目次
動作環境
本ヘルプは、カスペルスキー パスワードマネージャー for Android 9.2.93.XX以降を対象としています。
カスペルスキー パスワードマネージャー for Androidは、次の要件を満たすスマートフォンまたはタブレットにインストールできます。
- 端末のメインメモリに80MBの空き容量
- ARM v.5、ARM v.7、またはx86プロセッサ
- 320 × 480以上の画面解像度
- Androidのオペレーティングシステム 5.0~13
- インターネット接続(カスペルスキー パスワードマネージャーのダウンロードとインストール、ライセンスの取得、マイ カスペルスキーへの接続、端末間のデータ同期、およびアップデートの受信に必要です)
対応ブラウザ
自動入力は次のブラウザで動作します。
- Chrome
- DuckDuckGo
- Firefox
- Firefox Focus
- Huawei Browser
- Microsoft Edge
- Opera
- Opera Mini
- Opera Touch
- Vivaldi
- Yandex
カスペルスキー パスワードマネージャーについて
カスペルスキー パスワードマネージャーは、複数のパスワードや大切な情報(パスポートやクレジットカード、大切なファイルなど)をひとつのメインパスワードで安全に保存します。カスペルスキー パスワードマネージャーはMicrosoft Windows、Android、iOS、またはiPadOSを搭載しているデスクトップPCやノートPC、モバイル端末にインストールできます。本製品をインストールした複数の端末でデータを同期できます。
よく使うデータを追加して、必要な時に簡単に確認
カスペルスキー パスワードマネージャーは次の種別の情報を保存します。
- WebサイトとアプリのログインIDとパスワード
- クレジットカード情報
- ドキュメント
- 住所
- メモ(テキスト形式)
詳細については、「カスペルスキー パスワードマネージャーに保存できるデータの種別」を参照してください。
Webサイトにログインするときに、ログインIDやパスワードを自動で入力
ログインIDとパスワードが必要なWebサイトで、カスペルスキー パスワードマネージャーに保存されているWebサイトのアカウントを使用して、自動的にフォームに入力してログインすることができます。詳細
大切な情報を安全に保存
カスペルスキー パスワードマネージャーは、すべてのデータを暗号化された形式で保存し、メインパスワードが入力された場合にのみ暗号化を解除します。カスペルスキー パスワードマネージャーではメインパスワードはどこにも保存されないため、他人にパスワードを知られることはありません。データにアクセスするには、メインパスワードが必要です。メインパスワードを忘れるとデータにアクセスできなくなります。詳細
お使いの端末がAndroid 6.0以降を搭載していて指紋認証に対応している場合は、本製品の設定で指紋認証機能が有効になっていると、メインパスワードを入力するかわりに指紋認証機能を使用してストレージのロックを解除できます。指紋認証機能の設定と使用に関する詳細については、Androidヘルプを参照してください。
強度の高いパスワードを生成
パスワード生成機能を使用して、一意かつ強度の高いパスワードを生成できます。詳細
複数の端末でデータを同期
すべての端末でデータを常に最新の状態に保ち、端末を交換または紛失した場合にはデータを復元できます。詳細
データをオンラインで管理
すべてのデータをマイ カスペルスキーで管理できます。また、インターネットに接続されている端末であれば、どの端末からでもアクセスできます。詳細
ページのトップに戻るカスペルスキー パスワードマネージャーがデータを保護するしくみ
カスペルスキー パスワードマネージャーは、Advanced Encryption Standard(AES)に基づく対称キーアルゴリズムを使用してデータを暗号化します。キーは、Password-Based Key Derivation Function 2(PBKDF2)を使用してメインパスワードから派生します。
AESアルゴリズムは極秘データを保護するために世界中で使用されています。このアルゴリズムはRAM要件が低いため、数秒でデータの暗号化と復号化が行われます。
メインパスワード
