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SVM ステータスの監視
SNMP プロトコルを使用するネットワーク管理システムを使用して、仮想インフラストラクチャに導入された SVM のステータスに関する情報を取得できます。SVM は、SVM のステータスに関する情報を組織のネットワーク管理システムに送信できる SNMP エージェントとともにインストールされます。
SNMP エージェントは、次の SVM ステータス情報を送信できます:
- Protection Server(scanserver サービス)による RAM の使用量を、アプリケーションの再起動を引き起こす最大値に対する割合で示します。
- Protection Server(scanserver サービス)によるページファイル使用状況(到達した時にアプリケーションの再起動を引き起こす最大値に対するパーセンテージ表記での割合)。
- この SVM で保護されていて、デスクトップオペレーティングシステムを搭載する仮想マシンの数(パワーオンで、休止中でない仮想マシンのみ)。
- この SVM で保護されていて、サーバーオペレーティングシステムを搭載する仮想マシンの数(パワーオンで、休止中でない仮想マシンのみ)。
- 仮想マシンのスキャンタスクが現在 SVM で実行中かどうかに関する情報。
- スキャンタスクが実行中の場合:現在スキャン待機中の仮想マシンの数に関する情報、および同時にスキャンされている仮想マシンの数に関する情報。
- SVM 上での次のアプリケーションサービスのステータスに関する情報:
- scanserver(Protection Server)
- klnagent(Kaspersky Security Center ネットワークエージェント)
- nginx
- watchdog(wdserver)
SNMP Agent は、各サービスのステータスとして「実行中」(サービスが実行されている)または「停止中」(サービスが実行されていない)という情報を転送します。
このデータはアプリケーション固有のもので、そのような情報はアプリケーションとともに提供される MIB ファイル KSVLA-MIB.txt に含まれています。このファイルは SVM からの詳細情報を受け取るために使用できます。Net-SNMP パッケージの標準セットにより、SNMP カウンターの別の値を取得することもできます。
SNMP 監視は、管理コンソールでの Protection Server ポリシーの作成時、または作成後の Protection Server ポリシー設定で有効または無効にできます。
SNMP 監視は、Web コンソールでの Protection Server ポリシー設定([アプリケーション設定]→[SNMP 監視の設定])の作成、編集時にも有効または無効にできます。
SNMP 監視がアクティブな Protection Server ポリシーで有効にされている場合、SVM にインストールされている SNMP エージェントは SVM のステータスに関する情報を組織のネットワーク管理システムに送信します。
SNMP 監視を有効にするポリシーがアクティブでない場合、SVM のステータスの情報は送信されません。
管理コンソールで、SNMP 監視を有効または無効にするには:
- Kaspersky Security Center 管理コンソールを開きます。
- コンソールツリーの[管理対象デバイス]フォルダーで、対象の SVM が所属する管理グループのフォルダーを開きます。
- 作業領域で、[ポリシー]タブを選択します。
- ポリシーのリストから Protection Server ポリシーを選択し、右クリックしてポリシーのプロパティウィンドウを開きます。
- ポリシーのプロパティウィンドウで、左のリストから[SNMP 監視の設定]を選択します。
- ウィンドウの右側で、次のいずれかの手順を実行します:
- SVM ステータス情報を受け取る場合は、[SVM のステータスの SNMP 監視を有効にする]をオンにします。
- SVM ステータス監視を無効にする場合は、[SVM のステータスの SNMP 監視を有効にする]をオフにします。
- [適用]をクリックします。