未使用データの整理について
オペレーティングシステムは、時間の経過と共に、一時ファイルや未使用のファイルを蓄積していきます。蓄積されたファイルは、ディスク容量を大量に使用する場合があるため、システムパフォーマンスの低下を招いてしまいます。また、マルウェアに悪用される可能性もあります。
一時ファイルは、アプリケーションやオペレーティングシステムの起動時に作成されます。しかし、中には、アプリケーションやオペレーティングシステムを終了しても削除されずにそのまま残ってしまう一時ファイルがあります。カスペルスキー スモール オフィス セキュリティには、未使用データクリーナーウィザードが含まれています。
未使用データクリーナーでは、次のファイルを検知し、削除します:
- システムのイベントログ(アクティブなアプリケーションの名前がすべて記録されている)
- さまざまなアプリケーションやアップデートユーティリティのイベントログ(Windows Updater など)
- システムの接続ログ
- ブラウザーの一時ファイル(クッキー)
- アプリケーションのインストール後や削除後に残っている一時ファイル
- ごみ箱の中のファイル
- TEMP フォルダーのファイル(容量が数 GB にまで達している)
未使用データクリーナーウィザードでは、未使用ファイルをシステムから削除する以外に、機密データ(パスワード、ユーザー名、登録フォールのデータ)が含まれるファイルも削除しますが、機密データを完全に削除する場合は、プライバシークリーナーウィザードを使用してください。
未使用データの整理
未使用データクリーナーウィザードを起動するには:
- メインウィンドウを表示します。
- メインウィンドウ下部の[便利ツール]をクリックし、[便利ツール]ウィンドウを開きます。
- [便利ツール]ウィンドウで[整理整頓と最適化]セクションに移動します。
- [未使用データクリーナー]をクリックして、未使用データクリーナーウィザードを起動します。
ウィザードは一連のページ(ステップ)で構成されており、[戻る]と[次へ]をクリックして前後のウィンドウに移動できます。作業完了後にウィザードを閉じるには、[完了]をクリックします。任意のステップでウィザードを中止する場合は、[キャンセル]をクリックします。
ウィザードのステップは次のとおりです。
ウィザードの開始
ウィザードの最初のページには、未使用データの整理に関する記述が表示されます。
[次へ]をクリックしてウィザードを開始します。
未使用データの検索
コンピューターを調べて未使用データを検索します。検索には、時間がかかることがあります。検索が完了すると、ウィザードは自動的に次のステップに進みます。
未使用データの削除処理の選択
未使用データの検索が完了すると、処理のリストが表示されます。
ウィザードで特定の処理を実行するには、処理の横にある該当するチェックボックスをオンにします。既定では、「推奨される処理」と「強く推奨される処理」がすべて実行されます。特定の処理を行わないときは、該当する項目のチェックボックスをオフにします。
既定でオンになっているチェックボックスは、オフにしないでください。コンピューターの安全性が危険にさらされる可能性があります。
ウィザードで実行する一連の処理を設定したあと、[次へ]をクリックします。
未使用データの整理
前のステップで選択された処理が実行されます。未使用データの整理には、時間がかかる場合があります。
未使用データの整理が完了すると、自動で次のステップに進みます。
ウィザードの実行中、一部のファイルはオペレーションシステムによって使用されています(Microsoft Windows のログファイル、Microsoft Office のイベントログ、など)。このファイルを削除するために、オペレーティングシステムの再起動を促すメッセージが表示されます。
ウィザードの完了
[完了]をクリックして、ウィザードを終了します。
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