目次
インストールウィザードを使用した Light Agent for Windows のインストール
インストールを開始する前に、保護対象にする仮想マシンのフォルダーに Light Agent for Windows の配布パッケージを解凍する必要があります。
インストールウィザードを使用して Light Agent for Windows コンポーネントを仮想マシンにインストールするには:
- 保護対象仮想マシンのオペレーティングシステムで、Light Agent for Windows の配布キットに含まれているファイル setup.exe を実行します。
Light Agent インストールウィザードが開始されます。
- Light Agent インストールウィザードの指示に従います。
インストールに必要な次の条件を満たしているかどうかが、インストールウィザードでチェックされます:
- 仮想マシン上のオペレーティングシステムがソフトウェア要件を満たしていること。
条件を満たしていない場合、画面に通知が表示されます。
- 仮想マシン上に競合するソフトウェアがインストールされていないこと。
インストールウィザードは、Light Agent と同時に実行したら競合する可能性のあるアプリケーションがないか、仮想マシンを調べます。そのようなアプリケーションが見つかった場合、インストールウィザードはそれらのリストを表示し、削除を確認するよう要求します。確認後、インストールウィザードは、該当するアプリケーションを自動的に削除します。アプリケーションのアンインストールで仮想マシンの再起動が必要な場合、インストールウィザードに、仮想マシンを再起動する必要があるという警告が表示されます。
自動的に削除できないアプリケーションが仮想マシンで検出されると、手動で削除するよう要求されます。
競合するソフトウェアのリストは、Kaspersky Security の配布キットに含まれる incompatible.txt ファイルで確認できます。
- 仮想マシン上のオペレーティングシステムがソフトウェア要件を満たしていること。
インストール中に、仮想マシンにアクティブな感染がないかスキャンされます。脅威が検知され駆除できない場合、インストールはエラーで終了します。脅威を無害化するには、Kaspersky Virus Removal Tool および Rescue Disc ユーティリティを使用してください。詳細は、ナレッジベースを参照してください。
インストールウィザードのスタートウィンドウ
Light Agent for Windows のインストール条件が前述の要件を満たしている場合、インストールウィザードのスタートウィンドウが表示されます。インストールウィザードのスタートウィンドウには、保護対象仮想マシンでの Light Agent for Windows のインストール開始に関する情報が表示されます。
インストールウィザードの次のステップに進みます。
ページのトップに戻る使用許諾契約書の表示
このステップでは、お客様とカスペルスキーとの間で締結する使用許諾契約書およびデータの処理と転送を記述したプライバシーポリシーを読みます。
インストールを続行するには、使用許諾契約書とプライバシーポリシーをよく読んで、それらの条件に同意することを確認します。同意するには、ウィザードのウィンドウで両方のチェックボックスをオンにします。
ウィザードの次のステップに進みます。
ページのトップに戻るインストール種別の選択
このステップでは、Light Agent のインストール種別を選択します。
インストールできる Light Agent の機能コンポーネントは、仮想マシンのゲストオペレーティングシステムによって異なります。
Microsoft Windows デスクトップオペレーティングシステムを搭載した仮想マシンに Light Agent をインストールする場合、次のオプションから選択できます:
- 保護コンポーネントの標準インストール:カスペルスキーが推奨する設定で、仮想マシンに保護機能コンポーネントをインストールするには、このオプションを選択します。
- 保護コンポーネントと管理コンポーネントの標準インストール:カスペルスキーが推奨する設定で、仮想マシンに保護機能コンポーネントと管理機能コンポーネントをインストールするには、このオプションを選択します。
- カスタムインストール:アプリケーションがインストールされるフォルダーと、インストールされる機能コンポーネントを選択したい場合は、このチェックボックスをオンにします。
Microsoft Windows サーバーオペレーティングシステムを搭載した仮想マシンに Light Agent をインストールする場合、次のオプションから選択できます:
- 標準インストール:カスペルスキーが推奨する機能コンポーネントを仮想マシンにインストールするには、このオプションを選択します。
- カスタムインストール:製品がインストールされるフォルダーおよびインストールする機能コンポーネントを指定する場合は、このオプションを選択します。
インストールウィザードの次のステップに進みます。
ページのトップに戻るインストールするコンポーネントの選択
このステップは、「インストール種別の選択」ステップで[カスタムインストール]をオンにした場合、または[カスタムインストール]をオンにした場合に表示されます。
このステップでは、インストールする Light Agent の機能コンポーネントを選択できます。
既定では、次の機能コンポーネントがインストール対象として選択されています:
- Microsoft Windows のデスクトップ OS を搭載した仮想マシン:
- [保護コンポーネントのインストール]が選択されている場合、すべての保護コンポーネント
- [保護コンポーネントと管理コンポーネントのインストール]が選択されている場合、すべての保護コンポーネントとシステム変更監視を除くすべての管理コンポーネント
- Microsoft Windows のサーバー OS を搭載した仮想マシン:ファイルアンチウイルスおよび AMSI 保護コンポーネント。
インストールするコンポーネントを選択するには、コンポーネント名に隣接するアイコンをクリックしてメニューを表示し、[コンポーネントはローカルハードディスクにインストールされます]を選択します。選択したコンポーネントによって実行されるタスクと、インストールに必要なディスク容量に関する情報は、インストールウィザードのウィンドウ下部に表示されます。
保護対象仮想マシンで使用可能なディスク容量に関する詳細情報を確認するには、[ディスク]をクリックします。[使用できるディスク容量]ウィンドウが開き、情報が表示されます。
コンポーネントをインストールしないようにするには、コンポーネント名に隣接するアイコンをクリックしてメニューを表示し、[コンポーネントは使用できなくなります]を選択します。
