Kaspersky Endpoint Security 10 for Windows からの信頼するオブジェクトと信頼するアプリケーションの操作
本記事内容は Kaspersky Endpoint Security 10 for Windowsの以下のバージョンに適用されます。
- Service Pack 2 Maintenance Release 3 (バージョン 10.3.3.275)
- Service Pack 2 Maintenance Release 2 (バージョン 10.3.0.6294)
- Service Pack 2 Maintenance Release 1 (バージョン 10.3.0.6294)
- Service Pack 2 (バージョン 10.3.0.6294)
信頼ゾーンは、Kaspersky Endpoint Security 10がスキャンしないファイル、フォルダ、およびアプリケーションのリストです。
信頼ゾーンでは、次の操作を実行できます。
- スキャンからファイルとフォルダを除外します。
- アプリケーションをスキャンから除外します。
(信頼できるアプリケーションのリストに追加することによって可能になります)
信頼するオブジェクトとアプリケーションとは
信頼するオブジェクトとアプリケーションは、ユーザーが作成するオブジェクトのリストです。
Kaspersky Endpoint Security 10 for Windows は、このリストにあるオブジェクトについては、監視対象から除外し、制御を行いません。
Kaspersky Endpoint Security 10 for Windows による監視がなくともオブジェクトが間違いなく無害であると確認出来ている場合は、信頼するオブジェクトとアプリケーションに必要なオブジェクトを追加できます。
スキャン対象のフォルダ―とファイルの除外方法
次のスキャン対象フォルダ―とファイルを除外することが可能です:
- ファイルフォーマット
- マスクに一致するファイル
- ハードウェア上の場所(フォルダーやアプリケーションなど)
- アプリケーションプロセス
- ウイルス百科事典に基づくオブジェクト種別(カスペルスキーアンチウイルスにより識別されるステータス)
以下の手順でスキャン対象フォルダ―とファイルの除外設定を行うことが可能です。
- Kaspersky Endpoint Security 10 for Windowsのメイン画面を開きます。
- メイン画面上で「設定」タブをクリックします。
- 左側に表示されている「プロテクション」セクションをクリックします。
- 「信頼するオブジェクトとアプリケーション」の「設定」をクリックします。
- 「信頼ゾーン」画面が開くので、「信頼するオブジェクト」タブをクリックします。
- 「+追加」をクリックします。
- 「信頼するオブジェクト」画面が開くので、「ファイルまたはフォルダ―」にチェックを入れ、「ファイルまたはフォルダ―の選択」をクリックします。
-
「ファイルまたはフォルダ―の名前」画面が開くので、スキャン対象から除外したいファイルまたはフォルダーパスを入力し、「OK」をクリックします。
(フォルダ―パスを設定する場合は末尾が¥で終わるように入力します。)
今回は例として「C:\test\」を除外設定登録します。
- 「OK」をクリックします。
- 「OK」をクリックします。
- 「保存」をクリックします。
Kaspersky Endpoint Security 10 for Windows のインストール中に、Kaspersky Lab のスペシャリストにより推奨されるオブジェクトを信頼リストに追加できます。
Microsoft のサーバーオペレーティングシステムのもとで稼働しているコンピューターに Kaspersky Endpoint Security 10 for Windows をインストールする場合、Microsoft により推奨されるオブジェクトも追加できます。
特定のアプリケーションの動作をスキャン対象から除外する方法
信頼するアプリケーションにアプリケーションのパスを設定頂くことで、該当のアプリケーションの動作をスキャン対象から除外することが可能です。
以下の手順を踏むことで設定頂くことが可能です。
- Kaspersky Endpoint Security 10 for Windowsのメイン画面を開きます。
- メイン画面上で「設定」タブをクリックします。
- 左側に表示されている「プロテクション」セクションをクリックします。
- 「信頼するオブジェクトとアプリケーション」の「設定」をクリックします。
- 「信頼ゾーン」画面が開くので、「信頼するアプリケーション」タブをクリックします。
- 「+追加」をクリックし、「参照」を選択します。
- スキャン対象から除外したいアプリケーションを開きます。
-
「信頼するアプリケーション」画面が開くので、設定を行いたい除外設定にチェックを入れます。
(ネットワーク接続の行うアプリケーションの場合、「ネットワークトラフィックをスキャンしない」にチェックを入れ、
接続先のIPアドレスとポート番号を設定してください。)
-
「OK」をクリックします。
(今回は例として「test.exe」を信頼するアプリケーションに設定しています。)
- リストに追加されたことを確認し、「OK」をクリックします。
- 「保存」をクリックします。
脅威の種別
脅威の種別は、スキャン中にアンチウイルスによりオブジェクトに割り当てられるステータスです。
ステータスは、Kaspersky Lab のウイルス百科事典の悪意のあるソフトウェアと潜在的に危険なソフトウェアの分類に従って割り当てられます。