Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent

Light Agent for Windows のインストール

Light Agent for Windows を仮想マシンにインストールする方法はいくつかあります:

仮想マシンテンプレートには、インストールウィザードを使用してローカルで、または Kaspersky Security Center を使用してリモートで、Light Agent for Windows をインストールしてください。

次の仮想化ソリューションを使用する仮想インフラストラクチャ内の仮想マシンに Light Agent for Windows をインストールする場合は、追加の手順を実行する必要があります:

Light Agent for Windows をインストールする前に(リモートの場合も含む)、仮想マシンのオペレーティングシステムで実行中のすべてのアプリケーションを終了してください。

インストール中、Light Agent は avp.exe プロセスの送信トラフィックと受信トラフィックを許可するように Windows ファイアウォールを設定します。Windows ファイアウォールに対してドメインポリシーが使用されている場合は、ドメインポリシーで avp.exe プロセスの送受信接続のルールを設定する必要があります。別のファイアウォールを使用している場合、そのファイアウォールで avp.exe プロセスの接続ルールを設定する必要があります。インストール後最初の起動時に、ファイアウォールが有効になり、Windows ファイアウォールが無効になります。

AMSI 保護のインストールと実行は、Windows 10 および Windows Server 2016 より前のゲスト OS バージョンを搭載した仮想マシンではサポートされていません。

このセクションの内容:

Kaspersky Security Center による Light Agent for Windows のインストール

インストールウィザードを使用した Light Agent for Windows のインストール

コマンドラインによる Light Agent for Windows のインストール

Active Directory グループポリシーを使用した Light Agent for Windows のインストール

仮想マシンテンプレートでの Light Agent for Windows のインストール

Citrix App Layering との互換性

Citrix Provisioning(Citrix Provisioning Services)との互換性

VMware App Volumes 技術との互換性

インストール済み Light Agent for Windows コンポーネントの構成の変更

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[Topic 98762]

Kaspersky Security Center による Light Agent for Windows のインストール

Kaspersky Security Center を使用して、管理者のワークステーションからリモートで Light Agent for Windows をインストールできます。

インストールは、リモートインストールウィザードまたはリモートインストールタスクを使用して実行されます(詳細は、Kaspersky Security Center のオンラインヘルプを参照してください)。インストールには、製品のインストールに必要な設定のグループを含んだインストールパッケージが必要です。

Kaspersky Security および Integration Server の管理 MMC プラグインのインストール中に、Kaspersky Security コンポーネントのインストールウィザードによって自動的に作成されたインストールパッケージを使用するか、インストールパッケージを手動で作成できます。

自動的に作成されたインストールパッケージは、Kaspersky Security Center 管理コンソールツリーの[詳細] – [リモートインストール] – [インストールパッケージ]フォルダーに、「Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent for Windows (5.2.X.X)」という名前で保存されます(「5.2.X.X」は製品のバージョン番号)。既定では、このインストールパッケージの設定で次の機能コンポーネントが選択されています:

  • Microsoft Windows のデスクトップ OS を搭載した仮想マシン:すべての保護コンポーネントとすべての管理コンポーネント(システム変更監視コンポーネントを除く)。
  • Microsoft Windows のサーバー OS を搭載した仮想マシン:ファイルアンチウイルスおよび AMSI 保護コンポーネント。

Light Agent と Kaspersky Endpoint Agent との統合は既定では無効になっています。

インストールパッケージのプロパティで、Light Agent for Windows のインストール設定を変更したり、インストール設定(インストールする Light Agent コンポーネントの組み合わせの変更など)を詳細に調整したりできます。

仮想マシンへのインストールを開始する前に、同時実行が許可されている場合に Light Agent との競合の原因となるアプリケーションがないか、仮想マシンを調べ、そのようなアプリケーションは削除されます。そのようなアプリケーションを自動的に削除できない場合、インストールはエラーとなって終了します。

Citrix Provisioning(Citrix Provisioning Services)技術が使用されている仮想マシンに Light Agent for Windows をインストールするためのインストールパッケージでは、次のいずれかを実行する必要があります:

  • インストールパッケージを作成する前に、Light Agent for Windows の配布パッケージに含まれる ksvla.kud ファイルに、手動で次の変更を行います:

    [Setup] セクションの Params=/s /pAKINSTALL=1 /pEULAANDPRIVACYPOLICY=1 文字列の末尾に、パラメータ /pINSTALLONPVS=1 を追加します。

  • 作成したインストールパッケージの設定で、[Citrix Provisioning(Citrix Provisioning Services)との互換性を確認する]をオンにします。

Kaspersky Security Center を使用しての Light Agent for Windows のリモートインストール中に、Kaspersky Security Center ネットワークエージェントが自動的にインストールされます。

このセクションの内容:

Light Agent for Windows のインストールパッケージの作成

Light Agent for Windows のインストールパッケージの設定

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[Topic 102344]

Light Agent for Windows のインストールパッケージの作成

インストールパッケージを作成する前に、Kaspersky Security Center 管理サーバーがアクセスできるフォルダーを解凍先にして、Light Agent for Windows の配布パッケージを解凍しておく必要があります。

Light Agent for Windows のインストールパッケージを作成するには:

  1. Kaspersky Security Center 管理コンソールを開きます。
  2. コンソールツリーで、[詳細] – [リモートインストール] – [インストールパッケージ]の順に選択します。
  3. インストールパッケージの作成]をクリックして、新規パッケージウィザードを実行します。
  4. ウィザードのウィンドウで、[カスペルスキー製品のインストールパッケージを作成する]をクリックします。
  5. ウィンドウで、インストールパッケージの名前を入力し、ウィザードの次のステップに進みます。
  6. Kaspersky Security の配布キットを選択します。このためには、[参照]をクリックして Windows 標準のファイルの選択ウィンドウを開き、Light Agent for Windows の配布パッケージに含まれる ksvla.kud ファイルへのパスを指定します。

