Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent

Kaspersky Security 管理 MMC プラグインと Integration Server のインストール

Kaspersky Security 管理 MMC プラグイン、Integration Server、Integration Server コンソールは、次のいずれかの方法でインストールできます:

MMC プラグイン、Integration Server、Integration Server コンソールを、ローカル管理者グループに属するアカウントの権限でインストールする必要があります。

インストールには、フォルダー「%ProgramData%」のあるインストール先ドライブに 4 GB 以上の空き容量が必要です。

Kaspersky Security MMC プラグイン、Integration Server、Integration Server コンソールのインストールには、Microsoft .NET Framework 4.6 以降が必要です。Microsoft .NET Framework を事前にインストールするか、Kaspersky Security コンポーネントのインストールウィザードで Microsoft .NET Framework をインストールするかどうかを確認するメッセージが表示された時にインストールします。Microsoft .NET Framework をインストールするには、インターネットアクセスが必要です。Microsoft .NET Framework のインストールで問題が生じる場合、Windows 更新プログラム KB2919442 および KB2919355 がデバイスにインストールされていることを確認してください。

MMC プラグイン、Integration Server、Integration Server コンソールのインストールのインストールの開始前に、Kaspersky Security Center 管理コンソールを終了しておくことを推奨します。

デバイスにどの Kaspersky Security Center コンポーネントがインストールされているかに応じて、インストール中に次の処理が実行されます:

  • Kaspersky Security Center 管理コンソールのみがデバイスにインストールされている場合、MMC プラグインと Integration Server コンソールがインストールされます。
  • Kaspersky Security Center 管理サーバーと管理コンソールが同じデバイスにインストールされている場合:
    • Kaspersky Security 管理プラグイン、Integration Server、Integration Server コンソールがインストールされます。
    • Light Agent for WindowsLight Agent for Linux のリモートインストール用のインストールパッケージが作成されます。作成されたインストールパッケージが、Kaspersky Security Center 管理コンソールツリーの[詳細] → [リモートインストール] → [インストールパッケージ]フォルダーに次の名前で保存されます。
      • Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent for Windows (5.2.X.X)
      • Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent for Linux (5.2.X.X)

        5.2.X.X は製品のバージョン番号です。

Integration Server を正常にインストールするには、ネットワーク機器またはトラフィック監視ソフトウェアの設定で、SVM と Light Agent が Integration Server に接続する際に、ポートを使用して接続することを許可する必要があります。既定では、ポート番号 7271(TCP)が使用されます。

Integration Server と、Integration Server コンソール、SVM、Light Agent、VMware vCenter Server との対話には、セキュアな SSL 接続が使用されます。オペレーティングシステムでの SSL プロトコルに関する既知の脆弱性を削減するために、Integration Server のインストール中にオペレーティングシステムのレジストリに対して、Microsoft のテクニカルサポートサイトで説明されている変更が行われます。この変更により、次の暗号化の機能とプロトコルが無効になります:

  • SSL 3.0
  • SSL 2.0
  • AES 128
  • RC2 40/56/128
  • RC4 40/56/64/128
  • 3DES 168

Integration Server のインストール中、Integration Server とのセキュアな接続の確立と SVM と Light Agent の間での通信の暗号化のために使用される Integration Server の自己署名 SSL 証明書が、オペレーティングシステムのレジストリにインストールされます。Integration Server のインストールの完了後、この自己署名証明書をより安全な証明書で置き換えることを推奨します。証明書の置換手順の詳細は、ナレッジベースの記事を参照してください。

Integration Server が以前に仮想インフラストラクチャにインストールされていて、Kaspersky Security 5.1 以降(Kaspersky Security のアップデート 5.1.1、5.1.2、5.1.3 を含む)での作業に使用されていた場合、さらに Integration Server をアンインストールする時に Integration Server の操作で使用されたデータを保存している場合、このデータは Integration Server をインストールする時に自動的に使用されます。

このセクションの内容:

ウィザードの対話モードを使用したインストール

コマンドラインによるインストール

MMC プラグインと Integration Server のインストール結果

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[Topic 68075]

ウィザードの対話モードを使用したインストール

ウィザードの対話モードを使用して MMC 管理プラグインと Integration Server、Integration Server コンソールをインストールするには:

  1. 管理コンソールと Kaspersky Security Center 管理サーバーがインストールされているデバイスで、ファイル ksvla-components_5.2.X.X_mlg.exe を実行します(5.2.X.X は製品のバージョン番号です)。このファイルは配布キットに含まれます。

    Kaspersky Security Center 管理サーバーがデバイスにインストールされていない場合、Integration Server はデバイスにインストールされません。MMC プラグイン、Integration Server コンソール のみがインストールされます。

