Kaspersky Endpoint Security 10 for Mac

アップデートタスク

定義データベースを適切にアップデートすることで、コンピュータが保護された状態を維持できます。ファイルアンチウイルスウェブアンチウイルス、およびスキャンの各タスクでは、定義データベースを使用して、コンピュータ上のマルウェアを検知し、無害化します。定義データベースは定期的にアップデートされ、新しい脅威とそれらを除去する方法が追加されます。そのため、定義データベースをアップデートすることが重要です。

既定では、Kaspersky Lab のアップデートサーバから定義データベースと製品モジュールがダウンロードされ、コンピュータにインストールされます。

定義データベースのアップデートを開始する

Kaspersky Lab のアップデートサーバが、Kaspersky Endpoint Security のアップデートの主な入手元です。アップデート元には、Kaspersky Security Center のサーバ、ローカルフォルダおよびその他の Web サーバを使用することもできます。

アップデート元を選択する

注意:アップデートサーバからアップデートパッケージをダウンロードするには、インターネットに接続する必要があります。プロキシサーバを使用してインターネットに接続する場合は、ネットワーク設定が必要になることがあります。

定義データベースのアップデートは、次のいずれかの方法でダウンロードできます:

  • 自動:アップデートサーバにあるアップデートを定期的にチェックします。チェックの頻度は、ウイルス発生時には高くなり、その後は低くなります。最新のアップデートがサーバにある場合は、バックグラウンドモードでダウンロードされ、お使いのコンピュータにインストールされます。これが既定のアップデート方法です。
  • 手動:この場合は、Kaspersky Endpoint Security を手動でアップデートしてください。
  • カスタム:スケジュールに従って自動的にアップデートされます。

既定では、Kaspersky Endpoint Security モジュールのアップデートは自動的にダウンロードされ、コンピュータにインストールされます。

Kaspersky Endpoint Security のアップデートのモードを選択する

Kaspersky Endpoint Security のアップデートスケジュールを設定する

アップデート時、定義データベースと製品モジュールが、アップデート元にある最新のバージョンと比較されます。最新バージョンの定義データベースがコンピュータにインストールされている場合は、定義データベースが最新の状態であるというメッセージが[アップデート]ウインドウかプロテクションセンターに表示されます。製品のバージョンと定義データベースがアップデート元の最新のものと異なる場合は、アップデートファイルの差分のみがコンピュータにインストールされます。定義データベース全体をコピーしないため、アップデート速度が増し、インターネットトラフィックが軽減されます。

製品モジュールのアップデートの自動ダウンロードおよびインストールを無効にする

プロキシサーバを経由してインターネットに接続する場合は、プロキシサーバ接続の環境設定を行えます。この環境設定は、定義データベースのアップデートや製品モジュールのアップデートをダウンロードするときに使用されます。

プロキシサーバへの接続を設定する

ロールバックが必要となる場合に備え、定義データベースのアップデート前にバックアップコピーが作成されます。ロールバック機能は、新しいバージョンの定義データベースに正しくないシグネチャが存在することが原因で、Kaspersky Endpoint Security が安全なアプリケーションをブロックする場合などに役立ちます。

注意:定義データベースが破損した場合は、アップデートを開始して最新の定義データベースをダウンロードし、インストールしてください。

前回のアップデートのロールバック

Kaspersky Endpoint Security をアップデートする際、ダウンロードしたアップデートファイルをローカルのアップデート元にコピーできます。ダウンロードしたアップデートファイルのローカルコピーを使用して、企業ネットワーク上の他のコンピュータの Kaspersky Endpoint Security の定義データベースと製品モジュールをアップデートすることにより、インターネットのトラフィックを削減できます。

次のようにアップデートの配信を設定できます:

  1. ネットワーク上のコンピュータのうちの 1 台が Kaspersky Lab のアップデートサーバまたは別のアップデート元から Kaspersky Endpoint Security のアップデートパッケージを取得します。取得したアップデートは、共有フォルダに置かれます。

    注意:共有フォルダは、あらかじめ作成しておく必要があります。

  2. ネットワーク上の他のコンピュータは、共有フォルダをアップデート元として参照します。

    ローカルコンピュータへのアップデートの配信

ローカルフォルダへのアップデートのコピーを有効にする

現在のアップデートの進行状況に関する情報(進捗状況)は、[アップデート]ウインドウの下部、メインウインドウプロテクションセンターに表示されます。

アップデートの実行結果に関する詳細は、アップデートのレポートに記録されます。

アップデートのレポートを表示する