Kaspersky Endpoint Security for Linux

クラウドサンドボックス

クラウドサンドボックステクノロジーにより、デバイス上の高度な脅威を検出できます。Kaspersky Endpoint Security アプリケーションは、検出されたファイルを分析のためにクラウドサンドボックスに自動的に送信します。クラウドサンドボックスは、これらのファイルを隔離された環境で実行して悪意のあるアクティビティを検出し、これらのファイルの評判を判断します。これらのファイルに関する情報は、 Kaspersky Security Networkに送信されます。したがって、クラウドサンドボックスが悪意のあるファイルを検出すると、Kaspersky Endpoint Security は、このファイルを検出したすべてのデバイスで脅威を排除するための処理を実行します。

クラウドサンドボックスを機能させるには、Kaspersky Security Network の使用を有効にする必要があります。

Kaspersky Private Security Network を使用している場合、クラウドサンドボックステクノロジーは利用できません。

クラウドサンドボックステクノロジーは常に有効になっており、本製品で使用しているライセンスの種別に関係なく、Kaspersky Security Network のすべてのユーザーが利用できます。Kaspersky Endpoint Detection and Response Optimum ソリューションを導入している場合は、クラウドサンドボックスを使用して検出された脅威に対して、Web コンソールで別のカウンターを有効にすることができます。クラウドサンドボックスによって検出された脅威のカウンターも GUI レポートに表示されます。このカウンターを使用して、検出された脅威を分析するときに統計を収集できます。

Web コンソールでクラウドサンドボックスカウンターを有効にします：

1. Web コンソールのメインウィンドウで、アセット（デバイス） → ポリシーとポリシープロファイルタブを順に選択します。

   ポリシーのリストが表示されます。

2. ポリシーを適用するデバイスを含む管理グループを選択します。そのためには、ウィンドウ上部の［現在のパス］フィールドのリンクをクリックし、開いたウィンドウで管理グループを選択します。

   リストには、選択した管理グループに設定されているポリシーが表示されます。

3. リスト内の必要なポリシーの名前をクリックします。

   ポリシーのプロパティウィンドウが表示されます。

4. ［ポリシープロパティ］ウィンドウで、［製品設定］→［Detection and Response］→［Endpoint Detection and Response Optimum］の順に選択します。
5. ［クラウド サンドボックス］の下で、「クラウドサンドボックス」のトグルスイッチを有効にします。
6. ［OK］をクリックします。
7. 保存をクリックして、変更内容を保存します。