    Kaspersky Security コンポーネントのインストールウィザードが開始されます。

  2. ウィザードと Kaspersky Security のローカライズ言語を選択し、ウィザードの次のステップに進みます。

    既定では、ウィザードが開始されたデバイスにインストールされている OS のローカライズ言語が使用されます。

  3. 管理コンポーネントのインストール]をオンにして、ウィザードの次のステップに進みます。

    フォルダー「%ProgramData%」のあるインストール先ドライブの空き容量が確認されます。ドライブの空き容量が 4 GB 未満の場合、エラーメッセージが表示され、ウィザードの次のステップに進めなくなります。この場合、ウィザードを閉じてから、ドライブの不要なファイルを削除するなどして空き容量を確保してください。この作業が完了したら、Kaspersky Security コンポーネントのインストールウィザードを再起動します。

  4. 次のステップでは、お客様とカスペルスキーとの間で締結する使用許諾契約書およびデータの処理と転送を記述したプライバシーポリシーを読みます。

    インストールを続行するには、使用許諾契約書とプライバシーポリシーをよく読んで、それらの条件に同意する必要があります。同意するには、ウィザードのウィンドウで両方のチェックボックスをオンにします。

    ウィザードの次のステップに進みます。

  5. ウィザードを実行するデバイスに Kaspersky Security Center 管理サーバーがインストールされており、なおかつこのデバイスが Microsoft Windows ドメインに属していない場合、Integration Server の管理者アカウントのパスワードを作成する必要があります。Integration Server の管理者アカウント(admin)は、Integration Server を管理するために使用されます。

    パスワード]と[パスワードの確認]にパスワードを入力します。このアカウント名は編集できません。

    パスワードは 60 文字以内である必要があります。英字(大文字と小文字)、数字、および次の特殊文字のみを使用できます:! # $ % & ' ( ) * " + , - . / \ : ; < = > _ ? @ [ ] ^ ` { | } ~。セキュリティを強化するために、最低 8 文字以上のパスワードを設定し、小文字、大文字、数字、特殊文字の 4 つのカテゴリのうち少なくとも 3 つを使用してください。

    ウィザードの次のステップに進みます。

  6. ウィザードが動作するデバイスに Kaspersky Security Center 管理サーバーがインストールされ、既定で Integration Server への接続に使用されるポート 7271 がビジー状態の場合、Integration Server に接続するためのポート番号を指定する必要があります。

    ポート]で 1025 ~ 65535 の範囲でポート番号を指定し、ウィザードの次のステップに進みます。

  7. ウィザードが管理プラグイン、Integration Server、および Integration Server コンソールで実行する処理に関する情報を確認し、[次へ]をクリックしてリストされた処理の実行を開始します。
  8. ウィザードが終了するまでお待ちください。

    ウィザードの処理中にエラーが発生した場合、変更はロールバックされます。

  9. 終了]をクリックして、ウィザードのウィンドウを閉じます。

インストール後、Kaspersky Security 管理 MMC プラグインが、Kaspersky Security Center 管理サーバーの設定内のインストール済み管理用プラグインのリストに表示されます。

ウィザードの動作に関する情報は Kaspersky Security コンポーネントのインストールウィザードのトレースファイルに書き込まれます。ウィザードがエラーで終了した場合、テクニカルサポートへのお問い合わせの際にこのファイルを使用できます。

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[Topic 92782]

コマンドラインによるインストール

コマンドラインから MMC プラグイン、Integration Server、Integration Server コンソールをインストールするには、

次のいずれかのコマンドを選択します:

  • インストールを実行するデバイスが Microsoft Windows ドメインに属している場合:

    ksvla-components_5.2.X.X_mlg.exe -q --lang=<言語 ID> --accept-EulaAndPrivacyPolicy=yes

  • インストールを実行するデバイスが Microsoft Windows ドメインに属していない場合:

    ksvla-components_5.2.X.X_mlg.exe -q --lang=<言語 ID> --accept-EulaAndPrivacyPolicy=yes --viisPass=<パスワード>

各パラメータの説明:

  • 5.2.X.X は製品のバージョン番号です。
  • <言語 ID> は、インストールするコンポーネントの言語 ID です。

    言語 ID は、次の書式で指定する必要があります:ru、en、de、fr、zh-Hans、zh-Hant、ja。大文字と小文字は区別されます。

  • <パスワード> は、Integration Server の管理者アカウントのパスワードです。Integration Server をインストールするデバイスが Microsoft Windows ドメインに属していない場合、Integration Server の管理には、Integration Server 管理者の admin アカウントが使用されます。

