目次
カスペルスキー VPNについて
カスペルスキー VPNを使用すると、お使いの端末で送受信するデータが暗号化されます。また、実際の位置情報が取得されるのを防ぎます。
機能のしくみ
公衆Wi-Fiネットワークは保護が不十分な場合があります。たとえば、ぜい弱な暗号化プロトコルが使用されている、一般的なWi-Fiネットワーク名(SSID)が使用されている、などです。安全性の低いWi-Fiネットワーク上でインターネット購入した場合、パスワードや機密データが暗号化されていないテキストで送信されてしまいます。ハッカーはこのような機密データを傍受して銀行の口座番号を割り出し、金銭などを盗み取ることができます。
本製品では、Wi-Fiネットワークへの接続時に、そのネットワークをチェックします。Wi-Fiネットワークの安全性が低い場合、お客様が指定する国または地域にある専用の仮想サーバーを使用して保護された通信をオンにするよう、メッセージが表示されます。有効にすると、暗号化されて保護された通信を使用してデータが送受信されるようになります。この手順により、Wi-Fiネットワークを使用している第三者による個人情報の盗み見を防ぐことができます。
利点
カスペルスキー VPNには、次のような利点があります。
- オンライン上での決済や予約が安全に利用できます。Wi-Fiネットワークを利用している第三者による、クレジットカードの詳細情報の盗み見を防ぎます。オンライン上での決済や、ホテルやレンタカーの予約時などに役立ちます。
- プライバシーを保護します。使用中の端末のIPアドレスや位置情報が、他人から特定されなくなります。
- 個人情報を保護します。Wi-Fiネットワークを利用している第三者による、メール、チャット、SNS上での個人的なやり取りの盗み見を防ぎます。
既定では、カスペルスキー VPNの無料版が提供されます。有料版に切り替えることができます。
アップグレードされたカスペルスキー for Android(アプリ)でVPN機能を使用できるようになりました。この製品には複数の機能(Kaspersky Security Cloudの全機能およびカスペルスキー VPN セキュアコネクションの機能を含む)が搭載されており、スマートフォンやタブレットを総合的に守ることができます。
カスペルスキー(アプリ)のインストール時に、[VPN]をタップし、表示された手順に従ってVPNの設定とライセンスを移動させます。
これらの設定が完了すると、VPNはカスペルスキー(アプリ)を経由して動作するようになります。それと同時に、VPN機能はKaspersky Security Cloudおよびカスペルスキー VPN セキュアコネクションでは動作しなくなります。これらのアプリを削除できます。
VPNの設定をカスペルスキー(アプリ)へ移動させる際に、VPN通信は自動的にオフになります。
VPN設定を移動させるには、両方のアプリが同じマイ カスペルスキーアカウントに接続されている必要があります。複数のライセンスをお持ちで、それらを同時に使用する場合、カスタマーサービスにお問い合わせいただく必要があります。
気が変わった場合、カスペルスキー(アプリ)のかわりにカスペルスキー VPN セキュアコネクションを引き続き使用できます。カスペルスキー(アプリ)から設定を移動させることはできません。引き続きKaspersky Security Cloudまたはカスペルスキー VPN セキュアコネクションを使用する場合、VPN設定を手動で設定する必要があります。
ライセンスについて
お使いのマイ カスペルスキーアカウントにカスペルスキー VPN セキュアコネクションの無制限版のライセンスが登録されている場合、カスペルスキー(アプリ)からそのアカマイ カスペルスキーウントにログインすると、そのライセンスを使用できます。
カスペルスキー VPN セキュアコネクションで無記名ライセンスを使用していた場合、マイ カスペルスキーアカウントとの接続が必要になります。接続すると、ライセンスは無記名ではなくなります。
VPNの使用は、各国・地域の法律によって規制される場合があります。カスペルスキー VPNは、本製品の意図する本来の目的のみでご利用ください。
特定の国・地域におけるVPNの使用
