Kaspersky Endpoint Security for Linux

コマンドラインを使用したユーザーロールの管理

コマンドライン経由のKaspersky Endpoint Security 機能へのアクセスは、ユーザーのロールに応じて提供されます。ロールは、製品の管理に使用する一連の権限や特権です。

システムユーザーの 4 つのグループ(kesladminkesluserkeslauditnokesl)がオペレーティングシステムに作成されます。システムユーザーに製品のロールを割り当てると、ユーザーは対応するロールのグループに追加されます(下のロールの表を参照してください)。ユーザーのロールを取り消すと、対応するロールのグループからそのユーザーが削除されます。

Kaspersky Endpoint Security のロールがシステムユーザーに割り当てられていない場合、そのユーザーは権限のないユーザーという別のグループに所属することになります。

このように、ロールはオペレーティングシステムのユーザーの、4 つのグループに対応します:

  • kesladmin – Administrator のロール。
  • kesluser – ユーザーのロール。
  • keslaudit – Auditor のロール。
  • nokesl – 他のロールが割り当てられていない場合に割り当てられます。この場合、ユーザーは権限のない別のユーザーグループに属します。

    ユーザーロール

    ロール名

    製品内のロール

    OS のユーザー

    権限

    Administrator

    admin

    kesladmin

    本製品とタスクの設定の管理。

    製品のライセンスの管理。

    ユーザーへのロールの割り当て。

    ユーザーロールを取り消す(管理者には、自分から管理者のロールを取り消す権利はありません)。

    ユーザーの保管領域の表示と管理。

    User

    user

    kesluser

    ユーザーファイルスキャンタスクのみを管理します。

    アップデートタスクの開始と停止。

    このユーザーが作成したタスクのレポートを表示します。

    製品の全ユーザーに共通である特定のイベントの表示。

    Auditor

    audit

    keslaudit

    製品設定の表示

    製品のステータスの表示。

    全タスク、その設定、および開始スケジュールの表示。

    全イベントの表示。

    バックアップ内の全オブジェクトの表示。

    nokesl

    アプリケーションにロールが割り当てられていません。権限がありません。

このセクションの内容

ユーザーとロールのリストの表示

ユーザーへのロールの割り当て

ユーザーロールの取り消し