Kaspersky Endpoint Security 10 for Windows は、Windows コマンドラインプロンプトからインストールできます。
コマンドラインプロンプトからセットアップウィザードを開始する方法
セットアップウィザードを開始するには次のコマンドを使用します:
- msiexec /i <インストールパッケージのパス>\<インストールパッケージ名>
例:msiexec /i "C:\kes 10.1\en\exec\Kes10win_x64.msi"
- < setup.exe のパス>\setup.exe
例:"C:\kes 10.1\en\exec\setup.exe"
サイレントインストールを開始する方法
サイレントモード(ウィザードを使用しない方法)で製品のインストールまたはアップグレードを行うには、次のコマンドを実行します:
- msiexec /i <インストールパッケージのパス\インストールパッケージ名> EULA=1 KSN=1 KLPASSWD=<パスワード> KLPASSWDAREA=<保護領域> ALLOWREBOOT=1 /qn
- または setup.exe /pEULA=1 /pKSN=1 /pKLPASSWD=<パスワード> /pKLPASSWDAREA=<保護領域> /pALLOWREBOOT=1 /s
ここで(両方のコマンド共通):
EULA=1 は、 使用許諾契約書に同意することを意味します。EULA=0 の場合、インストールは実行されません。
KSN=1 は、Kaspersky Security Network(KSN)プログラムへの参加に同意することを意味します。これは既定値のない必須パラメータです。
KLPASSWD は、製品での特定の処理やアプリケーション設定の変更を許可するパスワードを設定します。
KLPASSWDAREA は、KLPASSWD と組み合わせて使用し、次のいずれかを指定できます:
SET - アプリケーション設定を変更するためのパスワードを設定します。
EXIT - 製品を終了するためのパスワードを設定します。
DISPROTECT - 保護機能を無効にしたり、スキャンを停止したりするためのパスワードを設定します。
DISPOLICY - Kaspersky Security Center 10 のポリシーを無効化するためのパスワードを設定します。
UNIST - 製品をアンインストールするためのパスワードを設定します。
DISCONTRL - 管理機能(アプリケーション起動コントロール、アプリケーション権限コントロール、ぜい弱性スキャン、デバイスコントロール、ウェブコントロール)を無効にするためのパスワードを設定します。
REMOVELIC - ライセンス情報を削除するためのパスワードを設定します。
ALLOWREBOOT=1 は、必要に応じてシステムを再起動することに同意することを意味します。他の指定がない限り、既定では ALLOWREBOOT=0 に設定されます。
例:msiexec /i "C:\kes 10.1\en\exec\Kes10win_x64.msi" EULA=1 KSN=1 KLPASSWD=passwordKLPASSWDAREA=EXIT ALLOWREBOOT=0 /qn
または "C:\kes 10.1\en\exec\setup.exe" /pEULA=1 /pKSN=0 /pKLPASSWD=P@ssw0rd /pKLPASSWDAREA=SET /pALLOWREBOOT=1 /s
ファイル setup.ini を使用する方法
サイレントアプリケーションインストールには、ファイル setup.ini を使用できます。このファイルでは一般的なインストールパラメータが指定されています。
setup.ini の詳しい説明
ファイル setup.ini は Kaspersky Endpoint Security 10 for Windows インストールファイルが入っているフォルダーにコピーしてください。
データ(設定)ファイルを使用する方法
設定ファイルにより、インストール後ただちに必要な設定を製品に導入できます。
install.cfg の詳しい説明
設定ファイル install.cfg は Kaspersky Endpoint Security 10 for Windows のインストールファイルが入っているフォルダーにコピーしてください。