一部の国・地域では、VPNの使用は法律により規制されています。詳細については、こちらの記事を参照してください。
ページのトップに戻るVPNの設定をカスペルスキー(アプリ)に移動させる
アップグレードされたカスペルスキー for Android(アプリ)でVPN機能を使用できるようになりました。この製品には複数の機能(Kaspersky Security Cloudの全機能およびカスペルスキー VPN セキュアコネクションの機能を含む)が搭載されており、スマートフォンやタブレットを総合的に守ることができます。
カスペルスキー(アプリ)のインストール時に、[VPN]をタップし、表示された手順に従ってVPNの設定とライセンスを移動させます。
これらの設定が完了すると、VPNはカスペルスキー(アプリ)を経由して動作するようになります。それと同時に、VPN機能はKaspersky Security Cloudおよびカスペルスキー VPN セキュアコネクションでは動作しなくなります。これらのアプリを削除できます。
VPNの設定をカスペルスキー(アプリ)へ移動させる際に、VPN通信は自動的にオフになります。
VPN設定を移動させるには、両方のアプリが同じマイ カスペルスキーアカウントに接続されている必要があります。複数のライセンスをお持ちで、それらを同時に使用する場合、カスタマーサービスにお問い合わせいただく必要があります。
気が変わった場合、カスペルスキー(アプリ)のかわりにカスペルスキー VPN セキュアコネクションを引き続き使用できます。カスペルスキー(アプリ)から設定を移動させることはできません。引き続きKaspersky Security Cloudまたはカスペルスキー VPN セキュアコネクションを使用する場合、VPN設定を手動で設定する必要があります。
ライセンスについて
お使いのマイ カスペルスキーアカウントにカスペルスキー VPN セキュアコネクションの無制限版のライセンスが登録されている場合、カスペルスキー(アプリ)からそのアカマイ カスペルスキーウントにログインすると、そのライセンスを使用できます。
カスペルスキー VPN セキュアコネクションで無記名ライセンスを使用していた場合、マイ カスペルスキーアカウントとの接続が必要になります。接続すると、ライセンスは無記名ではなくなります。
ページのトップに戻るカスペルスキー VPNの無料版
カスペルスキー VPNには、無料版と無制限版があります。
無料版を使用する場合
- 1日あたりの保護された通信の使用可能量に上限があります。
- 仮想サーバーを選択できません。仮想サーバーは自動的に選択されます。
使用済みVPN通信量が上限に達すると、VPNはオフになります。VPNがオフになると、本製品から通知が表示されます。本製品のメイン画面に表示される指定の時間が経過すると、VPNを再度オンにできるようになります。本製品に表示される使用済みVPN通信量は、実際の使用済みVPN通信量とはわずかに異なる場合があります。
通信の保護に使用できる通信量は、携帯電話のキャリアが定めた使用可能なインターネット通信量には影響しません。使用済みVPN通信量が上限を超えた状態でも、インターネット接続の使用は可能ですが、データはカスペルスキー VPNによって保護されません。
カスペルスキー VPNを無制限版へ切り替えると、VPN通信量の上限が解除されます。
ページのトップに戻るカスペルスキー VPNの有料版
制限版を使用する場合
- 1日あたりの保護された通信の使用可能量に上限があります。
- 仮想サーバーは選択できません。仮想サーバーは自動的に選択されます。
無制限版を使用する場合
- 複数の端末でVPN通信量を上限なく使用できます。端末の同じマイ カスペルスキーアカウントに接続されている端末であれば、端末のOS(AndroidやiOS)に関係なく使用できます。本製品内でライセンスを購入すると、他の端末でもそのライセンスを使用できます。無制限版を使用する端末は、マイ カスペルスキーで選択できます。詳細は、マイ カスペルスキーのヘルプをご参照ください。
- 仮想サーバーの国・地域をどれでも選択できるので、選択した国・地域から接続しているように見せかけることができます。
無制限版を使用するには、カスペルスキー VPNのライセンスを購入する必要があります。本製品からライセンスの更新と購入を行えます。
