Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent

Kaspersky Security Center による Light Agent for Windows のインストール

Kaspersky Security Center を使用して、管理者のワークステーションからリモートで Light Agent for Windows をインストールできます。

インストールは、リモートインストールウィザードまたはリモートインストールタスクを使用して実行されます(詳細は、Kaspersky Security Center のオンラインヘルプを参照してください)。インストールには、製品のインストールに必要な設定のグループを含んだインストールパッケージが必要です。

Kaspersky Security および Integration Server の管理 MMC プラグインのインストール中に、Kaspersky Security コンポーネントのインストールウィザードによって自動的に作成されたインストールパッケージを使用するか、インストールパッケージを手動で作成できます。

自動的に作成されたインストールパッケージは、Kaspersky Security Center 管理コンソールツリーの[詳細] – [リモートインストール] – [インストールパッケージ]フォルダーに、「Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent for Windows (5.2.X.X)」という名前で保存されます(「5.2.X.X」は製品のバージョン番号)。既定では、このインストールパッケージの設定で次の機能コンポーネントが選択されています:

  • Microsoft Windows のデスクトップ OS を搭載した仮想マシン:すべての保護コンポーネントとすべての管理コンポーネント(システム変更監視コンポーネントを除く)。
  • Microsoft Windows のサーバー OS を搭載した仮想マシン:ファイルアンチウイルスおよび AMSI 保護コンポーネント。

Light Agent と Kaspersky Endpoint Agent との統合は既定では無効になっています。

インストールパッケージのプロパティで、Light Agent for Windows のインストール設定を変更したり、インストール設定(インストールする Light Agent コンポーネントの組み合わせの変更など)を詳細に調整したりできます。

仮想マシンへのインストールを開始する前に、同時実行が許可されている場合に Light Agent との競合の原因となるアプリケーションがないか、仮想マシンを調べ、そのようなアプリケーションは削除されます。そのようなアプリケーションを自動的に削除できない場合、インストールはエラーとなって終了します。

Citrix Provisioning(Citrix Provisioning Services)技術が使用されている仮想マシンに Light Agent for Windows をインストールするためのインストールパッケージでは、次のいずれかを実行する必要があります:

  • インストールパッケージを作成する前に、Light Agent for Windows の配布パッケージに含まれる ksvla.kud ファイルに、手動で次の変更を行います:

    [Setup] セクションの Params=/s /pAKINSTALL=1 /pEULAANDPRIVACYPOLICY=1 文字列の末尾に、パラメータ /pINSTALLONPVS=1 を追加します。

  • 作成したインストールパッケージの設定で、[Citrix Provisioning(Citrix Provisioning Services)との互換性を確認する]をオンにします。

Kaspersky Security Center を使用しての Light Agent for Windows のリモートインストール中に、Kaspersky Security Center ネットワークエージェントが自動的にインストールされます。

このセクションの内容:

Light Agent for Windows のインストールパッケージの作成

Light Agent for Windows のインストールパッケージの設定

ページのトップに戻る
[Topic 102344]

Light Agent for Windows のインストールパッケージの作成

インストールパッケージを作成する前に、Kaspersky Security Center 管理サーバーがアクセスできるフォルダーを解凍先にして、Light Agent for Windows の配布パッケージを解凍しておく必要があります。

Light Agent for Windows のインストールパッケージを作成するには:

  1. Kaspersky Security Center 管理コンソールを開きます。
  2. コンソールツリーで、[詳細] – [リモートインストール] – [インストールパッケージ]の順に選択します。
  3. インストールパッケージの作成]をクリックして、新規パッケージウィザードを実行します。
  4. ウィザードのウィンドウで、[カスペルスキー製品のインストールパッケージを作成する]をクリックします。
  5. ウィンドウで、インストールパッケージの名前を入力し、ウィザードの次のステップに進みます。
  6. Kaspersky Security の配布キットを選択します。このためには、[参照]をクリックして Windows 標準のファイルの選択ウィンドウを開き、Light Agent for Windows の配布パッケージに含まれる ksvla.kud ファイルへのパスを指定します。