    ファイルの選択後、ウィザードウィンドウに製品名が表示されます。

    ウィザードの[インストールする配布パッケージの選択]ウィンドウでは、[アップデートを保管領域からインストールパッケージへコピーする]が既定でオンになっています。Kaspersky Security Center は、Kaspersky Security Center 保管領域に読み込まれている Light Agent for Windows の定義データベースとモジュールのすべてのアップデートをインストールパッケージに含めます。Light Agent for Windows をインストールした後、Light Agent for Windows の定義データベースとモジュールは仮想マシンで自動的にアップデートされます。

    ウィザードの次のステップに進みます。

  7. お客様とカスペルスキーとの間で締結する使用許諾契約書およびデータの処理と転送を記述したプライバシーポリシーを読みます。

    インストールパッケージの作成を続行するには、使用許諾契約書とプライバシーポリシーをよく読んで、それらの条件に同意します。同意するには、ウィザードのウィンドウで両方のチェックボックスをオンにします。

    ウィザードの次のステップに進みます。

  8. ウィザードは、製品のインストールに必要なファイルを Kaspersky Security Center の管理サーバーにダウンロードします。ダウンロードが完了するまでお待ちください。
  9. 次の手順に従います:
    • インストールするコンポーネントを指定します。インストールするコンポーネントは、次の 2 つのグループに分類されています:サーバーオペレーティングシステムへのインストール向けコンポーネントおよびデスクトップオペレーティングシステムへのインストール向けコンポーネント。インストールするコンポーネントのチェックボックスをオンにします。
    • Kaspersky Security と、複雑な脅威を検知するように設計されたカスペルスキーソリューションとの対話に Kaspersky Endpoint Agent を使用する場合は、コンポーネントのリストで[Kaspersky Endpoint Agent との統合]をオンにして、Light Agent と Kaspersky Endpoint Agent の統合を有効にします。統合は、既定では無効になっています。
    • 必要に応じて、インストールフォルダーのパスを入力します。既定では、オペレーティングシステムの種別に応じて、Light Agent は次のフォルダーにインストールされます:
      • %ProgramFiles(x86)%\Kaspersky Lab\Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent\(64 ビット OS)
      • %ProgramFiles%\Kaspersky Lab\Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent\(32 ビット OS)

    ウィザードの次のステップに進みます。

  10. ウィザードによってインストールパッケージが作成され、処理が完了したことが通知されます。ウィザードを終了します。

作成されたインストールパッケージが、Kaspersky Security Center 管理コンソールツリーの[詳細]→[リモートインストール]→[インストールパッケージ]フォルダーに保存されます。同じインストールパッケージを何度でも使用できます。

インストールパッケージを作成した後で、Light Agent for Windows のインストール設定を変更したり、インストール設定(インストールする Light Agent コンポーネントの組み合わせの変更など)を詳細に調整できます。

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[Topic 85308]

Light Agent for Windows のインストールパッケージの設定

Light Agent for Windows のインストールパッケージ設定を編集するには:

  1. Kaspersky Security Center 管理コンソールを開きます。
  2. コンソールツリーで、[詳細] – [リモートインストール] – [インストールパッケージ]の順に選択します。
  3. インストールパッケージのリストから Light Agent for Linux のインストールパッケージを選択し、次のいずれかの方法でインストールパッケージの設定ウィンドウを開きます:
  4. 表示されるウィンドウの左側のリストで、[設定]セクションを選択してインストールパッケージの設定を編集します。次の操作を実行できます:
    • 保護対象仮想マシンにインストールする必要があるコンポーネントを指定します:
      • コンポーネント名の横にあるチェックボックスをオンにすると、インストールパッケージを使用した Light Agent for Windows のインストールで、そのコンポーネントが仮想マシンにインストールされます。コンポーネントがインストール済みの場合、変更は加えられません。
      • コンポーネント名の横にあるチェックボックスをオフにすると、インストールパッケージを使用した Light Agent for Windows のインストールで、そのコンポーネントは削除されます。そのコンポーネントがインストールされていなかった場合、変更は加えられません。
    • Light Agent と Kaspersky Endpoint Agent の統合を有効または無効にします([Kaspersky Endpoint Agent との統合])。統合は、既定では無効になっています。
    • Kaspersky Security のインストールプロセスの保護を有効または無効にします。保護を有効にすると、アプリケーションのインストール中、アプリケーションインストールフォルダーの内容の変更や、他のプロセスのインストールプロセスへの組み込みおよびインストールプロセスの停止がブロックされます。既定では、保護は有効です。
    • 製品のインストールフォルダーのパスをシステム環境変数 %PATH% に追加するかどうかを選択します。既定では、インストールフォルダーのパスは変数に追加されます。この場合、コマンドラインからファイルを起動する時に、製品のインストールフォルダーにある実行ファイルのパスを入力する必要がありません。実行ファイル名を入力するだけで済みます。
    • Microsoft 社がスキャンから除外することを推奨しているアプリケーションを信頼ゾーンに追加するかどうかを選択します。既定では、Microsoft 社がスキャンからの除外を推奨するアプリケーションが、信頼ゾーンに追加されます。
    • 一時 VDI プール用テンプレートにインストールする]をオンにします。インストールパッケージを使用して、次のいずれかの VDI インフラストラクチャを作成するために使用する一時仮想マシンテンプレートに Light Agent をインストールする場合、このチェックボックスをオンにすることを推奨します。
      • Citrix XenDesktop のランダムカタログ。
      • Citrix XenDesktop のユーザーによる変更を保存しない静的カタログ。
      • VMware Horizon のインスタントクローンの自動プール。
      • HUAWEI FusionAccess のリンクされたクローンの仮想マシングループ。