無制限版をアクティベートして使用するには、マイ カスペルスキーに接続する必要があります。
マイ カスペルスキーアカウントの詳細には、ライセンスの残り有効日数が含まれています。「ライセンスの情報を確認する」を参照してください。
ページのトップに戻る通信保護の状態と通信量の使用状況を確認する
通信の保護状態を確認し、データが安全に送受信されていることを確認できます。
無料版では、利用可能なVPN通信量を確認することもできます。有料版では、使用可能なVPN通信量の上限がないため、使用量は表示されません。
通信の保護に使用できる通信量は、携帯電話のキャリアが定めた使用可能なインターネット通信量には影響しません。使用済みVPN通信量が上限を超えた状態でも、インターネット接続の使用は可能ですが、データはカスペルスキー VPNによって保護されません。
通信の保護状態と通信量の使用状況は次の方法で確認できます。
- 本製品のメイン画面から[VPN]セクションを開きます。
メイン画面の下部に、利用可能な通信量と使用済みの通信量が表示されます。
- 端末の通知パネルを開きます。
利用可能な通信量と使用済みの通信量が通知パネルに表示されます。
カスペルスキー VPNの有料版をアクティベートする
マイ カスペルスキーアカウントを使用してカスペルスキー VPNを無制限版に切り替えることができます。この場合、無制限版ライセンスはマイ カスペルスキーアカウントに関連付けられます。
マイ カスペルスキーアカウントをお持ちでない場合、今すぐ新しくアカウントを作成する必要はありません。マイ カスペルスキーアカウントを使用せずに、本製品を直接操作して無制限版に切り替えることもできます。無制限版ライセンスとマイ カスペルスキーアカウントとの関連付けは、必要に応じていつでも行えます。
本製品を有料版に切り替えるには、次の操作を行います。
- VPNを開きます。
- メイン画面下部の[アップグレード]をタップします。
画面をスワイプして機能説明を確認し、無制限版の購入に進みます。
- 月額版または1年版のライセンスを選択します。
Google Playの画面が本製品上で開きます。
- 購入を確定します。
本製品を使用しているすべての端末とマイ カスペルスキーの両方で、ライセンスに関する情報が更新されます。
本製品のアカウント情報セクションで、ライセンスの情報を確認できます。
Google Playで定期購入を申し込む場合、カスペルスキー VPNを無料で使用できる短い体験期間があります(無料体験期間)。無料体験期間は1回のみ利用できます。
無料体験期間が終了する前に定期購入を解約する場合、定期購入は無料体験期間が終了するまでは有効です。
無料体験期間が終了すると、自動的に定期購入が有効となり、本製品は引き続き無制限版の状態で動作します。定期購入は自動的に更新され、自動更新の期間ごとに更新料が自動的に発生します。更新料はお客様のGoogle アカウントに自動的に課金されます。
ページのトップに戻るカスペルスキー VPNの有料版を復元する
カスペルスキー VPNの有料版のライセンスを購入したことがある場合、購入済みのライセンスを使用することができます。ライセンスはマイ カスペルスキーアカウントに関連付けられています。
新しい端末にカスペルスキー(アプリ)をインストールしたり、お使いの端末で本製品を削除して再インストールする際には、マイ カスペルスキーに接続すると購入済みのライセンスを使用できます。
ページのトップに戻るVPNのスマートプロテクションについて
スマートプロテクションテクノロジーは、安全性の低いWi-Fiネットワークを使用してインターネットに接続する時や、個人情報を入力可能なWebサイトやアプリを開く時に、通信を保護するよう通知します。
たとえば、銀行のカテゴリからWebサイトを開くと、通信を保護するよう通知します。オンにすると、取り引きの操作を安全に行えます。
よく使用するネットワーク、Webサイト、アプリの使用時に、自動的に通信を保護するルールを設定できます。
この機能を使用するには、カスペルスキー(アプリ)のユーザー補助をオンにする必要があります。
安全性の低いWi-Fiネットワークでインターネットに接続していない場合、保護された通信が自動的にオンになることはありません。また、通信を保護するように本製品が通知することもありません。安全性の低いWi-Fiネットワークでインターネット接続がないことを通知します。
