Kaspersky Endpoint Security 11 for Linux

シンボリックリンクとハードリンクのスキャンに関する特別な考慮事項

2023年4月20日

ID 197963

Kaspersky Endpoint Security では、ファイルへのシンボリックリンクとハードリンクをスキャンできます。

シンボリックリンクのスキャン

シンボリックリンクによって参照されるファイルがファイル脅威対策タスクの保護範囲内にある場合にのみ、シンボリックリンクがスキャンされます。

シンボリックリンクによって参照されるファイルがファイル脅威対策タスクの保護範囲内にない場合、このファイルはスキャンされません。ただし、ファイルに悪意のあるコードが含まれている場合、デバイスのセキュリティは危険な状態になります。

ハードリンクのスキャン

複数のハードリンクを持つファイルを処理する場合、製品はオブジェクトに指定されたアクションに応じたアクションを選択します:

  • 推奨される処理を実行]オプションが選択されている場合、オブジェクトで検知された脅威の危険度に関するデータ、およびその脅威を駆除できる可能性に関するデータに基づいて自動的に処理が選択され、オブジェクトに対して実行します。
  • 削除]処理が選択されている場合、処理中のハードリンクを削除します。このファイルに対するその他のハードリンクは処理されません。
  • 駆除]処理が選択されている場合、ソースファイルを駆除します。駆除できない場合は、ハードリンクを削除し、その削除されたハードリンクの名前でソースファイルのコピーを作成します。

保管領域からハードリンクを持つファイルを復元する場合、保管領域に移動されたハードリンクの名前でソースファイルのコピーを作成します。ソースファイルとその他のハードリンクの接続は復元されません。

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