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iChecker および iSwift という高度な技術の導入により、リアルタイム保護またはオンデマンドスキャンモードでのアンチウイルスアプリケーションの動作が高速化されました。これらの技術が最も効果を発揮するのは、カスペルスキー製品バージョン 6.0 をインストールした後しばらく運用してからです。これらの技術は相互に作用し、各種ファイルや OS に含まれるさまざまなオブジェクトのアンチウイルススキャンをスピードアップします。
iChecker の動作原理:
初回のスキャン時にオブジェクトのチェックサムが保存されます。チェックサムとはオブジェクト (ファイル) に固有のデジタルシグネチャで、そのオブジェクト (ファイル) を特定するものです。オブジェクトが変更されるとチェックサムも変更され、その情報は特別なテーブルに記録されます。そのオブジェクトを次にスキャンするときには、前回のチェックサムと現在のチェックサムが比較されます。それらのチェックサムが同じであればそのオブジェクトには変更がないとみなされ、スキャンは行われません。
iChecker テクノロジーのメリット:
- 以前にスキャンしたオブジェクトのコピーが他のフォルダ、メッセージ、アーカイブ中に存在しても認識できる
- リムーバブルドライブ、スタートアップオブジェクト、メールの添付ファイルなどにも対応可能
- スタートアップオブジェクトの初回スキャン時および初回のフルスキャン時には、Windows OS のリソースを使用してスキャン速度の最適化と高速化を図る
iChecker テクノロジー利用上の制限事項:
- このテクノロジーは、チェックサムの計算を行うよりファイル自体をスキャンしてしまう方が早くなるような大容量のファイルのスキャンには向かない
- 対応するファイル形式に制限がある。対応ファイル形式:exe、dll、lnk、ttf、inf、sys、com、chm、zip、rar
iSwift の動作原理:
このテクノロジーは NTFS ファイルシステムを対象に開発されました。このシステムでは、各オブジェクトに NTFS ID を与えます。この NTFS ID は iSwift データベース中の値と比較されます。値が NTFS ID と一致していなければ、そのオブジェクトはスキャン (変更されている場合は再スキャン) されます。
このアルゴリズムでは、以前に実行したスキャンの日付を考慮して、オブジェクトを再スキャンするかどうかを判断します。判断基準となるのは、等比級数とランダムな要素の組合せです。たとえば、初回のスキャンから直近のスキャンまでを見て、同等の間隔またはそれ以上経過していれば再スキャンを行います。このアルゴリズムでは、中間のオブジェクトスキャンとその回数は考慮に入れません。初回と最後のスキャンの間隔だけが判断の対象となります。またオブジェクトのセキュリティ設定がより厳しいものに変更された場合、そのオブジェクトはスキャンの対象となります。

iSwiftテクノロジーのメリット:
- iSwift は スキャン対象オブジェクトのチェックサムを計算しないため iChecker より高速である
- あらゆる形式、サイズ、種類のオブジェクトに対応する
iSwift テクノロジー利用上の制限事項:
- このテクノロジーはファイルシステム内でのファイルの場所と結びついているため、コピーしたファイルや場所を変更されたファイルは再スキャンされる
- このテクノロジーは NTFS ファイルシステムだけで使用可能
iSwift テクノロジーは、カスペルスキー製品のバージョン 6.0.0.299 ~ 6.0.1.411 には対応していません。また、64ビット版 Windows XP 上でも動作しません。
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