Kaspersky Security Center 12.1 パッチ A 同梱版 (バージョン 12.0.0.7734a) リリース情報
更新日: 2022年09月21日
Article ID: 15558
Kaspersky Security Center 12.1 パッチ A 同梱版 (バージョン 12.0.0.7734a) を 2020 年 7 月 10 日にリリースしました。
インストール手順 / アップグレード手順
パッチがインストールされているか確認する方法
- Kaspersky Security Center を開き、[ レポート ] タブを選択します。
- [ カスペルスキー製品バージョンレポート ] を選択し、コンテキストメニューから [ プロパティ ] を選択します。
- [ レポートのフィールド ] セクションに移動し、[ 詳細フィールド ] タブを選択します。
- [ インストール済みのアップデート ] 個所のチェックボックスにチェックを入れ [ OK ] をクリックします。
インストールされているパッチに関する情報がリストに表示されます。
修正点/改良点
Kaspersky Security Center 12.1
- Microsoft Windows 10 20H1 オペレーティングシステムをサポートするようになりました。
- 次の問題点が修正されました:
- デバイスのプロパティに、親グループ用に作成したアクティブなポリシーが表示されない問題が修正されました。
- プロキシサーバーの設定が変更されないと、ディストリビューションポイントの設定が転送されない問題が修正されました。
- 適用できないパッチがアップデートに表示される問題が修正されました。
- Kaspersky Endpoint Security for Windows をアップデートすると、管理対象デバイスの一部のポリシー設定が編集可能となる問題が修正されました。
- Kaspersky Endpoint Security for Android のポリシーが表示されない問題が修正されました。
- タグを使用してデバイスの抽出を作成できない問題が修正されました。
- 管理サーバーの階層構造で XLS 形式のレポートを作成できない問題が修正されました。
- iPad デバイス(iPadOS 13.3 以降)が認識されない問題が修正されました。
- デスクトップ共有を使用した接続中に、接続に関する通知が表示されない問題が修正されました。
- スレーブ管理サーバーに関する一部の情報がレポートに記載されない問題が修正されました。
- Linux で動作しているコンピューターのアドレスが IPv6 である場合ネットワークエージェントがインストールできない問題が修正されました。
- 次の場合に DBMS に高負荷がかかる問題が修正されました:オーナーのロールに基づくポリシープロファイルの有効化の条件が管理対象アプリケーションに含まれる場合、または管理サーバーに大量のアカウントが保管されている場合(内部ユーザーアカウントおよび Active Directory アカウント)。
- Kaspersky Endpoint Security デバイスのイベントログに次のエントリが含まれる問題が修正されました:「コンポーネントのステータスに無効なデータがあります。#1187 Bad parameter "KLCONN_PRCST_COMPONENT_STATUS"」
Kaspersky Security Center 12.1 Web コンソール
- クラウド環境での利用
- Kaspersky Security Center 12.1 Web コンソールを使用して、Kaspersky Security Center をクラウド環境で使用できます。使用できる環境は、Amazon Web Services、Microsoft Azure、Google Cloud があります(各環境自体の利用は Kaspersky Security Center の基本機能の範囲外なので、それぞれの専用のライセンスが必要です)。クラウド環境設定ウィザードを実行し、クラウドデバイスの保護の初期設定を実行できます。クラウドデバイスに対するその他の操作を実行したり、クラウド環境のデータベース管理システム(DBMS)を使用して、管理サーバーデータのバックアップタスクを作成したりすることも可能です。
- クライアントデバイスへのリモート接続
- リモートデスクトップ共有と Windows デスクトップ共有
- デバイスにインストールされているネットワークエージェントを使用して、クライアントデバイスのデスクトップへ接続できます(ネットワークエージェントを使用したデバイスへのリモート接続は、クライアントデバイスの TCP ポートと UDP ポートが閉じている場合でも可能です)。どちらの場合も、klsctunnel ツールが必要です。
- クライアントデバイスのリモート診断
- クライアントデバイスのリモート診断が実行できます:トレースファイルの使用、システム情報とイベントログのダウンロード、クライアントデバイス上のアプリケーションの開始と停止、レポートの生成が可能です。
- デバイスを管理グループへ移動する目的でのデバイスの IP アドレスのリストの使用
- 別の管理グループへ移動するデバイスの IP アドレスのリストを作成し、そのリストをデバイスの移動ウィザードのステップで使用できます。
- 複数デバイスの強制同期の実行
- 選択した複数デバイスで同期が実行されているかどうかをリアルタイムで正確に把握する必要がある場合、これらのデバイスを管理サーバーと強制的に同期できます。
- インターフェイスの改善
- Kaspersky Security Center 12.1 Web コンソールのログインページから言語を選択できるようになりました。
- デバイス階層構造の表示が、別のインターフェイス要素に遷移した後でも [ デバイス ] メニューで保持されるようになりました。
- 次の問題点が修正されました:
- Web コンソールのインストール中に、証明書が保管されているフォルダー名にロシア語(キリル文字)が使用されていると正しく表示されない問題。
- [ 管理デバイスグループ ] の [ アクセス権 ] のセクションに、ユーザーリストが表示されない問題。
- Mozilla Firefox で、表のスクロールバーが二重に表示される問題。
- [ 保存 ] と [ キャンセル ] のボタンが二重に表示される問題。
- タスクの追加ウィザードで設定したパスワードが、アプリケーションのアンインストールタスクのプロパティで変更できない問題
- 管理対象アプリケーションのタグに対して、ページ上で [ すべて選択 ] のチェックボックスがグレーアウトされた状態になり使用できない問題。
既知の問題
Kaspersky Security Center 12.1
- Preboot Execution Environment(PXE)を使用した Windows 10(バージョン 20H1)の導入はサポートされていません。
Kaspersky Security Center 12.1 Web コンソール
- Kaspersky Security Center 12.1 Web コンソールを使用して、管理サーバーのパッチをインストールすることはできません。管理サーバーのパッチのインストールに使用できるのは管理コンソールのみです。
- Zip Slip または Zip Bomb の可能性がある攻撃に関するメッセージは英語のみで表示されます。
- ポーランド語版の Kaspersky Security Center 12.1 Web コンソールでは、ライセンスのアクティベーション日が MM/DD/YYYY 形式で表示されます。
- ユーザーに割り当てられたロールのリストからロールのプロパティウィンドウが開けません。
- 管理グループにデバイスを移動した後も未割り当てデバイスのリストが更新されません。
- 通知を日付順にソートできません。