Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent

タスクで使用するメソッド

時間がかかり、非同期で実行されるリクエストの処理に、これらのタスクが使用されます。タスクのステータスにより、リクエストで指定した動作の進行状況を監視できます。

タスクのステータスは次のいずれかです:

  • Created – タスクが作成済みだが開始されていません。
  • Starting – タスクが開始プロセスの途中です。
  • Running – タスクが実行中です。このステータスのタスクは、実行の進捗がパーセンテージで表示されます。
  • Completed – タスクが正常に完了しました。このステータスのタスクは、タスクの実行結果が表示されます。結果にはタスク固有のデータが含まれます。たとえば、CreateTenant タスクの場合は、新しいテナントの識別子が含まれます。
  • Stopping – タスクが完了の準備を進めています。タスクを停止すると、Canceled ステータスに切り替わる前にこのステータスになる場合があります。
  • Failed – タスクが失敗しました。このステータスのタスクは、エラーの詳細情報が表示されます。
  • Canceled – ユーザーまたはシステムによってタスクが終了されました。このステータスのタスクは、エラーの詳細情報が表示されます。
  • Queued – タスクはキューに入り、実行開始を待機している状態です。

Integration Server REST APIを使用して、次のタスクを実行できます:

  • タスクのリストの取得
  • 特定のタスクに関する情報の取得
  • 特定のタスクの実行のキャンセル

このセクションの内容:

タスク情報の取得

タスクのリストの取得

タスクのキャンセル

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[Topic 199637]

タスク情報の取得

タスクに関する情報を識別子で取得します。

メソッド:

GET /api/2.0/virtualization/tasks/{ID}

各パラメータの説明:

{ID} - タスクの識別子(必須パラメータ)。

このリクエストが正常に完了すると、REST API はタスクに関する次の情報を返します:

<task id="{ID}" created="{日時}" stateChanged="{日時}" changed="{日時}">

<state>{ステータス}</state>

<type>{種別}</type>

<stage>{ステージ}</stage>

<progress>{実行の進捗}</progress>

<result>{結果}</result>

<!-- タスクの実行が失敗した場合、エラーメッセージが結果の代わりに表示されます。

<error>{エラーメッセージ}</error>

</task>

各パラメータの説明:

  • {ID} – タスク ID。
  • created="{日時}" - タスクの作成日時。形式:YYYY-MM-DDThh:mm:ss。
  • stateChanged="{日時}" – タスクの変更日時。形式:YYYY-MM-DDThh:mm:ss。
  • changed="{日時}" - タスクの変更日時。形式:YYYY-MM-DDThh:mm:ss。
  • {ステータス} - タスクのステータス
  • {種別} - タスクの種別。例:
  • {名前} - タスク名。
  • {ステージ} - タスク実行のステージ。
  • {実行の進捗} – タスクの進捗状況をパーセンテージで示します。
  • {結果} - タスクの実行結果。例:作成したテナントの情報またはレポートの識別子など。
  • {エラーメッセージ} - タスクの実行中にエラーが発生すると、エラーメッセージが表示されます。

リターンコード:

  • 200 (OK) – リクエストが正常に完了しました。
  • 403 (Forbidden) – リソースへのアクセスが拒否されました。
  • 404 (Not Found) – Integration Server データベース内に、指定した識別子のタスクが見つかりません。
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[Topic 199646]

タスクのリストの取得

既存の全タスクのリストと、各タスクに関する情報を取得できます。

メソッド:

GET /api/2.0/virtualization/tasks?createdFrom={日時}&state={ステータス}&type={種別}

各パラメータの説明:

  • createdFrom={日時} - YYYY-MM-DDThh:mm:ss 形式の日時(任意のパラメータ)。このパラメータを指定すると、指定した日時以降に作成されたタスクがリストに表示されます。
  • state={ステータス} - タスクのステータス(任意のパラメータ)。このパラメータを指定すると、指定したステータスのタスクのみがリストに表示されます。
  • type={種別} - タスクの種別(任意のパラメータ)。このパラメータを指定すると、指定した種別のタスクのみがリストに表示されます。

リターンコード:

  • 200 (OK) – リクエストが正常に完了しました。レスポンスが、タスクのリストを返します。
  • 403 (Forbidden) – リソースへのアクセスが拒否されました。
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[Topic 199645]

タスクのキャンセル

実行中のタスクを中断します。一部のタスクはすぐに完了させることができません。この場合、202 (Accepted) コードが返され、タスクのステータスが停止中に変更されます。

メソッド:

POST /api/2.0/virtualization/tasks/{ID}/cancel

各パラメータの説明:

{ID} - タスクの識別子(必須パラメータ)。

リターンコード:

  • 200 (OK) – リクエストが正常に完了しました(タスクがキャンセルされます)。
  • 202 (Accepted) – リクエストの実行が受諾されました(タスクのステータスが停止中に変更されます)。
  • 403 (Forbidden) – リソースへのアクセスが拒否されました。
  • 404 (Not Found) – 指定した識別子のタスクが見つかりません。
  • 405 (Method Not Allowed) – 子タスクの場合:親タスクをキャンセルした場合にのみ、子タスクをキャンセルできます。
  • 409 (Conflict) – タスクのステータスが既に次のいずれかになっています:CancelledFailedStopped
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[Topic 199647]