目次
PCクリーナー
このセクションでは、カスペルスキー スモール オフィス セキュリティを使用して、コンピューターから削除する必要の可能性があるアプリケーションおよびブラウザー拡張機能を検知する方法について説明します。
PCクリーナーについて
カスペルスキー スモール オフィス セキュリティでは、コンピューターを調べて、削除する必要があると思われるアプリケーションおよびブラウザー拡張機能の有無を確認できます。例として、ユーザーの同意を得ずにインストールされたアプリケーションおよびブラウザー拡張機能や、ユーザーがほとんど使用していないアプリケーションおよびブラウザー拡張機能などが該当します。
カスペルスキー スモール オフィス セキュリティは、コンピューターにインストールされているアプリケーションおよびブラウザー拡張機能を定期的に解析し、削除対象となり得る理由を特定します。検知されたアプリケーションおよびブラウザー拡張機能はカテゴリ別に分類されます。
インストールされたアプリケーションおよびブラウザー拡張機能の解析を手動で実行したり、解析のスケジュールを設定したりできます。
検知されたアプリケーションおよびブラウザー拡張機能の情報は、[通知センター]ウィンドウに表示されます。検知されたオブジェクトのリストは通知センターから確認できます。
残しておくアプリケーションおよびブラウザー拡張機能は、除外リストに追加することができます。除外リストは、確認および編集できます。
[迷惑なアプリケーションを報告する]をクリックして、問題を引き起こしているアプリケーションに関する情報をカスペルスキーに送信できます。
カスペルスキー スモール オフィス セキュリティがファイルサーバーにインストールされている場合、この機能は使用できません。
トップに戻るオブジェクトの解析を手動で開始する方法
オブジェクトの解析を手動で開始するには:
- メインウィンドウを表示します。
- [便利ツール]をクリックします。
[便利ツール]ウィンドウが表示されます。
- [便利ツール]ウィンドウで[整理整頓と最適化]セクションに移動します。
- [PCクリーナー]をクリックして[PCクリーナー]ウィンドウを開きます。
- [実行]をクリックします。
オブジェクトの解析が開始されます。解析の結果に関する情報が、検知されたアプリケーションおよびブラウザー拡張機能のリストへのリンクとして、ウィンドウに表示されます。このリンクをクリックすると、検知されたオブジェクトのリストが表示されます。
トップに戻る解析のスケジュールを設定する方法
インストールされたアプリケーションおよびブラウザー拡張機能の解析のスケジュールを設定するには:
- メインウィンドウを表示します。
をクリックします。
[設定]ウィンドウが表示されます。
- [プロテクション]セクションを選択します。
- [アプリケーションマネージャー]を選択します。
[アプリケーションマネージャーの設定]ウィンドウが表示されます。
- [PCクリーナー]セクションで、[インストールされたアプリケーション、ブラウザー拡張機能を分析する]をオンにします。
- [スケジュールを設定する]をクリックすると[スケジュール]ウィンドウが開きます。
- [分析の実行]ドロップダウンリストで、次のいずれかを選択します:
- 自動で開始:このオプションを選択すると、既定で設定された時間から24時間ごとに分析が実行されます。
- 毎分 / 毎時 / 毎日 / 毎週 / 毎月 / 指定した時刻これらのオプションの1つを選択すると、指定されたスケジュールで分析を実行します。これらのオプションが選択されている場合、[本製品の実行を遅らせる時間: N 分]が使用できます。
- 本製品の起動後:カスペルスキー スモール オフィス セキュリティの開始後、[開始する時間: N 分] で指定された時間待機してから分析を実行します。
- アップデート後.新しいアップデートパッケージをダウンロードしてインストールした後に分析を実行します。
- スケジュールされた分析が実行できなかった場合、そのあとでコンピューターが起動したときに分析を実行するには、[コンピューターがオフの場合、オブジェクトの分析を翌日に実行する]をオンにします。このチェックボックスをオフにすると、スケジュールされた時刻にコンピューターの電源がオンになっている場合のみ分析を実行します。
- コンピューターで作業をしていないときのみオブジェクトを分析し、作業中にコンピューターリソースの負荷を増やさない場合、[スクリーンセーバーが有効、またはコンピューターがロックされているときにのみオブジェクトの分析を実行する]をオンにします。このチェックボックスをオフにすると、コンピューターで作業しているかどうかにかかわらず、スケジュールされた時刻に分析を実行します。