カスペルスキー(アプリ)に通知の送信を許可します。許可しない場合、本製品は安全性の低いWi-Fiに関する警告を表示できません。通知の設定については、お使いの端末のOSの説明書やヘルプを参照してください。
Android 9以降では、Wi-Fiネットワークに関する情報(SSID、BSSID)を取得するために、本製品は端末の位置情報へのアクセス権限を必要とします。本製品は、Wi-Fiネットワークの確認とVPNの有効化、自宅のWi-Fiネットワークの判別、接続された端末に関する通知のためにこのデータを使用します。本製品が位置情報へのアクセス権限を使用してお客様の端末を追跡することはありません。
位置情報へのアクセス権限がない場合、セキュアコネクションおよびネットワーク内の端末は正常に機能しません。
カスペルスキー(アプリ)にはGPSデータへのアクセス権限がなく、お客様の実際の所在を監視することはありません。Wi-Fiネットワークに関する情報の取得のためのみに権限が必要です。
本製品に端末の位置情報へのアクセスを許可するには、まず端末の設定で位置情報の使用をオンにします。その後で、カスペルスキー(アプリ)へ位置情報へのアクセス権限を付与します。一部の端末では、手動で位置情報へのアクセス権限を許可する必要があります。
ページのトップに戻る特定のアプリで通信を保護する
この機能を使用するには、カスペルスキー(アプリ)のユーザー補助をオンにする必要があります。
特定のアプリを開くときに、自動的に通信を保護することができます。通信保護のルールを設定するには、次の操作を行います。
- VPNを開きます。
- [設定] - [スマートプロテクション]の順にタップします。
- [アプリ]をタップします。
- 端末にインストールされているアプリのリストからアプリを選択します。
- [アプリを起動するとき]を選択し、このアプリを開いた時の本製品の動作を指定します。
- 通信を保護する:このアプリを開く時に、通信が保護されます。
- 毎回確認する:このアプリを開く時、通信を保護するか確認する通知を表示します。
カスペルスキー(アプリ)に通知の送信を許可します。許可しない場合、本製品は安全性の低いWi-Fiに関する警告を表示できません。通知の設定については、お使いの端末のOSの説明書やヘルプを参照してください。
- 何もしない:このアプリを開く時、保護された通信はオンになりません。
- [適用する]をタップします。
- [VPNサーバー]をタップし、このアプリを開く時に使用する仮想サーバーを選択します。
特定のWebサイトで通信を保護する
個人情報を入力する可能性があるWebサイトの閲覧時には、通信を保護することをおすすめします。通信を保護していない状態で個人情報を入力すると、データがサイバー犯罪に悪用される危険性があります。
この機能を使用するには、カスペルスキー(アプリ)のユーザー補助をオンにする必要があります。
特定のWebサイトを開くときに、自動的に通信を保護することができます。通信保護のルールを設定するには、次の操作を行います。
- VPNを開きます。
- [設定] - [スマートプロテクション]の順にタップします。
- [Webサイト]をタップします。
- スイッチがオンになっていることを確認します。
- [他のWebサイト]をタップします。
- Webサイトを追加するには、
をタップします。
[Webサイトを追加する]ウィンドウが表示されます。
- アドレス入力欄にWebサイトのURLを入力し、[OK]をタップします。
- [Webサイトを開くとき]をタップし、このWebサイトを開くときの動作を指定します。
- 通信を保護する:このWebサイトを開く時に、通信が保護されます。たとえば、銀行のWebサイトを開くときに、保護された通信が自動的に有効になるように設定できます。
- 毎回確認する:このWebサイトを開く時、通信を保護するか確認する通知を表示します。
カスペルスキー(アプリ)に通知の送信を許可します。許可しない場合、本製品は安全性の低いWi-Fiに関する警告を表示できません。通知の設定については、お使いの端末のOSの説明書やヘルプを参照してください。