既定でインストールするコンポーネントのリストに戻すには、[リセット]をクリックします。
コンポーネントのリストで、Light Agent と Kaspersky Endpoint Agent の統合を有効にすることもできます。それには、[Kaspersky Endpoint Agent との統合]のコンテキストメニューを表示し、[コンポーネントはローカルハードディスクにインストールされます]を選択します。Kaspersky Endpoint Agent との統合は既定では無効になっています。
インストールウィザードの次のステップに進みます。
ページのトップに戻るインストールフォルダーの選択
このステップは、「インストール種別の選択」ステップで[カスタムインストール]をオンにした場合、または[カスタムインストール]をオンにした場合に実行されます。
このステップでは、Light Agent for Windows のインストールフォルダーのパスを指定します。これを行うには、[参照]をクリックし、表示された[インストール先フォルダーの変更]ウィンドウでインストールフォルダーを選択します。
保護対象仮想マシンで使用可能なディスク容量に関する情報を表示するには、[ディスク]をクリックします。[使用できるディスク容量]ウィンドウが開き、情報が表示されます。
インストールウィザードの次のステップに進みます。
ページのトップに戻る信頼ゾーンの設定
このステップでは、Light Agent for Windows の信頼ゾーンを作成できます。
信頼ゾーンとは、Kaspersky Security が有効な時に監視しないファイル、フォルダー、オブジェクト、アプリケーションのリスト、すなわち保護とスキャンから除外するリストで、システム管理者が設定します。
[除外リスト]ウィンドウのリストには、信頼ゾーンに含めるかどうかを選択できるアプリケーション名、またはアプリケーション開発元の名前が含まれます。
信頼ゾーンを設定するには:
- リストのチェックボックスを使用し、信頼ゾーンにアプリケーションまたはアプリケーション開発元を指定します。
チェックボックスをオンにすると、それらのアプリケーションに対して推奨されるファイル、フォルダー、プロセスが信頼リストに追加され、それらのアプリケーションの実行ファイルが信頼されるアプリケーションのリストに自動的に追加されます。
- 既定では、インストール先の仮想マシンの種別に応じて、信頼ゾーンにはデスクトップ OS 向けにリストに含めることが推奨されるアプリケーション(Microsoft Windows デスクトップ OS の仮想マシンに Light Agent をインストールしている場合)またはサーバー OS 向けにリストに含めることが推奨されるアプリケーション(Microsoft Windows サーバー OS の仮想マシンに Light Agent をインストールしている場合)が含まれています。
リストに含めることが推奨されるアプリケーションを信頼リストに含めない場合、Light Agent をインストールする仮想マシンの種別に応じて表示される、[デスクトップ OS 用に推奨される除外リストを作成する]または[サーバー OS 用に推奨される除外リストを作成する]をオフにします。
Light Agent for Windows のインストール完了後は、Light Agent for Windows ポリシーのプロパティまたは製品のローカルインターフェイスの Light Agent 設定で、信頼ゾーンの設定を編集できます。
インストールウィザードの次のステップに進みます。
ページのトップに戻るインストールの開始
保護対象仮想マシンのオペレーティングシステムに Light Agent for Windows のインストールを妨害できる悪意のあるプログラムが含まれる可能性があることを考慮して、インストールを保護することを推奨します。
既定では、インストールの保護は有効です。
Light Agent のインストールでエラーが発生する場合、インストールの保護を無効にしてください。これは、Windows リモートデスクトップを使用したリモートインストール中などに発生することがあります。Light Agent for Windows のインストールの保護が原因である可能性があります。この場合、インストールを中止し、インストールウィザードを再起動します。このステップで、[インストールのプロセスを保護する]をオフにします。
Citrix Provisioning(Citrix Provisioning Services)技術を使用する仮想マシンで Light Agent をインストールする場合、[Citrix Provisioning(Citrix Provisioning Services)との互換性を確認する]をオンにします。既定では、このチェックボックスはオフです。
一時仮想マシンのテンプレートに Light Agent for Windows をインストールする場合、[一時 VDI プール用テンプレートにインストールする]をオンにします。このテンプレートから作成された仮想マシンでは、保護対象仮想マシンを再起動する必要のあるアップデートがインストールされません。保護対象仮想マシンを再起動する必要のあるアップデートを Light Agent for Windows が受信すると、保護対象仮想マシンのテンプレートで定義データベースとソフトウェアモジュールをアップデートする必要があることを通知するメッセージが Kaspersky Security Center に送信されます。既定では、このチェックボックスはオフです。
Light Agent for Windows の仮想マシンテンプレートへのインストールの詳細は、ナレッジベースを参照してください。
[ファイル avp.com のパスをシステム変数 %PATH% に追加する]では、ファイル avp.com へのパスを %PATH% システム変数に追加します。このチェックボックスがオンの場合、コマンドラインから Light Agent for Windows や Light Agent タスクを開始するために実行ファイルのパスを入力する必要はありません。実行ファイルの名前とタスクを開始するコマンドを入力するだけです。既定では、このチェックボックスはオンです。
Light Agent for Windows のインストールを開始するには、[インストール]をクリックします。
仮想マシンでの Light Agent for Windows のインストールにより、現在のネットワーク接続が妨害されることがあります。
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