暗号化モジュールは、本製品の Kaspersky Endpoint Security 10 Service Pack 2 以降のバージョンのインストールパッケージに含まれています。そのため、Kaspersky Endpoint Security 10 Service Pack 2 Maintenance Release 2 for Windows は、以前のバージョンの Kaspersky Endpoint Security 向けにリリースされた AES 暗号化モジュールと互換性がありません。
本製品の配布パッケージからのインストール時、ディスク全体の暗号化(FDE)またはファイルレベル暗号化(FLE)をオンにすると、暗号化に必要なすべてのライブラリが自動的にインストールされます。
インストールされている暗号化モジュールを自動的にアップグレードするには、Kaspersky Endpoint Security 10 Service Pack 2 Maintenance Release 2 の適切な配布パッケージを使用してください:
- kes10winsp2_mr2_<言語コード>_aes256 – 実効鍵長 256 ビットの AES 暗号化モジュールをアップグレードする場合
- kes10winsp2_mr2_<言語コード>_aes56 – 実効鍵長 56 ビットの AES 暗号化モジュールをアップグレードする場合
※日本では256のインストーラのみ提供しています。56については日本国内で提供していません。
使用している暗号化の鍵長を変更する場合、本製品を Service Pack 2 Maintenance Release 2 にアップグレードする前に、使用している AES 暗号化モジュールを削除する必要があります。
暗号化モジュールの削除またはアップグレードの前に、ディスク全体の暗号化(FDE)機能を使用して暗号化されたすべてのハードディスクを復号化する必要があります。暗号化モジュールの削除後は、フォルダーレベル暗号化(FLE)ファイルへアクセスできなくなります。
以下の構成からアップグレードする場合、インストールされている暗号化モジュールが自動的に削除され、暗号化に必要なすべてのライブラリがインストールされます:
※アップグレード時に暗号化モジュールの削除が伴うため、アップグレード前に暗号化を復元してください。
- Kaspersky Endpoint Security 10 Service Pack 1(ビルド 10.2.2.10535)と暗号化モジュール 1.0.2.1068
- Kaspersky Endpoint Security 10 Service Pack 1 Maintenance Release 1(ビルド 10.2.2.10535(MR1))と暗号化モジュール 1.0.2.1068
- Kaspersky Endpoint Security 10 Service Pack 1 Maintenance Release 2(ビルド 10.2.4.674)と暗号化モジュール 1.1.0.73
- Kaspersky Endpoint Security 10 Service Pack 1 Maintenance Release 3(ビルド 10.2.5.3201)と暗号化モジュール 1.1.0.73
- Kaspersky Endpoint Security 10 Service Pack 1 Maintenance Release 4(ビルド 10.2.6.3733)と暗号化モジュール 1.1.0.73
本製品の Service Pack 1(ビルド 10.2.2.10535)または Service Pack 1 Maintenance Release 1(ビルド 10.2.2.10535(MR1))と暗号化モジュール 1.0.0.724 または 1.0.1.814 がコンピューターにインストールされている場合、本製品をアップグレードする前に、暗号化モジュールを 1.0.2.1068 にアップグレードする必要があります。
本製品の Service Pack 1 Maintenance Release 2(ビルド 10.2.4.674)または Service Pack 1 Maintenance Release 4(ビルド 10.2.6.3733)と暗号化モジュール 1.0.0.724、1.0.1.814、1.0.2.1068 のいずれかがコンピューターにインストールされている場合、本製品をアップグレードする前に、暗号化モジュールを 1.1.0.73 にアップグレードする必要があります。