目次
インターネットの個人情報の保護について
カスペルスキー スモール オフィス セキュリティがファイルサーバーにインストールされている場合、本ページに記載されている次の機能は使用できません。 迷惑メール対策 セキュリティキーボード プライバシークリーナー ネット決済保護 Webポリシー管理 カスペルスキー スモール オフィス セキュリティは、次に挙げる盗難から個人情報を保護するのに役立ちます:
- パスワード、ユーザー名、その他の登録情報
- 口座番号、銀行カード番号
カスペルスキー スモール オフィス セキュリティには、
やキーボードから入力されるデータの傍受といった方法を使用する脅威に対して、個人情報を保護する機能やツールがあります。ウェブ保護および迷惑メール対策のコンポーネントにより、フィッシングからコンピューターを保護します。フィッシングからコンピューターを包括的に保護するために、これらの機能を有効にしてください。
キーボードから入力されるデータを傍受から保護するには、セキュリティキーボードや入力情報の漏洩防止機能を使用します。
プライバシークリーナーウィザードは、ユーザーによる操作に関するすべての情報をコンピューターから消去します。
ネット決済保護およびカスペルスキー VPNでは、インターネットバンキングサービスを使用するときやオンラインストアでショッピングをするときにデータを保護します。
インターネットを介した個人情報の転送の保護は、Webポリシー管理のツールのひとつにより提供されます。
セキュリティキーボードについて
インターネットで作業をしていると、個人情報の入力や、ユーザー名とパスワードの入力が必要になることがよくあります。たとえば、Webサイトでのアカウントの登録や、オンラインショッピング、インターネットバンキングを利用する場合には必須です。
ハードウェアキーボードインターセプターやキーロガーなど、キーボード入力を記録するプログラムによって個人情報が盗まれる危険性があります。セキュリティキーボードは、キーボードから入力するデータの傍受を防止することができます。
カスペルスキー スモール オフィス セキュリティがファイルサーバーにインストールされている場合、この機能は使用できません。
スパイウェアとして分類されるアプリケーションの多くは、スクリーンショットを撮影する機能を備えています。スクリーンショットは、詳細な分析を行ってユーザーの個人情報を盗む目的で侵入者に転送されます。セキュリティキーボードは、入力された個人情報をスクリーンショットを用いて傍受しようとする試みから保護します。
セキュリティキーボードには次の機能があります:
- セキュリティキーボードのボタンはマウスでクリックできます。
- 物理キーボードとは異なり、セキュリティキーボードで複数のキーを同時に押すことはできません。キーの組み合わせ(たとえば、ALT+F4)を使用するには、最初のキー(たとえば、ALT)をクリックしてから、2番目のキー(たとえば、F4)をクリックし、次に最初のキーをもう一度クリックします。キーの2回目のクリックは、物理キーボード上でキーを離す操作と同じです。
- セキュリティキーボードの言語の切り替えには、物理キーボードについてオペレーティングシステムで設定されているのと同じショートカットを使用します。そのためには、もう一方のキーを右クリックします(左のALT+SHIFTによるショートカットが、キーボードの言語の切り替えとしてオペレーティングシステムで設定されている場合、左のALTキーを左クリックしてから、SHIFTキーを右クリックします)。
セキュリティキーボードから入力するデータを保護するには、カスペルスキー スモール オフィス セキュリティをインストールしたあと、コンピューターを再起動する必要があります。
セキュリティキーボードの使用には、次の制限があります:
- セキュリティキーボードは、ChromiumベースのMicrosoft Edge、Mozilla Firefox、またはGoogle Chromeで使用している場合のみ、個人情報の傍受を防ぎます。その他のブラウザーでセキュリティキーボードを使用しても、個人情報は保護されません。
- 個人情報の入力を要求するWebサイトがハッキングされている場合、侵入者がWebサイトから直接情報を取得できるため、セキュリティキーボードで個人情報を保護することができません。
- セキュリティキーボードには、Print Screenキーやオペレーティングシステムで設定されている他のキーの組み合わせを使用したスクリーンショットの撮影を防止する機能はありません。
- Microsoft Windows 8 および 8.1(64 ビット版のみ)では、[セキュリティキーボード]ウィンドウが表示されても保護されたブラウザープロセスが開始されない場合、不正なスクリーンショットに対する保護は提供されません。
上のリストでは、データ入力の保護が機能しない主な制限について説明しています。制限に関する全リストは、カスペルスキーのテクニカルサポートサイトにある記事で確認できます。この記事では、カスペルスキー インターネット セキュリティでの入力情報の漏洩防止の制限のリストが記載されています。これらの制限は、カスペルスキー スモール オフィス セキュリティのセキュリティキーボードにも適用されます。
