Kaspersky Endpoint Security 10 for Mac

スキャン

ファイルアンチウイルスウェブアンチウイルスによるコンピュータのリアルタイム保護に加え、ウイルスやその他のコンピュータのセキュリティの脅威がないか、コンピュータを定期的にスキャンしてください。コンピュータのスキャン実行は、保護コンポーネントによって検知されなかったマルウェアの拡散を防ぐために必要です。

Kaspersky Endpoint Security には、次のスキャンタスクが組み込まれています:

  • 完全スキャン

    コンピュータのメモリ、スタートアップオブジェクト、すべての内部ドライブをスキャンします。

  • 簡易スキャン

    コンピュータの重要領域(メモリ、スタートアップオブジェクト、システムフォルダ)のみをスキャンします。

  • オブジェクトスキャン

    指定されたオブジェクト(ファイル、フォルダ、ドライブ、リムーバブルドライブ)をスキャンします。

各スキャンは、手動で開始し、指定されたスキャン範囲で実行されます。悪意のあるオブジェクトの識別には、シグネチャ分析を使用します。シグネチャ分析に加え、ヒューリスティック分析やその他のスキャン技術も使用します。

完全スキャンと簡易スキャンを開始する

オブジェクトスキャンを開始する

スキャンを停止する

完全スキャン]と[簡易スキャン]タスクは、指定のスケジュールで自動的に実行されるように設定することができます。

完全スキャンと簡易スキャンのスケジュールを設定する

完全スキャンおよび簡易スキャンのタスクには、スキャン範囲はすでに含まれています。完全スキャンでは、コンピュータのメモリ、スタートアップオブジェクト、およびすべての内部ドライブをスキャンします。簡易スキャンでは、コンピュータのメモリ、スタートアップオブジェクト、システムフォルダをスキャンします。完全スキャンと簡易スキャンのスキャン範囲は変更することができます。

完全スキャンおよび簡易スキャンのスキャン対象ファイルまたはフォルダを追加または削除する

完全スキャンおよび簡易スキャンの既定のオブジェクトリストから、オブジェクトをスキャン範囲に追加する

完全スキャンまたは簡易スキャンのスキャン対象オブジェクトの保護を無効にする

各スキャンタスクに対して、事前に設定されているセキュリティレベルを選択できます:

  • 最大の保護 - コンピュータ全体、または個々のディスク、フォルダ、ファイルの完全スキャンを保証するセキュリティレベル。このセキュリティレベルは、コンピュータが感染している可能性がある場合に推奨します。
  • 推奨 - Kaspersky Lab が推奨する環境設定を使用するセキュリティレベル。
  • 速度重視 - このセキュリティレベルでは、スキャンされるファイルの範囲が狭いため、大量のシステムリソースを必要とする他のアプリケーションを使用するときに有効です。

既定では、スキャンタスクは[推奨]のセキュリティレベルで実行されます。[最大の保護]または[速度重視]を選択することで、それぞれスキャンの範囲を広げたり狭めたりできます。現在のセキュリティレベルの環境設定を編集することもできます。この場合、セキュリティレベルの名前は[カスタム]に変わります。

セキュリティレベルを選択する

現在のセキュリティレベルの環境設定を編集する

既定のスキャン環境設定を復元する

感染したオブジェクトの検知時には、このオブジェクトに対して行う処理の選択をユーザに求める通知が表示されます。オブジェクトの検知時に実行する処理を変更することができます。

ファイルで脅威を検知した場合は、検知した悪意のあるプログラムの種別(たとえば「ウイルス」や「トロイの木馬」)が特定されます。

スキャン中のオブジェクトに対する処理を選択する

感染したファイルを駆除または削除する前に、そのファイルのコピーがバックアップに保存されるので、必要に応じて元のファイルを復元することができます。

スキャンタスクの結果および検知したすべての脅威に関する情報は、スキャンタスクのレポートに記録されます。

スキャンのレポートを表示する