Kaspersky Security Center Linux と動作する MariaDB x64 サーバーの設定
my.cnf ファイルの推奨設定
DBMS の設定の詳細については、「アカウントの設定」手順も参照してください。DBMS のインストールについては、「DBMS のインストール」手順を参照してください。
my.cnf ファイルを設定するには:
- テキストエディターで my.cnf ファイルを開きます。
- ファイル my.ini の[mysqld]セクションに、次の行を入力します:
sort_buffer_size=10M
join_buffer_size=100M
join_buffer_space_limit=300M
join_cache_level=8
tmp_table_size=512M
max_heap_table_size=512M
key_buffer_size=200M
innodb_buffer_pool_size=
<
値
>
innodb_thread_concurrency=20
innodb_flush_log_at_trx_commit=0
innodb_lock_wait_timeout=300
max_allowed_packet=32M
max_connections=151
max_prepared_stmt_count=12800
table_open_cache=60000
table_open_cache_instances=4
table_definition_cache=60000
innodb_buffer_pool_size
の値は、想定される KAV データベースのサイズの 80% 以上に設定する必要があります。指定されたメモリは、サーバーの起動時に割り当てられることに注意してください。データベースのサイズが指定されたバッファサイズより小さい場合、必要なメモリのみが割り当てられます。MariaDB 10.4.3 以前を使用する場合、割り当てられたメモリの実際のサイズは、指定されたバッファー サイズよりも約 10% 大きくなります。このパラメータの値を「1」または「2」にすると MariaDB の動作速度に悪影響を及ぼす可能性があるため、パラメータには「
innodb_flush_log_at_trx_commit=0
」を使用してください。
既定では、オプティマイザのアドオン「join_cache_incremental
、「join_cache_hashed
」、「join_cache_bka
」は有効になっています。これらのアドオンが無効になっている場合は、有効にする必要があります。
オプティマイザのアドオンが有効になっているかどうかを確認するには:
- MariaDB クライアントコンソールで、次のコマンドを実行してください:
SELECT @@optimizer_switch;
- 出力に次の行が含まれていることを確認します:
join_cache_incremental=on
join_cache_hashed=on
join_cache_bka=on
これらの行が存在して値に「
on
」が指定されている場合は、オプティマイザのアドオンは有効です。これらの行が存在しない、または値に「
off
」が指定されている場合は、以下を実行する必要があります:- テキストエディターで my.cnf ファイルを開きます。
- 次の行を my.cnf ファイルに追加します:
optimizer_switch='join_cache_incremental=on'
optimizer_switch='join_cache_hashed=on'
optimizer_switch='join_cache_bka=on'
アドオン「join_cache_incremental
」、「join_cache_hash
」および「join_cache_bka
」が有効になりました。