      このチェックボックスをオンにすると、このテンプレートから作成された仮想マシンでは、保護対象仮想マシンを再起動する必要のあるアップデートがインストールされません。保護対象仮想マシンを再起動する必要のあるアップデートを Light Agent が受信すると、保護対象仮想マシンのテンプレートで定義データベースとソフトウェアモジュールをアップデートする必要があることを通知するメッセージが Kaspersky Security Center に送信されます。

      インストールパッケージを使用して、次のいずれかの VDI インフラストラクチャを作成するために使用する一時仮想マシンテンプレートに Light Agent をインストールする場合、[一時 VDI プール用テンプレートにインストールする]をオンにしないことを推奨します:

      • Citrix XenDesktop のローカルドライブを使用した静的専用カタログ。
      • VMware Horizon のフルクローンの自動プール。
      • HUAWEI FusionAccess のフルコピーの仮想マシングループ。
    • Citrix Provisioning(Citrix Provisioning Services)との互換性を確認する]をオンにします。インストールパッケージを使用して、Citrix Provisioning(Citrix Provisioning Services)技術を使用する仮想マシンに Light Agent をインストールする場合、このチェックボックスをオンにしてください。
    • Light Agent をインストールするフォルダーのパスを入力します。既定では、オペレーティングシステムの種別に応じて、Light Agent は次のフォルダーにインストールされます:
      • %ProgramFiles(x86)%\Kaspersky Lab\Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent\(64 ビット OS)
      • %ProgramFiles%\Kaspersky Lab\Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent\(32 ビット OS)

    設定]セクションを除いて、インストールパッケージの設定ウィンドウのすべてのセクションは Kaspersky Security Center の標準的なセクションと同一です。これらの標準セクションの詳細は、Kaspersky Security Center のオンラインヘルプを参照してください。

  5. インストールパッケージの設定ウィンドウで[OK]をクリックします。
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[Topic 102343]

インストールウィザードを使用した Light Agent for Windows のインストール

インストールを開始する前に、保護対象にする仮想マシンのフォルダーに Light Agent for Windows の配布パッケージを解凍する必要があります。

インストールウィザードを使用して Light Agent for Windows コンポーネントを仮想マシンにインストールするには:

  1. 保護対象仮想マシンのオペレーティングシステムで、Light Agent for Windows の配布キットに含まれているファイル setup.exe を実行します。

    Light Agent インストールウィザードが開始されます。

  2. Light Agent インストールウィザードの指示に従います。

    インストールに必要な次の条件を満たしているかどうかが、インストールウィザードでチェックされます:

    • 仮想マシン上のオペレーティングシステムがソフトウェア要件を満たしていること。

      条件を満たしていない場合、画面に通知が表示されます。

    • 仮想マシン上に競合するソフトウェアがインストールされていないこと。

      インストールウィザードは、Light Agent と同時に実行したら競合する可能性のあるアプリケーションがないか、仮想マシンを調べます。そのようなアプリケーションが見つかった場合、インストールウィザードはそれらのリストを表示し、削除を確認するよう要求します。確認後、インストールウィザードは、該当するアプリケーションを自動的に削除します。アプリケーションのアンインストールで仮想マシンの再起動が必要な場合、インストールウィザードに、仮想マシンを再起動する必要があるという警告が表示されます。

      自動的に削除できないアプリケーションが仮想マシンで検出されると、手動で削除するよう要求されます。

      競合するソフトウェアのリストは、Kaspersky Security の配布キットに含まれる incompatible.txt ファイルで確認できます。

インストール中に、仮想マシンにアクティブな感染がないかスキャンされます。脅威が検知され駆除できない場合、インストールはエラーで終了します。脅威を無害化するには、Kaspersky Virus Removal Tool および Rescue Disc ユーティリティを使用してください。詳細は、ナレッジベースを参照してください。

このセクションの内容:

インストールウィザードのスタートウィンドウ

使用許諾契約書の表示

インストール種別の選択

インストールするコンポーネントの選択

インストールフォルダーの選択

信頼ゾーンの設定

インストールの開始

コンポーネントのインストール

インストールの終了

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[Topic 73229]

インストールウィザードのスタートウィンドウ

Light Agent for Windows のインストール条件が前述の要件を満たしている場合、インストールウィザードのスタートウィンドウが表示されます。インストールウィザードのスタートウィンドウには、保護対象仮想マシンでの Light Agent for Windows のインストール開始に関する情報が表示されます。

インストールウィザードの次のステップに進みます。

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[Topic 73240]

使用許諾契約書の表示

このステップでは、お客様とカスペルスキーとの間で締結する使用許諾契約書およびデータの処理と転送を記述したプライバシーポリシーを読みます。

インストールを続行するには、使用許諾契約書とプライバシーポリシーをよく読んで、それらの条件に同意することを確認します。同意するには、ウィザードのウィンドウで両方のチェックボックスをオンにします。

ウィザードの次のステップに進みます。

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[Topic 73242]

インストール種別の選択

このステップでは、Light Agent のインストール種別を選択します。

インストールできる Light Agent の機能コンポーネントは、仮想マシンのゲストオペレーティングシステムによって異なります。

Microsoft Windows デスクトップオペレーティングシステムを搭載した仮想マシンに Light Agent をインストールする場合、次のオプションから選択できます:

  • 保護コンポーネントの標準インストール:カスペルスキーが推奨する設定で、仮想マシンに保護機能コンポーネントをインストールするには、このオプションを選択します。
  • 保護コンポーネントと管理コンポーネントの標準インストール:カスペルスキーが推奨する設定で、仮想マシンに保護機能コンポーネントと管理機能コンポーネントをインストールするには、このオプションを選択します。
  • カスタムインストールアプリケーションがインストールされるフォルダーと、インストールされる機能コンポーネントを選択したい場合は、このチェックボックスをオンにします。

Microsoft Windows サーバーオペレーティングシステムを搭載した仮想マシンに Light Agent をインストールする場合、次のオプションから選択できます:

インストールウィザードの次のステップに進みます。

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[Topic 73248]

インストールするコンポーネントの選択

このステップは、「インストール種別の選択」ステップでカスタムインストール]をオンにした場合、または[カスタムインストール]をオンにした場合に表示されます。

このステップでは、インストールする Light Agent の機能コンポーネントを選択できます。

既定では、次の機能コンポーネントがインストール対象として選択されています:

  • Microsoft Windows のデスクトップ OS を搭載した仮想マシン:
    • [保護コンポーネントのインストール]が選択されている場合、すべての保護コンポーネント
    • [保護コンポーネントと管理コンポーネントのインストール]が選択されている場合、すべての保護コンポーネントとシステム変更監視を除くすべての管理コンポーネント
  • Microsoft Windows のサーバー OS を搭載した仮想マシン:ファイルアンチウイルスおよび AMSI 保護コンポーネント。

インストールするコンポーネントを選択するには、コンポーネント名に隣接するアイコンをクリックしてメニューを表示し、[コンポーネントはローカルハードディスクにインストールされます]を選択します。選択したコンポーネントによって実行されるタスクと、インストールに必要なディスク容量に関する情報は、インストールウィザードのウィンドウ下部に表示されます。

保護対象仮想マシンで使用可能なディスク容量に関する詳細情報を確認するには、[ディスク]をクリックします。[使用できるディスク容量]ウィンドウが開き、情報が表示されます。

コンポーネントをインストールしないようにするには、コンポーネント名に隣接するアイコンをクリックしてメニューを表示し、[コンポーネントは使用できなくなります]を選択します。

既定でインストールするコンポーネントのリストに戻すには、[リセット]をクリックします。

コンポーネントのリストで、Light Agent と Kaspersky Endpoint Agent の統合を有効にすることもできます。それには、[Kaspersky Endpoint Agent との統合]のコンテキストメニューを表示し、[コンポーネントはローカルハードディスクにインストールされます]を選択します。Kaspersky Endpoint Agent との統合は既定では無効になっています。

インストールウィザードの次のステップに進みます。

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[Topic 73607]

インストールフォルダーの選択

このステップは、「インストール種別の選択」ステップでカスタムインストール]をオンにした場合、または[カスタムインストール]をオンにした場合に実行されます。

このステップでは、Light Agent for Windows のインストールフォルダーのパスを指定します。これを行うには、[参照]をクリックし、表示された[インストール先フォルダーの変更]ウィンドウでインストールフォルダーを選択します。

保護対象仮想マシンで使用可能なディスク容量に関する情報を表示するには、[ディスク]をクリックします。[使用できるディスク容量]ウィンドウが開き、情報が表示されます。

インストールウィザードの次のステップに進みます。

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[Topic 73246]

信頼ゾーンの設定

このステップでは、Light Agent for Windows の信頼ゾーンを作成できます。

信頼ゾーンとは、Kaspersky Security が有効な時に監視しないファイル、フォルダー、オブジェクト、アプリケーションのリスト、すなわち保護とスキャンから除外するリストで、システム管理者が設定します。

除外リスト]ウィンドウのリストには、信頼ゾーンに含めるかどうかを選択できるアプリケーション名、またはアプリケーション開発元の名前が含まれます。

信頼ゾーンを設定するには:

  1. リストのチェックボックスを使用し、信頼ゾーンにアプリケーションまたはアプリケーション開発元を指定します。

    チェックボックスをオンにすると、それらのアプリケーションに対して推奨されるファイル、フォルダー、プロセスが信頼リストに追加され、それらのアプリケーションの実行ファイルが信頼されるアプリケーションのリストに自動的に追加されます。

  2. 既定では、インストール先の仮想マシンの種別に応じて、信頼ゾーンにはデスクトップ OS 向けにリストに含めることが推奨されるアプリケーション(Microsoft Windows デスクトップ OS の仮想マシンに Light Agent をインストールしている場合)またはサーバー OS 向けにリストに含めることが推奨されるアプリケーション(Microsoft Windows サーバー OS の仮想マシンに Light Agent をインストールしている場合)が含まれています。

    リストに含めることが推奨されるアプリケーションを信頼リストに含めない場合、Light Agent をインストールする仮想マシンの種別に応じて表示される、[デスクトップ OS 用に推奨される除外リストを作成する]または[サーバー OS 用に推奨される除外リストを作成する]をオフにします。

Light Agent for Windows のインストール完了後は、Light Agent for Windows ポリシーのプロパティまたは製品のローカルインターフェイスの Light Agent 設定で、信頼ゾーンの設定を編集できます。

インストールウィザードの次のステップに進みます。

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[Topic 73247]

インストールの開始

保護対象仮想マシンのオペレーティングシステムに Light Agent for Windows のインストールを妨害できる悪意のあるプログラムが含まれる可能性があることを考慮して、インストールを保護することを推奨します。