トップに戻るセキュリティキーボードを開く方法
セキュリティキーボードは次の方法で表示します:
- 本製品のウィンドウから
- ChromiumベースのMicrosoft Edge、Mozilla Firefox、またはGoogle Chromeのツールバーから
- Webサイトの入力フィールドのセキュリティキーボードのクイック起動アイコンを使って
入力フィールドにクイック起動アイコンを表示するWebサイトを設定できます。
セキュリティキーボードを使用している場合、Webサイトの入力フィールドでの自動入力オプションは無効化されます。
- 特定の組み合わせでキーボードのキーを押す
ハードウェアキーボードを使用してセキュリティキーボードを開始
トップに戻る[セキュリティキーボード]アイコンの表示を設定する方法
セキュリティキーボードのクイック起動アイコンを、Webサイトの入力フィールドに表示するように設定するには:
- メインウィンドウを表示します。
- ウィンドウの下部にある
をクリックします。
[設定]ウィンドウが表示されます。
- [詳細]セクションを選択します。
データ入力の保護を設定するウィンドウが表示されます。
- [セキュリティキーボード]ブロックで[Shift+Ctrl+Alt+Pキーを押したときにセキュリティキーボードを表示する]をオンにします。
- セキュリティキーボードのクイック起動アイコンをすべてのWebサイトの入力フィールドに表示するには、[データ入力フィールドにクイック起動アイコンを表示する]をオンにします。
- 特定のカテゴリのWebサイトを開いたときにのみセキュリティキーボードのクイック起動アイコンを表示したい場合は、項目フィールドでセキュリティキーボードのクイック起動アイコンを表示するカテゴリのWebサイトのチェックボックスを選択します。
選択したカテゴリに属するWebサイトを表示すると、セキュリティキーボードのクイック起動アイコンが表示されるようになります。
- 特定のWebサイトでセキュリティキーボードのクイック起動アイコンの表示を有効または無効にするには:
- [セキュリティキーボード]ブロックで、[除外リストの管理]をクリックして、[セキュリティキーボードの除外リスト]を開きます。
- ウィンドウ下部の[追加]をクリックします。
- セキュリティキーボードの除外リストに追加するためのウィンドウが表示されます。
- [URLマスク]にWebサイトのアドレスを入力します。
- [範囲]セクションで、セキュリティキーボードのクイック起動アイコンの表示設定を特定のページに適用するかWebサイトのすべてのページに適用するかを指定します。
- [セキュリティキーボードのアイコン]セクションで、セキュリティキーボードのクイック起動アイコンを表示するかどうかを指定します。
- [追加]をクリックします。
[セキュリティキーボードの除外リスト]ウィンドウのリストに、指定したWebサイトが表示されます。
指定したWebサイトを表示するとき、セキュリティキーボードのクイック起動アイコンが設定に従って入力フィールドに表示されます。
トップに戻るコンピューターのキーボードから入力したデータの保護について
コンピューターのキーボードでのデータ入力を保護することで、キーボードからWebサイトに入力されたデータの傍受を回避できます。キーボードでのデータ入力保護を有効にするには、ブラウザーでカスペルスキー プラグインをアクティベートする必要があります。コンピューターのキーボードからのデータ入力保護は、さまざまなWebサイトで設定できます。入力情報の漏洩防止を設定すると、カーソルがあるフィールドの隣に入力情報の漏洩防止が有効になったことを知らせるメッセージが表示されます。既定では、入力情報の漏洩防止は、インターネットコミュニケーション以外の全カテゴリのWebサイトで有効になっています。
カスペルスキー スモール オフィス セキュリティがファイルサーバーにインストールされている場合、この機能は使用できません。
入力情報の漏洩防止には次の制限があります:
- 入力情報の漏洩防止は、ChromiumベースのMicrosoft Edge、Mozilla Firefox、およびGoogle Chromeでのみ利用できます(Google Chrome 69.x 以降では利用できません)。他のブラウザーを使用する場合、コンピューターのキーボードから入力したデータは傍受から保護されません。
- 入力情報の漏洩防止は、Sandboxieアプリケーションで実行しているブラウザーでは使用できません。
- 個人情報の入力を要求するWebサイトがハッキングされている場合、個人情報がWebサイトから直接侵入者の手に渡るため、コンピューターのキーボードからのデータ入力を保護しても、個人情報は保護されません。
上のリストでは、データ入力の保護が機能しない主な制限について説明しています。制限に関する全リストは、カスペルスキーのテクニカルサポートサイトにある記事で確認できます。この記事では、カスペルスキー インターネット セキュリティでの入力情報の漏洩防止の制限のリストが記載されています。これらの制限は、カスペルスキー スモール オフィス セキュリティのセキュリティキーボードにも適用されます。
トップに戻るコンピューターのキーボードから入力したデータの保護を設定する方法
