のポリシーを使用して再設定する監視対象の全デバイスの設定項目は、監視対象でないデバイスよりも多くなります。たとえば、企業ネットワーク内のデバイスのインターネットトラフィックを監視する目的で、HTTP プロキシサーバーの設定を指定することができます。既定では、すべてのモバイルデバイスは監視対象外です。

管理グループ

管理対象デバイスのセット。モバイルデバイスは、実行する機能やインストール済みのアプリのセットなどによってグループ分けされます。管理対象デバイスは、全体として 1 つのものとして管理できるようにグループ分けされます。たとえば、同じオペレーティングシステムを持つモバイルデバイスを 1 つの管理グループにまとめることができます。1 つのグループに他の管理グループを含めることができます。グループ内のデバイスに対して、グループポリシーやグループタスクを作成できます。

管理サーバー

企業ネットワークにインストールされているすべてのカスペルスキー製品に関する情報を一元的に保管する Kaspersky Security Center のコンポーネント。これらのカスペルスキー製品の管理にも使用できます。

管理者用ワークステーション

Kaspersky Security Center 管理コンソールが導入されたコンピューター。管理者用ワークステーションにアプリケーション管理プラグインがインストールされている場合、管理者はユーザーのデバイスに導入された Kaspersky Endpoint Security モバイルアプリを管理できます。

グループタスク

管理グループ用に作成され、そのグループに含まれるすべての管理対象デバイスで実行されるタスク。

コンプライアンスコントロール

モバイルデバイスと Kaspersky Endpoint Security for Android の設定が企業のセキュリティ要件に準拠していることの確認。企業のセキュリティ要件には、ユーザーがデバイスをどのように使用できるかが規定されています。たとえば、デバイスでリアルタイム保護を必ず有効にすること、定義データベースを必ずアップデートすること、デバイスのパスワードが十分な強度であることなどです。コンプライアンスコントロールは、ルールのリストに基づきます。コンプライアンスルールには、次の項目が含まれます:

使用許諾契約書

お客様と AO Kaspersky Lab との間で締結され、本アプリを使用する条件を規定する拘束力のある契約。

証明書署名依頼

管理サーバーの設定が入ったファイル。カスペルスキーの確認を受けた後、APNs 証明書を取得するために Apple に送信します。

スタンドアロンインストールパッケージ

Android オペレーティングシステム用の Kaspersky Endpoint Security のインストールファイル。管理サーバーに Kaspersky Endpoint Security を接続するための設定が入っています。Kaspersky Endpoint Security のインストールパッケージをベースに作成される、特別なモバイルアプリパッケージです。

定額制サービス

選択した設定(有効期限やデバイスの台数)に従ってアプリケーションを使用できるようにします。定額制サービスは一時停止したり再開したりできます。また、自動的に更新することも、定額制サービスをやめることもできます。

定義データベース

定義データベースの公開日の時点でカスペルスキーが把握しているコンピューターセキュリティの脅威に関する情報が含まれたデータベース。定義データベースのレコードにより、悪意のあるコードをオブジェクトのスキャン中に検知することが可能になります。定義データベースはカスペルスキーにより作成され、1 時間ごとにアップデートされます。

デバイス管理者

Android におけるアプリの権限のセットで、アプリに対してデバイス管理ポリシーを使用できるようにします。Android デバイスでは、Kaspersky Endpoint Security のすべての機能を実装する必要があります。

フィッシング

ユーザーの機密情報への不正アクセスを目的としたオンライン詐欺の一種。

プロキシサーバー

ユーザーが他のネットワークサービスに間接的に要求を行えるようにするコンピューターネットワークサービス。まず、ユーザーはプロキシサーバーに接続し、別のサーバーにある特定のリソース(ファイルなど)を要求します。次に、プロキシサーバーは、指定されたサーバーに接続してそこからリソースを取得するか、自身のキャッシュからリソースを返します(プロキシに独自のキャッシュがある場合)。場合によっては、ユーザーの要求またはサーバーの応答を特定の目的のためにプロキシサーバーが修正することがあります。

プロビジョニングプロファイル

iOS モバイルデバイスを使用するために必要なアプリの設定群。プロビジョニングプロファイルは、ライセンス情報を含んでおり、特定のアプリにリンクされます。

ポリシー

管理グループ内のデバイスまたは個々のデバイスに適用されるアプリと Kaspersky Endpoint Security モバイルアプリの設定のセット。管理グループごとに異なるポリシーを適用できます。ポリシーには、Kaspersky Endpoint Security モバイルアプリのすべての機能の設定が定義されています。

本アプリのアクティベーション

本アプリの機能を制限のない状態で使用できるようにします。アクティベーションは、アプリのインストール中またはインストール後にユーザーが実行します。アクティベーションコードかライセンス情報ファイルが、アクティベーションには必要です。

マニフェストファイル

Web サーバーに配置されているアプリのファイル(IPA ファイル)へのリンクが記載された PLIST 形式のファイル。iOS デバイスが Web サーバーでアプリを見つけ、ダウンロードし、インストールするために使用します。

ライセンス

使用許諾契約書に基づいて許可された本アプリを使用するための期限付きの権利。

ライセンス期間

製品機能へのアクセスと追加サービスを使用する権利を持つ期間。使用可能なサービスは、ライセンスの種別により異なります。

ライセンス情報ファイル

xxxxxxxx.key 形式のファイル。試用版ライセンスまたは製品版ライセンスに基づいてカスペルスキー製品の使用を有効にします。ライセンス情報ファイルは、アクティベーションコードに基づいて生成されます。本製品は、ライセンス情報ファイルがある場合のみ利用可能です。

ロック解除コード

Kaspersky Security Center で取得可能なコード。ロックと GPS 追跡遠隔アラーム遠隔撮影のコマンドの実行後、またはセルフディフェンスの起動後は、デバイスのロックを解除しておく必要があります。

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