- 設定の変更を保存するには、[保存]をクリックします。
分析するオブジェクトのカテゴリを選択する方法
分析で検知するオブジェクトのカテゴリを選択するには:
- メインウィンドウを表示します。
をクリックします。
[設定]ウィンドウが表示されます。
- [プロテクション]セクションを選択します。
- [アプリケーションマネージャー]を選択します。
[アプリケーションマネージャーの設定]ウィンドウが表示されます。
- [オブジェクトのカテゴリを選択する]をクリックして[オブジェクトのカテゴリ]ウィンドウを表示します。
- 次の操作を行います:
- インストールされたアプリケーションを分析するには、[アプリケーション]をオンにします。
- インストールされたブラウザー拡張機能を分析するには、[ブラウザーの拡張機能]をオンにします。
- 検索し、必要に応じて削除するアプリケーションおよびブラウザー拡張機能のカテゴリを選択します。そのためには、選択するカテゴリの横にあるチェックボックスをオンにします。
- [保存]をクリックします。
検知されたオブジェクトのカテゴリ
以下の表で、カテゴリについて説明します。
ソフトウェアのカテゴリ
アプリケーションおよびブラウザー拡張機能のカテゴリ |
説明 |
---|---|
誤った情報を提供する |
カスペルスキーにより*、オペレーティングシステムやインストールされているソフトウェアに関して誤った情報を提供して、開発元の利益になるようなアプリケーションの購入やインストールをユーザーに促していると判断されたアプリケーションまたはブラウザー拡張機能。 |
同意がないインストール |
カスペルスキーにより*、ユーザーからの明確な同意を得ずにコンピューターにインストールされたと判断されたアプリケーションまたはブラウザー拡張機能。 |
匿名のメッセージやバナーを表示する |
カスペルスキーにより*、メッセージや通知を匿名で表示していると判断されたアプリケーションまたはブラウザー拡張機能。 |
コンピューターの起動速度の低下をもたらす |
カスペルスキーにより*、ユーザーからの明確な同意を得ずに、オペレーティングシステムの起動と同時に自動で開始すると判断されたアプリケーションまたはブラウザー拡張機能。 |
強制的なインストール |
カスペルスキーにより*、ブラウザーやオペレーティングシステムをブロックするなどして強制的にインストールされたと判断されたアプリケーションまたはブラウザー拡張機能。 |
ユーザーに見えないところで動作する |
カスペルスキーにより*、ウィンドウもタスクバーの通知領域のアイコンも表示しないなど操作をユーザーから隠していると判断されたアプリケーションまたはブラウザー拡張機能。 |
開発元でサポートされておらず、ぜい弱性がある |
開発元がサポートしておらず、アップデートのリリースやぜい弱性の修正が行われていないアプリケーションまたはブラウザー拡張機能。 |
終了する機能を非表示にしています |
カスペルスキーにより*、終了、無効化、コンピューターからの削除のために使用される機能を非表示または制限していると判断されたアプリケーションまたはブラウザー拡張機能。 |
他のソフトウェアと同時のインストール |
カスペルスキーにより、他のアプリケーションと同時にインストールされたと判断されたアプリケーションまたはブラウザー拡張機能。誤ってインストールされたか、ユーザーの同意なくインストールされた可能性があります。 |
ほとんど使用されていない |
カスペルスキーにより、<N>日間起動されていないと判断されたアプリケーション。 |
ユーザーデータを収集および送信する |
カスペルスキーにより、ユーザーからの明確な同意を得ずにユーザーのデータを収集および送信する可能性があると判断されたアプリケーションまたはブラウザー拡張機能。 |
トラフィックをリダイレクトまたはブロックする可能性があります |
カスペルスキーにより、ネットワークトラフィック(Web上の検索クエリなど)をリダイレクトまたはブロックする可能性があると判断されたアプリケーションまたはブラウザー拡張機能。ユーザーに通知せずWebサイトにアクセスしたりWebページを改変したりする場合もあります。 |
ブラウザーまたはOSの設定を変更する |
カスペルスキーにより、ユーザーからの明確な同意を得ずにブラウザーまたはオペレーティングシステムの設定(既定の検索エンジンやブラウザーのホームページなど)を変更する可能性があると判断されたアプリケーションまたはブラウザー拡張機能。 |
設定の変更を制限している |
カスペルスキーにより、ブラウザーやオペレーティングシステムの設定を表示および変更する機能を制限する可能性があると判断されたアプリケーションまたはブラウザー拡張機能。 |