キーボードから入力するデータの保護を設定するには:
- メインウィンドウを表示します。
- ウィンドウの下部にある
をクリックします。
[設定]ウィンドウが表示されます。
- [詳細]セクションで、[データ入力の保護]サブセクションを選択します。
データ入力の保護を設定するウィンドウが表示されます。
- [入力情報の漏洩防止]セクションで、[物理キーボードの入力をキーロガーから保護する]をオンにします。
- [入力情報の漏洩防止]セクションの下部にある[カテゴリの編集]をクリックし、[データ入力保護の設定]ウィンドウを開きます。
- キーボードから入力されるデータを保護するWebサイトのカテゴリのチェックボックスをオンにします。
- キーボードからのデータ入力の保護を特定のWebサイトで有効または無効にするには:
- [除外リストの管理]をクリックし、[入力情報の漏洩防止の除外リスト]ウィンドウを開きます。
- [追加]をクリックします。
- 入力情報の漏洩防止の除外リストに追加するためのウィンドウが表示されます。
- [URLマスク]にWebサイトのアドレスを入力します。
- このWebサイトでのデータ入力の保護のオプションの1つを選択します([指定したページに適用する]または[Webサイト全体に適用する])。
- このWebサイトでデータ入力の保護により実行する処理を選択します([保護する]または[保護しない])。
- [追加]をクリックします。
[入力情報の漏洩防止の除外リスト]ウィンドウのリストに、指定したWebサイトが表示されます。このWebサイトを開くと、データ入力の保護が有効になり、設定に従って機能します。
トップに戻るWebサイトの安全性のチェック
カスペルスキー スモール オフィス セキュリティでは、リンクをクリックしてWebサイトを表示させる前に、そのページの安全性を確認できます。危険サイト診断は、Webサイトをスキャンします(この機能は、ファイルサーバーではご利用いただけません)。
危険サイト診断は、ChromiumベースのMicrosoft Edge、Google Chrome、Mozilla Firefoxで開かれるWebページのリンクをチェックします。チェックされたリンク先には、次のいずれかのアイコンが表示されます:
– リンク先のWebページはカスペルスキーによって安全と判断されました
– リンク先のWebページの安全性に関する情報がありません
– リンク先のWebページは、カスペルスキーによって、犯罪者がコンピューターや個人情報に損害を与えるために使用する可能性があると判断されました
– リンク先のWebページはカスペルスキーによって危険と判断されました
リンクについての詳細を示すポップアップウィンドウを表示するには、該当するアイコンにカーソルを合わせてください。
既定では、検索結果のリンク先のみチェックされます。リンク先のチェックは、Webサイトごとに有効にできます。
Webサイトごとにリンク先のチェックを有効にするには:
- メインウィンドウを表示します。
- ウィンドウの下部にある
をクリックします。
[設定]ウィンドウが表示されます。
- [プロテクション]セクションの[ウェブ保護]サブセクションを選択します。
ウェブ保護を設定するウィンドウが表示されます。
- [詳細設定]をクリックすると、[ウェブ保護の詳細設定]セクションが表示されます。
- [危険サイト診断]セクションの[危険サイト診断を有効にする]をオンにします。
- すべてのWebサイトのコンテンツをスキャンするには、[特定のWebサイト以外をすべてチェックする]をオンにします。
- 必要に応じて、[除外リスト]ウィンドウで、信頼するWebサイトを指定します。このウィンドウを開くには、[除外リストの管理]をクリックします。指定したWebサイトのコンテンツはスキャンされません。
- 特定のWebサイトのコンテンツのみチェックするには:
- [特定のWebサイトのみをチェックする]をオンにします。
- [特定のWebサイトの設定]をクリックして[特定のWebサイト]ウィンドウを表示します。
- [追加]をクリックします。
- コンテンツをスキャンするWebページのURLを入力します。
- Webサイトのコンテンツをチェックするかどうかを選択します(ステータスが[有効]の場合、カスペルスキー スモール オフィス セキュリティによりWebサイトのコンテンツがチェックされます)。
- [追加]をクリックします。
指定したWebサイトが[特定のWebサイト]ウィンドウのリストに表示されます。カスペルスキー スモール オフィス セキュリティは、このWebサイト上のURLをチェックします。
- URLチェックの詳細設定を設定するには、[ウェブ保護の詳細設定]ウィンドウの[危険サイト診断]セクションで[危険サイト診断の設定]をクリックし、[危険サイト診断]ウィンドウを開きます。
- すべてのWebページでリンク先の安全性についての通知を受け取るには、[チェック対象のWebサイト]セクションの[すべてのWebサイト]をオンにします。
- URLのWebサイトのコンテンツが特定のカテゴリ(過激な表現、わいせつな表現など)に属するかどうかを表示するには:
- [Webサイトのコンテンツのカテゴリに関する情報を表示する]をオンにします。