- 何もしない:このWebサイトを開く時に、通信が保護されません。
- [適用する]をタップします。
- [VPNサーバー]をタップし、このWebサイトを開く時に使用する仮想サーバーを選択します。
- [保存]をタップします。
特定のカテゴリのWebサイトで通信を保護する
個人情報を入力する可能性があるWebサイトの閲覧時には、通信を保護することをおすすめします。通信を保護していない状態で個人情報を入力すると、データがサイバー犯罪に悪用される危険性があります。たとえば、ネット決済サイトやSNSのWebサイト などにアクセスする時に、通信を保護するよう設定できます。
この機能を使用するには、カスペルスキー(アプリ)のユーザー補助をオンにする必要があります。
特定のカテゴリのWebサイトを開くときに、自動的に通信を保護することができます。通信保護のルールを設定するには、次の操作を行います。
- VPNを開きます。
- [設定] - [スマートプロテクション]の順にタップします。
- [Webサイト]をタップします。
- スイッチがオンになっていることを確認します。
- Webサイトのカテゴリを選択します。
- 銀行
- 決済システム
- オンラインストア
- SNS
- 選択したカテゴリのWebサイトを開いた時の処理を選択します。
- 通信を保護する:このカテゴリのWebサイトを開く時に、通信が自動的に保護されます。
- 毎回確認する:このカテゴリのWebサイトを開く時に、通信を保護するか確認する通知が表示されます。通知内でユーザーが毎回処理を選択します。
カスペルスキー(アプリ)に通知の送信を許可します。許可しない場合、本製品は安全性の低いWi-Fiに関する警告を表示できません。通知の設定については、お使いの端末のOSの説明書やヘルプを参照してください。
- 何もしない:このカテゴリのWebサイトを開く時に、通信が自動的に保護されることはありません。
- [適用する]をタップします。
安全性の低いWi-Fiネットワークに適用するVPNのルールを設定する
カスペルスキー(アプリ)は、Wi-Fiネットワークのセキュリティの状態を評価します。安全性が低いと判断されるWi-Fiネットワークへの接続時に通信が自動的に保護されるよう、あらかじめ設定しておくことも可能です。
安全性の低いWi-Fiネットワークへの接続時の処理を設定するには、次の操作を行います。
- VPNを開きます。
- [設定] - [スマートプロテクション]の順にタップします。
- [安全性の低いWi-Fiネットワーク]をタップし、次のいずれかを選択します。
- 毎回確認する:安全性の低いWi-Fiネットワークへ接続するたびに、本製品から通知が表示され、通知内でユーザーが処理(通信を保護するかどうか)を選択します。
カスペルスキー(アプリ)に通知の送信を許可します。許可しない場合、本製品は安全性の低いWi-Fiに関する警告を表示できません。通知の設定については、お使いの端末のOSの説明書やヘルプを参照してください。
- 通信を保護する:安全性の低いWi-Fiネットワークへ接続すると、通信が自動的に保護されます。
- 何もしない:安全性の低いWi-Fiネットワークへ接続しても、通知は表示されず、通信が自動的に保護されることもありません。
- 毎回確認する:安全性の低いWi-Fiネットワークへ接続するたびに、本製品から通知が表示され、通知内でユーザーが処理(通信を保護するかどうか)を選択します。
- [適用する]をタップします。
既知のWi-Fiネットワークに適用するVPNのルールを設定する
特定のWi-Fiネットワークに定期的にデバイスを接続する場合、そのネットワークに対して、保護された通信をあらかじめ設定しておくことができます。
既知のWi-Fiネットワークへの接続時に自動的に保護をオンにするには、次の手順で設定を行います。
- VPNを開きます。
- [設定] - [スマートプロテクション]の順にタップします。
- [既知のWi-Fiネットワーク]をタップします。
既知のWi-Fiネットワークのリストが表示されます。既知のWi-Fiネットワークがない場合、リストは空です。
- 接続時の処理を設定しておくWi-Fiネットワークを選択します。
- 各Webサイトのカテゴリに対して操作を選択します。