メインパスワードは、カスペルスキー パスワードマネージャーに保存されているすべてのパスワードや大切な情報を保護するために本製品で使用されるただひとつのパスワードです。カスペルスキー パスワードマネージャーの初期設定時にメインパスワードを作成します。データが保存されたストレージにアクセスするには、メインパスワードを毎回入力する必要があります。お使いの端末がAndroid 6.0以降を搭載していて指紋認証に対応している場合は、本製品の設定で指紋認証機能が有効になっていると、メインパスワードを入力するかわりに指紋認証機能を使用してストレージのロックを解除できます。
メインパスワードには、大文字、小文字、数字、および特殊文字を8文字以上組み合わせて作成された強度の高いパスワードを使用することをおすすめします。
セキュリティ上の理由から、お客様のメインパスワードは端末およびクラウドストレージのいずれにも保存されません。メインパスワードは復元できないため、メインパスワードを記憶するか、メモして安全な場所に保管することをおすすめします。
メインパスワードを忘れると、保存したデータにアクセスできなくなります。メインパスワードを忘れた場合は、新しいストレージを作成して、新しいメインパスワードで保護する必要があります。そのあとで、新しいストレージに新しいデータを追加することができるようになります。
カスペルスキー パスワードマネージャーに保存できるデータの種別
カスペルスキー パスワードマネージャーでは、さまざまな種別のエントリを追加できます。また、エントリをフォルダに移動して整理することもできます。
アカウントは、Webサイトまたはアプリでのユーザー認証に必要なログインIDとパスワードの組み合わせです。
Webサイトの場合、カスペルスキー パスワードマネージャーのエントリに次の情報を保存できます。
- Webサイトの名前:わかりやすいWebサイト名を設定しておくと、編集またはログインするときに、必要なWebサイトをすばやく見つけることができます。
- Webサイトのアドレス:カスペルスキー パスワードマネージャーは、Webサイトのログインページを認識し、ログインに使用できるアカウントを提供するために、このフィールドを使用します。
- アカウント:ひとつのWebサイトに対して複数のアカウントを保存できます(同じメールプロバイダーで個人用とビジネス用のメールアドレスをお持ちの場合など)
アプリの場合、カスペルスキー パスワードマネージャーのエントリに次の情報を保存できます。
- アプリの名前:わかりやすい名前を設定しておくと、必要なエントリを素早く見つけられます。
- アカウント:ひとつのアプリに対して複数のアカウントを保存できます
その他のアカウント種別は、すべてのアカウントに使用できます。ここには重要な暗証番号やパスワード(Wi-Fiのパスワードやドアの暗証番号など)を保存できます。カスペルスキー パスワードマネージャーのエントリに次の情報を保存できます。
- エントリ名:わかりやすいアカウント名を使用すると、必要なエントリをすばやく見つけられます
- ログインID:あらゆる種別の重要な情報を保存できます。
- パスワード:パスワードを入力または生成します。
- 備考:エントリの説明を追加します。
Webサイトのアカウント、アプリケーションのアカウント、およびその他のアカウントは別々に保存されます。
クレジットカード番号、暗証番号、カード発行元のカスタマーサポートの連絡先、その他の詳細情報をカスペルスキー パスワードマネージャーに追加できます。
住所、名前、メールアドレス、電話番号を住所のエントリに保存できます。
重要なファイル(パスポートなどの身分証明書をスキャンしたファイルやPDFなど)をカスペルスキー パスワードマネージャーに追加して、安全に保存できます。追加したファイルは、必要な時にいつでもどこからでも参照できます。
あらゆる種別のテキスト情報をメモとして保存できます。
他の種別のデータと同様に、メモは暗号化された状態で保存されます。
クリップボードを使用して、メモの内容をコピーしWebページまたはアプリケーションに貼り付けることができます。
設定キーまたはQRコードを使用して二要素認証でアカウントを追加して、素早く安全にログインするためのワンタイムパスワードを生成できます。
二要素認証がオンになっているアカウントに対して、カスペルスキー パスワードマネージャーではエントリに以下の情報を保存します:
- アカウント名:わかりやすいWebサイト名またはアプリ名を設定しておくと、編集またはログインするときに、必要なサービスをすばやく見つけることができます。
- ワンタイムパスワード:カスペルスキー パスワードマネージャーは30秒ごとに二要素認証用の6桁のコードを新しく生成します。
- コメント:エントリに追加する追加情報です。