既定では、インストールの保護は有効です。

Light Agent のインストールでエラーが発生する場合、インストールの保護を無効にしてください。これは、Windows リモートデスクトップを使用したリモートインストール中などに発生することがあります。Light Agent for Windows のインストールの保護が原因である可能性があります。この場合、インストールを中止し、インストールウィザードを再起動します。このステップで、[インストールのプロセスを保護する]をオフにします。

Citrix Provisioning(Citrix Provisioning Services)技術を使用する仮想マシンで Light Agent をインストールする場合、[Citrix Provisioning(Citrix Provisioning Services)との互換性を確認する]をオンにします。既定では、このチェックボックスはオフです。

一時仮想マシンのテンプレートに Light Agent for Windows をインストールする場合、[一時 VDI プール用テンプレートにインストールする]をオンにします。このテンプレートから作成された仮想マシンでは、保護対象仮想マシンを再起動する必要のあるアップデートがインストールされません。保護対象仮想マシンを再起動する必要のあるアップデートを Light Agent for Windows が受信すると、保護対象仮想マシンのテンプレートで定義データベースとソフトウェアモジュールをアップデートする必要があることを通知するメッセージが Kaspersky Security Center に送信されます。既定では、このチェックボックスはオフです。

Light Agent for Windows の仮想マシンテンプレートへのインストールの詳細は、ナレッジベースを参照してください。

ファイル avp.com のパスをシステム変数 %PATH% に追加する]では、ファイル avp.com へのパスを %PATH% システム変数に追加します。このチェックボックスがオンの場合、コマンドラインから Light Agent for Windows や Light Agent タスクを開始するために実行ファイルのパスを入力する必要はありません。実行ファイルの名前とタスクを開始するコマンドを入力するだけです。既定では、このチェックボックスはオンです。

Light Agent for Windows のインストールを開始するには、[インストール]をクリックします。

仮想マシンでの Light Agent for Windows のインストールにより、現在のネットワーク接続が妨害されることがあります。

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[Topic 73249]

コンポーネントのインストール

選択したコンポーネントがこのステップでインストールされます。インストールにはしばらく時間がかかります。終了するまでお待ちください。

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[Topic 73250]

インストールの終了

このステップでは、ウィザードを終了します。

Light Agent の仮想マシンへのインストール後、本製品の動作を準備する必要があります。

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[Topic 74561]

コマンドラインによる Light Agent for Windows のインストール

コマンドラインを使用した Light Agent のインストールは、管理者権限で開始する必要があります。

インストールを開始する前に、Light Agent for Windows の配布パッケージを解凍する必要があります。

コマンドラインから製品をインストールする際、次のファイルを使用できます:

  • setup.ini:このファイルは手動で作成され、製品のインストール設定が記述されています。
  • 設定ファイル install.cfg:過去に指定した Light Agent の設定をインポートするために使用されるファイルです。このファイルは、Light Agent のローカルインターフェイスを使用して作成できます。

setup.ini ファイルまたは install.cfg ファイルあるいはその両方を使用する場合、Light Agent for Windows の配布パッケージを解凍したフォルダーにこれらのファイルを配置する必要があります。

仮想マシンへのインストールを開始する前に、同時実行が許可されている場合に Light Agent との競合の原因となるアプリケーションがないか、仮想マシンを調べ、そのようなアプリケーションは削除されます。そのようなアプリケーションを自動的に削除できない場合、インストールはエラーとなって終了します。競合するソフトウェアのリストは、Kaspersky Security の配布キットに含まれる incompatible.txt ファイルで確認できます。

対話モードでコマンドラインから Light Agent for Windows アンインストールするには:

  1. 次のいずれかのコマンドを選択します:
    • setup.exe
    • msiexec /i <MSI 形式のインストールパッケージの名前>
  2. インストールウィザードの指示に従います。

setup.exe ファイルと MSI 形式のインストールパッケージが、Light Agent for Windows の配布パッケージに含まれています。

サイレントモードで(インストールウィザードを起動せずに)コマンドラインから Light Agent for Windows をインストールするには:

次のいずれかのコマンドを選択します:

  • setup.exe /s /pEulaAndPrivacyPolicy=1 /pALLOWREBOOT=1|0
  • msiexec /i <MSI 形式のインストールパッケージの名前> EulaAndPrivacyPolicy=1 ALLOWREBOOT=1|0 /qn

各パラメータの説明:

  • EulaAndPrivacyPolicy=1 は、ユーザーとカスペルスキーとの間で締結する使用許諾契約書の条項、およびデータの処理と送信について記述したプライバシーポリシーに同意することを意味します。このパラメータを 1 に設定することで、次のことを確認できます:
    • 使用許諾契約書の内容をすべて確認し、理解した上で条項に同意します。
    • プライバシーポリシーの内容をすべて確認し、プライバシーポリシーの記載に従ってデータが処理されて送信される(第三国への送信も含む)ことを理解し、同意します。

    使用許諾契約書とプライバシーポリシーは、製品の配布キットに含まれています。製品をインストールするには、使用許諾契約書とプライバシーポリシーの条件に同意する必要があります。

  • ALLOWREBOOT=1|0 は、インストール後に必要な場合、仮想マシンの自動再起動を許可またはブロックすることを意味します。このパラメータの指定は任意です。ALLOWREBOOT パラメータの値をコマンドで指定しない場合、既定では、本製品のインストール後に仮想マシンの再起動を許可しないことを意味します。仮想マシンの自動再起動はサイレントモードの場合(/qn が指定されている場合)にのみ可能です。

    Light Agent for Windows のインストール時にサードパーティのアンチウイルス製品が検出されアンインストールされた場合、仮想マシンの再起動が必要になる場合があります。