    ファイルの選択後、ウィザードウィンドウに製品名が表示されます。

    ウィザードの[インストールする配布パッケージの選択]ウィンドウでは、[アップデートを保管領域からインストールパッケージへコピーする]が既定でオンになっています。Kaspersky Security Center は、Kaspersky Security Center 保管領域に読み込まれている Light Agent for Windows の定義データベースとモジュールのすべてのアップデートをインストールパッケージに含めます。Light Agent for Windows をインストールした後、Light Agent for Windows の定義データベースとモジュールは仮想マシンで自動的にアップデートされます。

    ウィザードの次のステップに進みます。

  7. お客様とカスペルスキーとの間で締結する使用許諾契約書およびデータの処理と転送を記述したプライバシーポリシーを読みます。

    インストールパッケージの作成を続行するには、使用許諾契約書とプライバシーポリシーをよく読んで、それらの条件に同意します。同意するには、ウィザードのウィンドウで両方のチェックボックスをオンにします。

    ウィザードの次のステップに進みます。

  8. ウィザードは、製品のインストールに必要なファイルを Kaspersky Security Center の管理サーバーにダウンロードします。ダウンロードが完了するまでお待ちください。
  9. 次の手順に従います:
    • インストールするコンポーネントを指定します。インストールするコンポーネントは、次の 2 つのグループに分類されています:サーバーオペレーティングシステムへのインストール向けコンポーネントおよびデスクトップオペレーティングシステムへのインストール向けコンポーネント。インストールするコンポーネントのチェックボックスをオンにします。
    • Kaspersky Security と、複雑な脅威を検知するように設計されたカスペルスキーソリューションとの対話に Kaspersky Endpoint Agent を使用する場合は、コンポーネントのリストで[Kaspersky Endpoint Agent との統合]をオンにして、Light Agent と Kaspersky Endpoint Agent の統合を有効にします。統合は、既定では無効になっています。
    • 必要に応じて、インストールフォルダーのパスを入力します。既定では、オペレーティングシステムの種別に応じて、Light Agent は次のフォルダーにインストールされます:
      • %ProgramFiles(x86)%\Kaspersky Lab\Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent\(64 ビット OS)
      • %ProgramFiles%\Kaspersky Lab\Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent\(32 ビット OS)

    ウィザードの次のステップに進みます。

  10. ウィザードによってインストールパッケージが作成され、処理が完了したことが通知されます。ウィザードを終了します。

作成されたインストールパッケージが、Kaspersky Security Center 管理コンソールツリーの[詳細]→[リモートインストール]→[インストールパッケージ]フォルダーに保存されます。同じインストールパッケージを何度でも使用できます。

インストールパッケージを作成した後で、Light Agent for Windows のインストール設定を変更したり、インストール設定(インストールする Light Agent コンポーネントの組み合わせの変更など)を詳細に調整できます。

ページのトップに戻る
[Topic 85308]

Light Agent for Windows のインストールパッケージの設定

Light Agent for Windows のインストールパッケージ設定を編集するには:

  1. Kaspersky Security Center 管理コンソールを開きます。
  2. コンソールツリーで、[詳細] – [リモートインストール] – [インストールパッケージ]の順に選択します。
  3. インストールパッケージのリストから Light Agent for Linux のインストールパッケージを選択し、次のいずれかの方法でインストールパッケージの設定ウィンドウを開きます:
  4. 表示されるウィンドウの左側のリストで、[設定]セクションを選択してインストールパッケージの設定を編集します。次の操作を実行できます:
    • 保護対象仮想マシンにインストールする必要があるコンポーネントを指定します:
      • コンポーネント名の横にあるチェックボックスをオンにすると、インストールパッケージを使用した Light Agent for Windows のインストールで、そのコンポーネントが仮想マシンにインストールされます。コンポーネントがインストール済みの場合、変更は加えられません。
      • コンポーネント名の横にあるチェックボックスをオフにすると、インストールパッケージを使用した Light Agent for Windows のインストールで、そのコンポーネントは削除されます。そのコンポーネントがインストールされていなかった場合、変更は加えられません。
    • Light Agent と Kaspersky Endpoint Agent の統合を有効または無効にします([Kaspersky Endpoint Agent との統合])。統合は、既定では無効になっています。
    • Kaspersky Security のインストールプロセスの保護を有効または無効にします。保護を有効にすると、アプリケーションのインストール中、アプリケーションインストールフォルダーの内容の変更や、他のプロセスのインストールプロセスへの組み込みおよびインストールプロセスの停止がブロックされます。既定では、保護は有効です。
    • 製品のインストールフォルダーのパスをシステム環境変数 %PATH% に追加するかどうかを選択します。既定では、インストールフォルダーのパスは変数に追加されます。この場合、コマンドラインからファイルを起動する時に、製品のインストールフォルダーにある実行ファイルのパスを入力する必要がありません。実行ファイル名を入力するだけで済みます。
    • Microsoft 社がスキャンから除外することを推奨しているアプリケーションを信頼ゾーンに追加するかどうかを選択します。既定では、Microsoft 社がスキャンからの除外を推奨するアプリケーションが、信頼ゾーンに追加されます。
    • 一時 VDI プール用テンプレートにインストールする]をオンにします。インストールパッケージを使用して、次のいずれかの VDI インフラストラクチャを作成するために使用する一時仮想マシンテンプレートに Light Agent をインストールする場合、このチェックボックスをオンにすることを推奨します。
      • Citrix XenDesktop のランダムカタログ。
      • Citrix XenDesktop のユーザーによる変更を保存しない静的カタログ。
      • VMware Horizon のインスタントクローンの自動プール。
      • HUAWEI FusionAccess のリンクされたクローンの仮想マシングループ。

      このチェックボックスをオンにすると、このテンプレートから作成された仮想マシンでは、保護対象仮想マシンを再起動する必要のあるアップデートがインストールされません。保護対象仮想マシンを再起動する必要のあるアップデートを Light Agent が受信すると、保護対象仮想マシンのテンプレートで定義データベースとソフトウェアモジュールをアップデートする必要があることを通知するメッセージが Kaspersky Security Center に送信されます。

      インストールパッケージを使用して、次のいずれかの VDI インフラストラクチャを作成するために使用する一時仮想マシンテンプレートに Light Agent をインストールする場合、[一時 VDI プール用テンプレートにインストールする]をオンにしないことを推奨します:

      • Citrix XenDesktop のローカルドライブを使用した静的専用カタログ。
      • VMware Horizon のフルクローンの自動プール。
      • HUAWEI FusionAccess のフルコピーの仮想マシングループ。
    • Citrix Provisioning(Citrix Provisioning Services)との互換性を確認する]をオンにします。インストールパッケージを使用して、Citrix Provisioning(Citrix Provisioning Services)技術を使用する仮想マシンに Light Agent をインストールする場合、このチェックボックスをオンにしてください。
    • Light Agent をインストールするフォルダーのパスを入力します。既定では、オペレーティングシステムの種別に応じて、Light Agent は次のフォルダーにインストールされます:
      • %ProgramFiles(x86)%\Kaspersky Lab\Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent\(64 ビット OS)
      • %ProgramFiles%\Kaspersky Lab\Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent\(32 ビット OS)

    設定]セクションを除いて、インストールパッケージの設定ウィンドウのすべてのセクションは Kaspersky Security Center の標準的なセクションと同一です。これらの標準セクションの詳細は、Kaspersky Security Center のオンラインヘルプを参照してください。

  5. インストールパッケージの設定ウィンドウで[OK]をクリックします。
ページのトップに戻る
[Topic 102343]