    パスワードは 60 文字以内である必要があります。英字(大文字と小文字)、数字、および次の特殊文字のみを使用できます:! # $ % & ' ( ) * " + , - . / \ : ; < = > _ ? @ [ ] ^ ` { | } ~。セキュリティを強化するために、最低 8 文字以上のパスワードを設定し、小文字、大文字、数字、特殊文字の 4 つのカテゴリのうち少なくとも 3 つを使用してください。

  • accept-EulaAndPrivacyPolicy=yes は、ユーザーとカスペルスキーとの間で締結する使用許諾契約書の条項、およびデータの処理と送信について記述したプライバシーポリシーに同意することを意味します。このパラメータを yes に設定することで、次のことを確認できます:
    • 使用許諾契約書の内容をすべて確認し、理解した上で条項に同意します。
    • プライバシーポリシーの内容をすべて確認し、プライバシーポリシーの記載に従ってデータが処理されて送信される(第三国への送信も含む)ことを理解し、同意します。

    使用許諾契約書とプライバシーポリシーは、製品の配布キットに含まれています。MMC プラグイン、Integration Server、Integration Server コンソールをインストールするには、使用許諾契約書とプライバシーポリシーの条項に同意する必要があります。

    次のコマンドを実行することで、使用許諾契約書とプライバシーポリシーの本文を確認できます:

    ksvla-components_5.2.X.X_mlg.exe --lang=<言語 ID> --show-EulaAndPrivacyPolicy

    使用許諾契約書とプライバシーポリシーのテキストが、tmp フォルダーの license_<言語 ID>.txt ファイルに出力されます。

コマンドには次の任意のパラメータを指定することができます:

  • --viisPort=<port number>

    既定では、ポート番号 7271 が Integration Server への接続に使用されます。Integration Server への接続に異なるポートを使用する場合はこのパラメータを指定します。

    Integration Server が本製品のアップデートによりインストールされる場合、--viisPort パラメータはサポートされません。

  • --log-path=<path to file>

    既定では、インストール結果に関する情報は、%temp%\Kaspersky_Security_for_Virtualization_<バージョン番号>_Light_Agent_BundleInitialInstall_logs_<日付と時間>.zip アーカイブに保存されているトレースファイルに記録されます:

    • <バージョン番号> は、インストールした Kaspersky Security のバージョンの番号です。
    • <日時> は、 インストールが完了した日時です(dd_MM_yyyy_HH_mm_ss 形式)。

    インストール結果を別のファイルに保存する場合は、このパラメータを指定します。

Kaspersky Security のコンポーネントをコマンドラインからインストールする時に利用できるすべてのパラメータを確認するには、--help パラメータを使用してください。

MMC プラグイン、Integration Server、Integration Server コンソールのインストールには、時間がかかる場合があります。インストール後、MMC プラグインが、Kaspersky Security Center 管理サーバーの設定内のインストール済み管理用プラグインのリストに表示されます。

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[Topic 55898]

MMC プラグインと Integration Server のインストール結果

Kaspersky Security MMC プラグインと Integration Server のインストールの完了後、Kaspersky Security Center 管理コンソール上の、[導入]セクションにある[監視]タブの [管理サーバー <サーバー名>]ノードのワークスペースに、[Kaspersky Security for Virtualization <バージョン番号> Light Agent を管理する]が表示されます。(<バージョン番号> は、インストールした Kaspersky Security のバージョンの番号です)。このリンクを使用して Integration Server コンソールを開始します。

インストールされた MMC プラグインが、Kaspersky Security Center 管理サーバーの設定内のインストール済み管理プラグインのリストに表示されます。

インストール済み管理プラグインのリストを表示するには:

  1. Kaspersky Security Center 管理コンソールを開きます。
  2. コンソールツリーで、[管理サーバー <サーバー名>]ノードを選択し、次のいずれかの方法で管理サーバーのプロパティウィンドウを開きます:
    • 管理サーバー <サーバー名>]ノードのコンテキストメニューの[設定]を使用する。
    • 管理サーバー]セクションの[管理サーバー <サーバー名>]ノードにあるワークスペースにある[管理サーバーのプロパティ]を使用する。
  3. 左側のリストの[詳細]セクションから、[インストール済みのアプリケーション管理プラグインの情報]セクションを選択します。

    Kaspersky Security MMC プラグインが、インストール済み管理プラグインのリストのウィンドウの右側に表示されます:

    • Kaspersky Security for Virtualization <バージョン番号> Light Agent – Protection Server
    • Kaspersky Security for Virtualization <バージョン番号> Light Agent for Linux
    • Kaspersky Security for Virtualization <バージョン> Light Agent for Windows

    <バージョン> は、インストールした Kaspersky Security のバージョンの番号です。

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[Topic 73668]