コマンドラインから製品をインストールする際、次のパラメータを使用できます:

  • USEPVMDETECTION=1 - Light Agent を一時仮想マシンテンプレートにインストールする場合。

    例:

    setup.exe /pUSEPVMDETECTION=1

  • INSTALLONPVS=1 - Citrix Provisioning(Citrix Provisioning Services)技術を使用する仮想マシンで Light Agent をインストールする場合。

    たとえば、Citrix Provisioning(Citrix Provisioning Services)を使用する VDI インフラストラクチャの作成に使用する一時仮想マシンテンプレートに Light Agent をインストールする場合:

    setup.exe /pINSTALLONPVS=1 /pUSEPVMDETECTION=1

  • KLLOGIN=<ユーザー名> KLPASSWD=***** KLPASSWDAREA=<パスワードを要求する操作> - 本製品における指定した操作をパスワードで保護した状態で Light Agent をインストールする場合。

    例:

    setup.exe /pKLLOGIN=<ユーザー名> /pKLPASSWD=***** /pKLPASSWDAREA=<パスワードを要求する操作>

    <パスワードを要求する操作> として、パラメータ KLPASSWDAREA に対して、次の値を 1 つ以上、(;)で区切って指定できます:

    • SET - アプリケーション設定を編集するためにパスワードを設定する。
    • EXIT - アプリケーションを終了するためにパスワードを設定する。
    • UNINST - 仮想マシンからアプリケーションを削除するためにパスワードを設定する。
    • DISPROTECT - 保護コンポーネントを無効にしたりスキャンタスクを停止したりするためにパスワードを設定する。
    • ENPROTECT - 保護コンポーネントを有効にするためにパスワードを設定する。
    • DISCTRL - 管理コンポーネントを無効にするためにパスワードを設定する。
    • ENCTRL - 管理コンポーネントを有効にするためにパスワードを設定する。
    • DISPOLICY - Kaspersky Security Center のポリシーを無効にするためにパスワードを設定する。
    • REPORTS - 製品のレポートを表示するためにパスワードを設定する。
  • ADDLOCAL=AntiAPTFeatureKaspersky Endpoint Agent との連携を有効にする場合。Kaspersky Endpoint Agent との連携は既定では無効になっています。
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[Topic 73618]

Active Directory グループポリシーを使用した Light Agent for Windows のインストール

Kaspersky Security Center を使用せずに、Active Directory グループポリシーを使用して、選択したグループポリシーオブジェクトと関連付けられた仮想マシンに Light Agent for Windows をインストールできます。

Active Directory グループポリシーの使用方法の詳細は、Microsoft Windows のヘルプファイルを参照してください。

Light Agent for Windows のインストール開始前に、保護対象仮想マシンのオペレーティングシステムで実行中のすべてのアプリケーションを終了してください。

インストールを開始する前に、Light Agent for Windows の配布パッケージを解凍する必要があります。

インストールで setup.ini ファイルを使用できます。このファイルは手動で作成され、製品のインストール設定が記述されています。

Active Directory グループポリシーを使用して Light Agent for Windows をインストールするには:

  1. ドメインコントローラーがインストールされているデバイスに共有ネットワークフォルダーを作成します。このフォルダーに、Light Agent for Windows の配布パッケージに含まれている次のファイルを配置します:
    • MSI ファイル形式のインストールパッケージ(保護対象仮想マシンのオペレーティングシステムに応じてファイルが異なります)。
    • パラメータ EulaAndPrivacyPolicy を 1 に設定した setup.ini ファイル。
  2. Microsoft Windows で[グループポリシーの管理]ウィンドウを開きます。
  3. グループポリシーの管理]ウィンドウのツリーで、Light Agent for Windows のインストールを予定している仮想マシンと関連付けるグループポリシーオブジェクトを選択します。
  4. グループポリシーオブジェクトのコンテキストメニューを開き、[編集]をクリックします。

    ディレクトリ管理グループポリシーエディターが表示されます。

  5. グループポリシーエディターで新しいインストールパッケージを作成します。設定するには、次の操作を実行します:
    1. コンソールツリーから、[グループポリシーオブジェクト] → [コンピューターの構成] → [ポリシー] → [ソフトウェアの設定] → [ソフトウェアのインストール]を選択します。
    2. 右クリックして[ソフトウェアのインストール]のコンテキストメニューを開き、[作成]→[パッケージ]の順に選択します。

      Microsoft Windows 標準の[ファイルの選択]ウィンドウが表示されます。

    3. Microsoft Windows 標準の[ファイルを開く]ウィンドウで、MSI 形式の製品のインストールパッケージのパスを指定します。

      ソフトウェアの展開]ウィンドウが表示されます。

    4. ソフトウェアの展開]ウィンドウで、[割り当て済み]を選択します。
    5. OK]をクリックします。

仮想マシンの次回起動時に、グループポリシーオブジェクトと関連付けられた各仮想マシンにグループポリシーが適用されます。その結果、選択されたグループポリシーオブジェクトと関連付けられたすべての仮想マシンに Light Agent for Windows がインストールされます。

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[Topic 73672]

仮想マシンテンプレートでの Light Agent for Windows のインストール

仮想マシンテンプレートに Light Agent for Windows コンポーネントをインストールするには:

  1. ハイパーバイザーで、仮想マシンテンプレートとして使用する仮想マシンを有効にします。
  2. 仮想マシンテンプレートへの Kaspersky Security Center ネットワークエージェントのインストールインストールウィザードを使用してローカルでインストールを実行することを推奨します。
  3. 仮想マシンテンプレートで Light Agent for Windows をインストールします。次のいずれかの方法でインストールを実行できます:

    次のいずれかの VDI インフラストラクチャを作成するために使用する仮想マシンテンプレートに Light Agent をインストールする場合、インストールウィザードまたはインストールパッケージの設定で[一時 VDI プール用テンプレートにインストールする]をオンにします:

    • Citrix XenDesktop のランダムカタログ。
    • Citrix XenDesktop のユーザーによる変更を保存しない静的カタログ。
    • VMware Horizon のインスタントクローンの自動プール。
    • HUAWEI FusionAccess のリンクされたクローンの仮想マシングループ。

    このチェックボックスは、インストールウィザードの「インストールの開始」ステップおよびインストールパッケージの設定に表示されます。

    このチェックボックスをオンにすると、このテンプレートから作成された仮想マシンでは、保護対象仮想マシンを再起動する必要のあるアップデートがインストールされません。保護対象仮想マシンを再起動する必要のあるアップデートを Light Agent が受信すると、保護対象仮想マシンのテンプレートで定義データベースとソフトウェアモジュールをアップデートする必要があることを通知するメッセージが Kaspersky Security Center に送信されます。

    次のいずれかの VDI インフラストラクチャを作成するために使用する仮想マシンテンプレートに Light Agent をインストールする場合、[一時 VDI プール用テンプレートにインストールする]をオンにしないことを推奨します:

    • Citrix XenDesktop のローカルドライブを使用した静的専用カタログ。
    • VMware Horizon のフルクローンの自動プール。
    • HUAWEI FusionAccess のフルコピーの仮想マシングループ。
  4. インストールが完了したら、Light Agent for Windows のローカルインターフェイスで、Light Agent の SVM への接続を設定します。接続したら、Protection Server がライセンス情報を Light Agent に送信します。Light Agent がライセンスの情報を受信するまで待つ必要があります。
  5. Light Agent は、接続されている SVM のフォルダーに使用可能なアップデートパッケージがあるか確認します。アップデートパッケージが使用可能な場合、Light Agent for Windows は保護対象仮想マシンでの動作に必要な定義データベースとソフトウェアモジュールのアップデートをインストールします。

    Light Agent が定義データベースとソフトウェアモジュールのアップデートを受信するのを待つか、Light Agent for Windows のローカルインターフェイスでアップデートタスクを手動で実行して、仮想マシンのテンプレートでマルウェアをスキャンできます。

    オペレーティングシステムの負荷を最適化するため、仮想マシンテンプレートを再読み込みしてください。

Light Agent が仮想マシンテンプレートにインストールされると、このテンプレートから仮想マシンを作成できます。詳細は、仮想インフラストラクチャのマニュアルを参照してください。

Light Agent の仮想マシンテンプレートへのインストールの詳細は、ナレッジベースを参照してください。

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[Topic 73239]

Citrix App Layering との互換性

Full User Layer を使用して非持続的仮想マシンの状態を保存する場合は、仮想マシンテンプレートに Light Agent をインストールする前に、次の手順を実行する必要があります:

  1. C:\Program Files\Unidesk\Uniservice\UserExclusions\KESLA.txt ファイルを作成し、次の除外を追加します:
    • C:\ProgramData\KasperskyLab\
    • C:\ProgramData\Kaspersky Lab\
    • C:\Program Files (x86)\Kaspersky Lab\
  2. オペレーティングシステムのレジストリを、次のように変更します:
    1. レジストリキー HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Unifltr の下に、DWORD 値のキー MiniFilterBypass を新規作成し、値を 1 に設定します。
    2. レジストリキー HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Unirsd に、ExcludeKeyの名前と、\Registry\Machine\SOFTWARE\WOW6432Node\KasperskyLabMULTI_SZ の値のキーを新規作成します。
  3. 仮想マシンを再起動します。

Citrix App Layering テクノロジーを使用するインフラストラクチャ内の仮想マシンにインストールするには、次の手順を実行する必要があります:

  1. Kaspersky Security Center ネットワークエージェントと Light Agent for Windows を、Application Layer の仮想マシンテンプレートにインストールします。
  2. マルチレイヤー仮想マシンのイメージを作成します。
  3. 作成したイメージを、Citrix App Layering をサポートするハイパーバイザーに導入します。
  4. 作成したイメージから非持続的仮想マシンの作成を設定します。

Citrix App Layering へのアンチウイルス製品のインストールの詳細は、Citrix App Layering のドキュメントを参照してください。

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[Topic 215301]

Citrix Provisioning(Citrix Provisioning Services)との互換性

Citrix Provisioning ターゲットデバイスが仮想マシンにインストールされている場合、Light Agent のインストールを開始する前にそれを削除する必要があります。Light Agent のインストール後、Citrix Provisioning ターゲットデバイスをインストールする必要があります。

本製品と Citrix Provisioning(Citrix Provisioning Services)技術の互換性を保証するには、Light Agent を次のいずれかの方法でインストールします:

Light Agent のローカルインターフェイスで、Citrix Provisioning(Citrix Provisioning Services)技術との互換性に関する情報を確認できます。Citrix Provisioning(Citrix Provisioning Services)のサポートが有効であるかどうかの情報は、メインウィンドウから開かれる[サポート]ウィンドウに表示されます。

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[Topic 101624]

VMware App Volumes 技術との互換性

仮想マシンテンプレート上にインストールする前に、%SVAgent%\Config\Custom\snapvol.cfg ファイルを作成して次の例外を追加します:

  • exclude_path=\ProgramData\Kaspersky Lab
  • exclude_path=\ProgramData\KasperskyLab
  • exclude_path=\Program Files\Kaspersky Lab
  • exclude_path=\Program Files\Common Files\Kaspersky Lab
  • exclude_path=\Program Files\Kaspersky Lab
  • exclude_path=\Program Files (x86)\Kaspersky Lab
  • exclude_path=\Program Files (x86)\Common Files\Kaspersky Lab
  • exclude_process_path=\Program Files (x86)\Kaspersky Lab
  • exclude_process_path=\Program Files (x86)\Common Files\Kaspersky Lab
  • exclude_process_path=\Program Files\Common Files\Kaspersky Lab
  • exclude_process_path=\Program Files\Kaspersky Lab
  • exclude_process_name=avp.exe
  • exclude_process_name=klnagent.exe
  • exclude_registry=\REGISTRY\MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\KasperskyLab
  • exclude_registry=\REGISTRY\MACHINE\SOFTWARE\KasperskyLab
  • exclude_registry=\REGISTRY\MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\klupd_klif_arkmon
  • exclude_registry=\REGISTRY\MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\klupd_klif_klark
  • exclude_registry=\REGISTRY\MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\klupd_klif_klbg
  • exclude_registry=\REGISTRY\MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\klupd_klif_mark
  • exclude_registry=\REGISTRY\MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\klupd_klif_swmon

詳細については、VMWare のドキュメントを参照してください。

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[Topic 232301]

インストール済み Light Agent for Windows コンポーネントの構成の変更

仮想マシンでの Light Agent for Windows のインストール後に、インストール済みのコンポーネントの構成を次のいずれかの方法で変更できます:

  • 製品コンポーネントの構成を変更するためのグループタスクを使用する。このタスクは Kaspersky Security Center 管理コンソールで作成されます。このタスクの実行中に、コンポーネントの構成済みリストに従って、保護対象仮想マシン上の Light Agent for Windows コンポーネントがインストールまたは削除されます。
  • Light Agent コンポーネントのリストが変更されたインストールパッケージを使用して、Kaspersky Security Center から Light Agent for Windows のリモートインストールを繰り返す。

製品コンポーネントの構成を変更するグループタスクによってインストール済みのコンポーネントの構成を変更するには:

  1. Kaspersky Security Center 管理コンソールを開きます。
  2. 次のいずれかの手順を実行します:
    • 選択した管理グループ内の仮想マシンのタスクを作成するには、この管理グループの名前のフォルダーをコンソールツリーで選択し、ワークスペースで[タスク]タブを選択します。
    • 1 台以上の仮想マシンのタスク(デバイスのセット向けのタスク)を作成するには、コンソールツリーで[タスク]を選択します。
  3. 新規タスク]をクリックして、新規タスクウィザードを実行します。
  4. ウィザードの最初のステップで、タスクの種別を選択します。これを行うには、[Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent for Windows]のリストで、[製品コンポーネントの変更]を選択し、ウィザードの次のステップに進みます。
  5. Windows ゲストオペレーティングシステムを搭載した保護対象仮想マシンにインストールするコンポーネントを指定します。インストールするコンポーネントは、次の 2 つのグループに分類されています:サーバーオペレーティングシステムへのインストール向けコンポーネントおよびデスクトップオペレーティングシステムへのインストール向けコンポーネント。インストールするコンポーネントの横にあるチェックボックスをオンにし、削除するコンポーネントの横にあるチェックボックスをオフにします。

    コンポーネントの名前の横のチェックボックスをオンにすると、そのコンポーネントが仮想マシンにインストールされます。コンポーネントがインストール済みの場合、変更は加えられません。

    コンポーネントの名前の横のチェックボックスをオフにすると、そのコンポーネントは削除されます。そのコンポーネントがインストールされていなかった場合、変更は加えられません。

    このステップでは、コンポーネントのリストにある[Kaspersky Endpoint Agent との統合]を使用して、Light Agent と Kaspersky Endpoint Agent の統合を有効または無効にすることもできます。統合は既定で無効になっています(チェックボックスはオフです)。

    新規タスクウィザードの次のステップに進みます。

  6. タスク]フォルダーから新規タスクウィザードを開始した場合、タスク作成の対象となる仮想マシンを選択する方法を指定します。管理サーバーが検出した仮想マシンのリストからの仮想マシンの選択、仮想マシンのアドレスの手動指定、仮想マシンリストのファイルからのインポート、または以前設定したデバイスの抽出の指定が可能です(詳細は、Kaspersky Security Center のオンラインヘルプを参照してください)。指定した仮想マシン選択方法に応じて、表示されたウィンドウで、次のいずれかの操作を実行します:
    • 検出された仮想マシンのリストで、タスクを作成する仮想マシンを指定します。これを行うには、リストの該当する仮想マシン名の左にあるチェックボックスをオンにします。
    • 追加]または[IP アドレス範囲の追加]をクリックし、仮想マシンのアドレスを手動で入力します。
    • インポート]をクリックして表示されたウィンドウで、仮想マシンのアドレスのリストの入った TXT ファイルを選択します。
    • 参照]をクリックして表示されたウィンドウで、タスクを作成する仮想マシンを含む抽出の名前を指定します。

    新規タスクウィザードの次のステップに進みます。

  7. タスク実行方法を指定し、ウィザードの次のステップに進みます。
  8. 作成するタスクの名前を指定し、ウィザードの次のステップに進みます。
  9. 新規タスクウィザードを終了します。作成したタスクが、選択した管理グループの[タスク]タブまたは[タスク]フォルダーのタスクリストに表示されます。
  10. コンポーネントの構成を変更するためのタスクを開始するか、スケジュールに従って開始されるのを待ちます。
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[Topic 102346]