- 安全性の低いネットワークと同様に処理:このWi-Fiネットワークへ接続すると、安全性の低いWi-Fiネットワークに指定された設定が自動的に適用されます。この設定は、安全性の低い既知のネットワークに適用されます。ネットワークが安全である場合、本製品は何もしません。
- 通信を保護する:このWi-Fiネットワークへ接続すると、通信が自動的に保護されます。
- 何もしない:このWi-Fiネットワークへ接続しても、通信は自動的には保護されません。
- [適用する]をタップします。
仮想サーバーについて
仮想サーバーの国・地域が、お客様の「仮想ロケーション」となります。本製品のインターフェイスで仮想サーバーを選択できます。仮想サーバーを使用すると、Webサイトやアプリを開いたときに、選択した国・地域から接続しているように見せかけることができます。
実際の位置とは異なる国や地域からインターネットに接続しているように見せたい場合(自分の位置情報を隠したい場合)、自分が位置している国・地域以外の仮想サーバーを選択します。
オンラインストアやSNSへのアクセス時に、特定の国・地域を選択したり、保護された通信を特定のWebサイトやアプリを開くときに有効にするように設定したりできます。特定のWebサイトに対して作成した保護された接続の設定は、Webサイトのカテゴリに対して指定した設定よりも優先されます。
無料版を使用している場合は、仮想サーバーを選択できません。仮想サーバーは常に自動的に選択されます。
現在、カスペルスキー(アプリ)は次のVPNサーバーのロケーションをサポートしています。
ページのトップに戻る仮想サーバーを変更する
仮想サーバーを変更するには、次の操作を行います。
- VPNを開きます。
- 現在の国名を選択します。
- 新しいロケーションを選択します。
最も高速なサーバーが自動的に選択されるようにするには、[最速サーバー]を選択します。
無料版を使用している場合は、仮想サーバーを選択できません。仮想サーバーは常に自動的に選択されます。
ページのトップに戻る仮想サーバーの変更を設定する
カスペルスキー(アプリ)では、アプリ、Webサイト、Webサイトのカテゴリごとに、使用する仮想サーバーの国・地域を設定することができます。現在使用中のサーバーまたは現在開いているアプリやWebサイト用にあらかじめ指定したサーバーを選択できます。
仮想サーバーの変更の設定は、無制限版の使用時に可能です。
仮想サーバーの変更を設定するには、次の操作を行います。
- VPNを開きます。
- [設定] - [スマートプロテクション]の順にタップします。
- [使用するVPNサーバー]をタップします。
- 特定の仮想サーバーが設定されているアプリ、Webサイト、Webサイトのカテゴリを切り替えるときに、カスペルスキー(アプリ)が行う動作を指定できます。
- 設定から:開いているアプリやWebサイトに対して指定した設定に従って、仮想サーバーの国・地域を変更します。
- 現在のサーバー:仮想サーバーの国・地域を変更しません。現在の仮想サーバーを使用し続けます。
- 毎回確認する:通知が表示され、仮想サーバーの国・地域を変更するか、または変更しないかを指定できます。
特定のWebサイトやアプリ向けに仮想サーバーを変更しないよう選択すると、サーバーをWebサイトまたはアプリ向けに変更するかどうかを問い合わせる通知を表示しません。表示しない時間は6時間です。
保護された通信がオフになった場合にデータを保護する
VPNをオンにすると、インターネットを使用しているときデータが保護されます。しかし、VPN通信が中断されると、データは保護されなくなり、盗み見される可能性があります。たとえば、ショッピングモールで色々なお店を見て回っているとき、お持ちの携帯端末が接続しているWi-Fiネットワークは次々に切り替わっています。接続先が切り替わるたび、カスペルスキー VPNは新しい接続での通信を保護しますが、保護の開始までには数秒かかります。
データが保護されていない時間をなくすため、キルスイッチを使用します。VPNの再確立中、キルスイッチはインターネット上のデータ通信を遮断します。VPNがオンになると、インターネット接続もただちに復元されます。
既定ではキルスイッチはオフになっており、カスペルスキー VPNはVPN通信が中断された場合にインターネットアクセスをブロックしません。
