Kaspersky Security Center Linux のフェールオーバークラスターノードの Kaspersky Security Center Linux のアップグレード

以前のバージョンの管理サーバーがインストールされている Kaspersky Security Center Linux のフェールオーバークラスターノードのすべてにバージョン 14.2 の管理サーバーをインストールすることができます(バージョン 14 以降)。バージョン 14.2 にアップグレードすると、以前のバージョンの管理サーバーのデータと設定がすべて維持されます。

以前にデバイスに Kaspersky Security Center Linux をローカルにインストールした場合は、インストールファイルまたはバックアップを使用して、これらのデバイスの Kaspersky Security Center Linux をアップグレードすることもできます。

Kaspersky Security Center Linux のフェールオーバークラスターノードの Kaspersky Security Center Linux をアップグレードするには:

  1. カスペルスキーの Web サイトから、バージョン 14.2 の完全なパッケージを含む Kaspersky Security Center Linux インストールファイルをダウンロードします:
    • RPM ベースのオペレーティングシステムを実行しているデバイスの場合 — ksc64-<バージョン番号>-<ビルド番号>.x86_64.rpm
    • Debian ベースのオペレーティングシステムを実行しているデバイスの場合 — ksc64_<バージョン番号>-<ビルド番号>_amd64.deb
  2. クラスターを停止します
  3. クラスターのアクティブノードで、管理サーバーで使用するパッケージマネージャーを使用して、インストールパッケージをアップグレードします。

    たとえば、ルート権限を持つアカウントで、コマンドラインターミナルを使用して次のコマンドを使用できます:

    • RPM ベースのオペレーティングシステムのデバイスの場合:

      $ sudo rpm -Uvh --nodeps --force ksc64-<バージョン番号>-<ビルド番号>.x86_64.rpm

    • Debian ベースのオペレーティングシステムのデバイスの場合:

      $ sudo dpkg -i ksc64_<バージョン番号>-<ビルド番号>_amd64.deb

    コマンドが正常に実行されると、/opt/kaspersky/ksc64/lib/bin/setup/postinstall.pl スクリプトが作成されます。これに関するメッセージがターミナルに表示されます。

  4. アップグレードされた管理サーバーを設定するには、/opt/kaspersky/ksc64/lib/bin/setup/postinstall.pl スクリプトを実行します。
  5. コマンドラインターミナルに表示される使用許諾契約書とプライバシーポリシーを読みます。使用許諾契約書とプライバシーポリシーの諸条件すべてに同意する場合:
    1. 「Y」と入力して、EULA の諸条件をすべて読み、理解した上で条項に同意することを確認します。
    2. 「Y」ともう一度入力して、データの取り扱い方法を記載しているプライバシーポリシーをすべて読み、理解した上で条項に同意することを確認します。

    「Y」と 2 回入力すると、製品のデバイスへのインストールが続行されます。

  6. 「2」を入力して、アップグレードするノードを選択します。

    下の図は、最後の 2 つの手順を示しています。

    「Y」と入力して EULA とプライバシーポリシーの条項に同意し、Admin.Server インストールモードを選択します。

    EULA とプライバシーポリシーの条項に同意し、コマンドラインターミナルでインストールモードを選択する

    次に、スクリプトにより管理サーバーのアップグレードが設定され、終了します。アップグレード中は、アップグレード前に変更した管理サーバーの設定は変更することができません。

  7. パッシブノードで手順 3 ~ 5 を実行します。

    ステップ 6 で、「3」を入力してノードを選択します。

  8. クラスターを開始します

    クラスターは任意のノードで開始できることに注意してください。パッシブノードでクラスターを起動すると、それがアクティブノードになります。

    この結果、Kaspersky Security Center Linux のフェールオーバークラスターのノードに最新版の管理サーバーがインストールされました。

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