- コメントに情報を表示するWebサイトのカテゴリの横のチェックボックスをオンにします。
カスペルスキー スモール オフィス セキュリティは、指定されたWebサイト上のURLをチェックし、設定に従ってURLのカテゴリに関する情報を表示します。
トップに戻る暗号化された接続を変更する方法
暗号化された接続は、SSLおよびTLSプロトコルを使用して確立します。既定では、危険サイト診断の要求に基づいて接続をスキャンします。
暗号化された接続を変更するには:
- メインウィンドウを表示します。
- ウィンドウの下部にある
をクリックします。
[設定]ウィンドウが表示されます。
- [ネットワーク設定]セクションに移動します。
- 暗号化された接続でWebサイトに接続したときに実行する処理を選択します:
- 暗号化された接続をスキャンしない:暗号化された接続をスキャンしません。
- 保護機能の要求に応じて暗号化された接続をスキャンする:危険サイト診断の要求があったときのみ暗号化された接続をスキャンします。既定では、この処理が選択されています。
- 暗号化された接続を常にスキャンする:暗号化された接続を常にスキャンします。
- 暗号化された接続のスキャンでエラーが発生したときに実行する処理を選択します:
- 何もしない:この処理を選択した場合、スキャンでエラーが発生したWebサイトとの接続を切断します。
- 確認する:Webサイトとの暗号化された接続のスキャンでエラーが発生した場合、通知が表示され、処理を選択できます:
- 何もしない:スキャンでエラーが発生したWebサイトとの接続を切断します。
- ドメインを除外リストに追加する:Webサイトのアドレスを除外リストに追加します。除外リストにあるWebサイトとの暗号化された接続はスキャンされません。これらのWebサイトは[除外リストの管理]をクリックして開く[除外リスト]ウィンドウに表示されます。
既定では、このオプションがオンです。
- ドメインを除外リストに追加する:Webサイトを除外リストに追加します。除外リストにあるWebサイトとの暗号化された接続はスキャンされません。これらのWebサイトは[除外リストの管理]をクリックして開く[除外リスト]ウィンドウに表示されます。
- [除外リストの管理]をクリックして[除外リスト]ウィンドウを開き、以下の操作を実行します:
- [追加]をクリックして、暗号化された接続のスキャンから除外するリストにWebサイトを追加します。
- [ドメイン名]にWebサイトのドメイン名を入力します。
- [追加]をクリックします。
このWebサイトとの暗号化された接続はスキャンされません。Webサイトを除外リストに追加することにより、ネット決済保護、危険サイト診断、Webトラッキング防止、ウェブ保護、バナー広告対策といった保護コンポーネントでWebサイトをスキャンする機能が制限される場合があることに注意してください。
Wi-Fiネットワークのぜい弱性に関する通知の設定
Wi-Fiネットワークに接続した際、ネットワークの保護が不十分だと機密データが盗まれる可能性があります。カスペルスキー スモール オフィス セキュリティは、毎回コンピューターに接続するたびに、Wi-Fiネットワークをチェックします。Wi-Fiネットワークが安全ではない場合(ぜい弱な暗号化プロトコルが使われている、Wi-Fiネットワーク(SSID)の名前が一般的であるなど)、安全ではないWi-Fiネットワークに接続しようとしていることを知らせる通知が表示されます。通知ウィンドウでリンクをクリックし、Wi-Fiネットワークを安全に使用する方法を確認します。
Wi-Fiネットワークのぜい弱性の通知を設定するには:
- メインウィンドウを表示します。
- ウィンドウの下部にある
をクリックします。
[設定]ウィンドウが表示されます。
- [プロテクション]セクションを選択します。
- [ファイアウォール]を選択します。
ファイアウォールの設定が表示されます。
- ぜい弱なネットワークに接続するときに通知を受信する場合は、[Wi-Fiネットワークのぜい弱性について通知する]をオンにします。通知を受け取らないときは、チェックボックスをオフにします。このチェックボックスは、カスペルスキー VPN セキュアコネクションがコンピューターにインストールされていない場合に使用できます。
- [Wi-Fiネットワークのぜい弱性について通知する]がオンの場合は、通知表示の詳細設定を指定できます:
- [パスワードの送信が保護されていない場合、ブロックして警告する]をオンにして、インターネットで[パスワード]に入力する際に暗号化されていないテキストのパスワードの送信をすべてブロックします。
- [非表示の警告を表示]をクリックして、暗号化されていないフォームでのパスワードの送信に関する通知を表示させるために既定の設定に戻します。暗号化されていないフォームでのパスワードの送信に関する通知の表示を以前ブロックしていた場合、それらの通知の表示が再開されます。
カスペルスキー スモール オフィス セキュリティがファイルサーバーにインストールされている場合、この機能は使用できません。
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