データを保護するため、キルスイッチは、VPNが復元されるまでインターネットを経由したデータ通信を完全にブロックします。
キルスイッチを使用するには、中断後にVPNを復元するための設定をオンにする必要があります
キルスイッチをオンにするには、次の操作を行います。
- VPNを開きます。
- [設定]セクションで、[キルスイッチ]をオンにします。
- 中断後にVPNを復元するための設定をオンにするように促す画面や権限を許可する画面が表示される場合があります。表示される手順に従います。
VPN通信が中断された場合、本製品はインターネットアクセスをブロックします。VPNがオンになると、インターネット接続もただちに復元されます。
ページのトップに戻るVPN通信の使用状況をマイ カスペルスキーで表示する
VPN通信の使用状況をマイ カスペルスキーで確認できます。
使用状況を表示するには、次の操作を行います。
- マイ カスペルスキーにログインします。
- [端末]セクションを開きます。
- [端末]セクションで、カスペルスキー(アプリ)がインストールされている端末を選択します。
- 製品パネルで[統計]をクリックします。
VPN通信の使用状況を表した表グラフが表示されます。通信時間と仮想サーバーもレポートに表示されます。
VPNの使用に関する制限事項
次に該当する目的でカスペルスキー VPNを使用することは禁止されています。
- いかなる行為であれ、VPNサーバーが設置されている、または本製品が利用される国において適用される法律、国際または国内の法律または法令に反する場合。
- いかなる手段であれ、未成年者に危害を加える、または危害を加えようとする目的がある場合。
- 悪意のあるコンピュータープログラム、または類似する技術的に有害で悪意のあるプログラムコードを故意に導入する目的で本製品を悪用する場合。
- リバースエンジニアリング、デコンパイル、逆アセンブル、変更、インタープリテーション、その他のいかなる手段であれ、本製品のソースコードを検出しようとする行為、および派生的な動作を誘発させようとする場合
- 不正アクセスや、本製品の機能に損害を与えたり妨害したりする場合。このような不正行為は警察当局に報告し、これらの機関にお客様に関する情報を開示することで協力します。不正行為が確認された場合は、本製品を使用する権利を即座に停止します。
- いかなるコンテンツであれ、違法、有害、脅迫的、虐待、ハラスメント、拷問、中傷、低俗、卑猥、誹謗、他人のプライバシーの侵害、ヘイト、人種差別、民族差別などの性質を持つ緊張状態を煽動または誘発する指向性がある、またはその可能性があるものを、アップロード、投稿、メール送信、その他の方法で発信する場合
- 身分証明が適用法令で必要とされる際に、いかなる人物または団体であれ、なりすましたり、またはその関係者であることを詐称したりする場合。
- VPNシステム経由で送信されるいかなるコンテンツであれ、その作成元を偽装する目的で、識別子を改造または改竄する場合。
- いかなる団体であれ、その特許、商標、企業秘密、著作権、その他の知的財産を侵害するコンテンツを、アップロード、投稿、メール送信、その他の方法で発信する場合。
- 未承諾または未承認広告、ジャンクメール、スパム、チェーンレター、無限連鎖講など販売促進材料をアップロード、投稿、メール送信、その他の方法で発信する場合。
- VPNシステム、VPNサーバーまたは VPNネットワークを妨害したり混乱させたり、VPNシステムに接続しているネットワークの要件や手順、ポリシーや規則に違反したりする場合。
- 本人の同意なく個人情報を収集したり保存したりする場合。
- 非合法な活動を推奨するような情報を宣伝および提供したり、集団または個人を問わず物理的に危害を加えたり負傷させたりすることを推奨したり、動物虐待を推奨したりする場合。
カスペルスキーは、VPN(仮想プライベートネットワーク)サービスの提供事業者ではありません。VPNサービスのプロバイダーの国や地域で特定のWebサイトへのアクセスが制限されている場合、カスペルスキー VPNの機能を使用してそれらのサイトにアクセスすることはできません。
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