メッセージ処理ルールの構成例

本セクションには、組織のニーズを満たすメッセージ処理ルールの設定の例が含まれています。

特定の AD グループに属すユーザーのみに外部メッセージの送信を許可
次のルールセットを作成します：
1. 特定の Active Directory グループに属すユーザーが送信する送信メッセージに対して処理ルールを作成します。
  1. ［スキャンモジュールの設定を使用］モードを選択します。
  2. 送信者リストで、外部メールアドレスにメッセージを送信できるようにする Active Directory ユーザーグループを指定します。
  3. 受信者のリストには、「*」と入力します。
2. ドメインユーザーが相互に送信するメッセージに対するメッセージ処理ルールを作成します。
  このようなメールトラフィックが Kaspersky Secure Mail Gateway を通過しない場合には、この手順をスキップします。
  1. ［スキャンモジュールの設定を使用］モードを選択します。
  2. 送信者のリストで、すべてのローカルドメインを指定します。
  3. 受信者のリストで、すべてのローカルドメインを指定します。
3. 社内のすべてのメールドメインから任意のメールアドレスに対して送信される送信メッセージを拒否するルールを作成します。
  1. 組織のポリシーに応じて、［スキャンせずに拒否］または［送信者に通知せずに削除］モードを設定します。
  2. 送信者のリストで、組織のすべてのメールドメインを指定します。
  3. 受信者のリストには、「*」と入力します。
プリセットルールが受信メッセージの処理に使用されます。
その結果、特定の Active Directory グループに属するユーザーによって送信された外部メッセージが許可され、その他のユーザーによるメッセージは拒否されるメッセージ処理ルールが構成されました。
送信メッセージのフィルタリングを無効化するルールの構成
これには、次の設定のルールを作成します：
1. ［スキャンモジュールの設定を使用］モードを選択し、不必要なスキャンモジュールを無効にします。
  情報セキュリティを確保するため、代わりに［スキャンせずにスキップ］モードを使用することは推奨されていません。
2. 送信者のリストで、送信メッセージをスキャンしない社内メールサーバーの IP アドレス、またはローカルドメインを指定します。
3. ［メール］タブにある受信者のリストで、「*」を入力します。
受信メッセージのフィルタリングを無効にするルールが設定されます。その他のドメインからの受信メッセージのフィルタリングは、引き続き有効です。