ブラウザーの動作を変更する |
カスペルスキーにより、インストール、削除、実行、無効化されるときにブラウザーの動作を変更する可能性があると判断されたアプリケーションまたはブラウザー拡張機能。 |
*カスペルスキーの情報では、アプリケーションまたはブラウザー拡張機能は表で説明されている動作を通常実行します。カスペルスキー スモール オフィス セキュリティでは、これらの動作が実際にコンピューターで実行されたかどうかは確認しません。
トップに戻る検知されたオブジェクトのリストの確認
オブジェクトの解析結果に基づいて生成されたリストを確認するには:
- メインウィンドウを表示します。
- ウィンドウの上部にある[詳細]をクリックします。
[通知センター]ウィンドウが開きます。
- [推奨事項]セクションにて、検知されたオブジェクトに関するメッセージがある行で[表示する]をクリックします。
検知されたアプリケーションおよびブラウザー拡張機能のリストのウィンドウが表示されます。削除または修復する必要があると考えられる理由が、リストの各オブジェクトに表示されます。
- コンピューターからアプリケーションまたはブラウザー拡張機能を削除する場合は、アプリケーションまたはブラウザー拡張機能の説明が記載されている行で[削除する]をクリックします。カスペルスキー スモール オフィス セキュリティが、削除を開始します。
- コンピューターからアプリケーションまたはブラウザー拡張機能を削除せず、また、それ以降検知したオブジェクトの解析結果に表示させない場合、オブジェクトの説明が記載されている行で[無視]をクリックします。オブジェクトが除外リストに追加され、検知されたオブジェクトのリストに表示されなくなります。
除外リストの表示
残しておくアプリケーションおよびブラウザー拡張機能は、除外リストに追加することができます。
除外リストを表示するには:
- メインウィンドウを表示します。
- ウィンドウの下部にある
をクリックします。
[設定]ウィンドウが表示されます。
- [プロテクション]セクションを選択します。
- [アプリケーションマネージャー]を選択します。
[アプリケーションマネージャーの設定]ウィンドウが表示されます。
- [除外リスト]をクリックすると[除外リスト]ウィンドウが開きます。
[除外リスト]ウィンドウには、検知されたオブジェクトのリストで[無視]をクリックして除外リストに追加したアプリケーションおよびブラウザー拡張機能が表示されます。
- 除外リストからオブジェクトを削除するには、[リストから削除]をクリックします。
アプリケーションまたはブラウザーウィンドウに関するデータをカスペルスキーに送信する方法
コンピューターで開いたアプリケーションまたはブラウザーのウィンドウで問題が発生した場合、そのウィンドウをカスペルスキーに報告できます。
アプリケーションまたはブラウザーウィンドウに関するデータをカスペルスキーに送信するには:
- カスペルスキー スモール オフィス セキュリティのメインウィンドウを開きます。
- [便利ツール]をクリックします。
- [整理整頓と最適化]セクションを選択します。
- [PCクリーナー]をクリックして[PCクリーナー]ウィンドウを開きます。
- [迷惑なアプリケーションを報告する]をクリックします。
カーソルが標的に変わります。
- カスペルスキーに報告するアプリケーションまたはブラウザーのウィンドウにカーソルを移動します。
- クリックして、そのウィンドウで開いているアプリケーションまたはWebサイトの情報を収集します。
[アプリケーションに関するデータの収集]ウィンドウが開きます。
- [アプリケーションに関するデータの収集]では、次の操作を行います:
- 選択したウィンドウに関するデータを表示するには、[収集したデータを表示する]をクリックします。
[アプリケーションに関するデータを表示する]ウィンドウが開き、選択したウィンドウに関して収集したすべての情報が表示されます。
- コピーした画像を表示するには、マウスオーバーして左クリックします。
画像を保存したフォルダーが開きます。
- [データ処理に関する声明]をクリックしてデータ処理に関する声明の内容を確認します。
- [テクニカルサポートに関する声明を確認し、理解した上で条項に同意します]を選択します。
- [送信]をクリックします。
- 選択したウィンドウに関するデータを表示するには、[収集したデータを表示する]をクリックします。
アプリケーションまたはブラウザーウィンドウに関するデータがカスペルスキーに送信されます。
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