Virus.Win32.Gpcode.ak によって暗号化されたファイルを復号化するためのツール(PhotoRec)
更新日: 2022年09月20日
Article ID: 1809
Virus.Win32.Gpcode.ak マルウェアは、DOC、TXT、PDF、XLS、JPG、PNG、CPP などのさまざまな形式のファイルを暗号化します。Virus.Win32.Gpcode.ak によって暗号化された ファイル を復号化するには、PhotoRec ツールを使用します。
感染しないように対策するには:
- カスペルスキー インターネット セキュリティ をダウンロードしてインストールします。画面ロックやファイル暗号化を行うマルウェアから保護する機能が搭載されています。
- インストール後は、こちらのサポートページ に記載の手順で設定を行うことを推奨します。
PhotoRec ツールを使用してファイルを復号化する方法
本作業には、USB ドライブなどの外部ストレージドライブが必要になります。
- ベンダーの web サイト から、TestDisk のアーカイブをダウンロードしてファイルを抽出します。
- 抽出したファイルを外部ストレージドライブに保存します。
- 感染した PC に外部ストレージドライブを接続します。
- 抽出したファイルが保存されているフォルダを開き、photorec_win.exe を実行します。
- ツールが保存されているディスクを選択し、Enter キーを押します。
- スキャンするディスクパーティションを選択し、キーボードの Enter キーを押します。ディスクに複数のパーティションがある場合は、各パーティションに対してこの手順を繰り返し行います。
- ファイルシステムの種類を選択し、キーボードの Enter キーを押します。
- 暗号化されたファイルをスキャンするディスク領域を選択し、キーボードの Enter キーを押します。
- 復号化されたファイルを保存するフォルダーを指定します:
-
ルートフォルダに移動します。移動するには、「 ... 」フォルダを 2 回選択します。
- 外部ストレージドライブを選択します。
- 復号化されたファイルを保存するフォルダーを外部ストレージドライブ上に作成します。
ファイル名の例:Recovered -
"c" で作成したフォルダーを選択します。
- キーボードの Y キーを押します。
-
- スキャンが完了するまでお待ちください。
復号化されたファイルは、t*.jpg や t*.txt などのファイル名形式で、外部ストレージ上の指定したフォルダに保存されます。