信頼するオブジェクトを作成する
スキャンタスクの開始時にこのオブジェクトを含むドライブやフォルダーがスキャン範囲に含まれている場合、オブジェクトはスキャンされません。ただし、ある特定のオブジェクトについてオブジェクトスキャンタスクが開始された場合、信頼するオブジェクトは適用されません。
信頼するオブジェクトを作成する
- [設定]ウィンドウを開きます。
- 左にある[プロテクション]セクションを選択します。
ウィンドウの右側に、プロテクション設定が表示されます。
- [信頼するオブジェクトとアプリケーション]セクションで、[設定]をクリックします。
[信頼ゾーン]ウィンドウが開き、[信頼するオブジェクト]タブが表示されます。
- [追加]をクリックします。
[信頼するオブジェクト]ウィンドウが開きます。このウィンドウの[プロパティ]セクションで、スキャンから除外する条件を 1 つ以上作成できます。
- ファイルまたはフォルダーをスキャンから除外するには:
- [プロパティ]セクションで、[ファイルまたはフォルダー]をオンにします。
- [信頼するオブジェクトの説明]セクションの[ファイルまたはフォルダーの選択]をクリックして、[ファイルまたはフォルダーの名前]ウィンドウを開きます。
- ファイルまたはフォルダー名あるいはファイルまたはフォルダー名のマスクを指定するか、[参照]をクリックしてフォルダーツリーからファイルまたはフォルダーを選択します。
ファイルまたはフォルダーの名前マスクに、アスタリスク(「*」)を使用して、ファイル名の任意の文字を指定できます。
たとえば、マスクを使用して、次のようなパスを追加できます:
- 任意のフォルダー中に配置されたファイルのパス:
- マスク「*.exe」は、拡張子 が EXE であるファイルのパスすべてを含みます。
- マスク「*.test」は、「test」という名前のファイルのパスすべてを含みます。
- 特定のフォルダー中に配置されたファイルのパス:
- マスク「C:\dir\*.*」は、フォルダー「C:\dir\」に配置されたファイルすべてのパスを含みますが、「C:\dir\」のサブフォルダー中のファイルは含まれません。
- マスク「C:\dir\*」は、フォルダー「C:\dir\」に配置されたファイルすべてのパスを含みますが、「C:\dir\」のサブフォルダー中のファイルは含まれません。
- マスク「C:\dir\」は、フォルダー「C:\dir\」に配置されたファイルすべてのパスを含みますが、「C:\dir\」のサブフォルダー中のファイルは含まれません。
- マスク「C:\dir\*.exe」は、フォルダー「C:\dir\」に配置された拡張子が EXE であるファイルすべてのパスを含みますが、「C:\dir\」のサブフォルダー中のファイルは含まれません。
- マスク「C:\dir\test」は、フォルダー「C:\dir\」に配置された名前が「test」であるファイルすべてのパスを含みますが、「C:\dir\」のサブフォルダー中のファイルは含まれません。
- マスク「C:\dir\*\test」は、フォルダー「C:\dir\」に配置された名前が「test」であるファイルすべてのパスを含みますが、「C:\dir\」のサブフォルダー中のファイルは含まれません。
- 特定の名前を持つすべてのフォルダー中に配置されたファイルのパス:
- マスク「dir\*.*」は、名前が「dir」のフォルダー中のファイルすべてのパスを含みますが、サブフォルダーの中のファイルは含まれません。
- マスク「dir\*」は、名前が「dir」のフォルダー中のファイルすべてのパスを含みますが、サブフォルダーの中のファイルは含まれません。
- マスク「dir\」は、名前が「dir」のフォルダー中のファイルすべてのパスを含みますが、サブフォルダーの中のファイルは含まれません。
- マスク「dir\*.exe」は、名前が「dir」のフォルダーの拡張子が EXE であるファイルすべてのパスを含みますが、サブフォルダー中のファイルは含まれません。
- マスク「dir\test」は、名前が「dir」のフォルダー中の名前が「test」であるファイルすべてのパスを含みますが、サブフォルダーの中のファイルは含まれません。
- 任意のフォルダー中に配置されたファイルのパス:
- [ファイルまたはフォルダーの名前]ウィンドウで[OK]をクリックします。
追加されたファイルまたはフォルダーへのリンクが[信頼するオブジェクト]ウィンドウの[信頼するオブジェクトの説明]セクションに表示されます。
- 特定の名前を持つオブジェクトをスキャンから除外するには:
- [プロパティ]セクションで、[オブジェクト名]をオンにします。
- [信頼するオブジェクトの説明]セクションの[オブジェクト名の入力]をクリックして、[オブジェクト名]ウィンドウを開きます。
- カスペルスキーのウイルス百科事典の分類に従って、オブジェクト名またはオブジェクト名マスクを入力します。
- [オブジェクト名]ウィンドウで[OK]をクリックします。
追加されたオブジェクト名へのリンクが[信頼するオブジェクト]ウィンドウの[信頼するオブジェクトの説明]セクションに表示されます。
- 必要に応じて、[コメント]に、作成する信頼するオブジェクトの簡単なコメントを入力します。
- 次の手順に従って、信頼するオブジェクトを使用する Kaspersky Endpoint Security コンポーネントを指定します:
- [信頼するオブジェクトの説明]セクションで[すべての保護コンポーネント]をクリックすると、[設定]が表示されます。
- [設定]をクリックして[保護コンポーネント]ウィンドウを開きます。
- スキャンからの除外を適用するコンポーネントの横にあるチェックボックスをオンにします。
- [保護コンポーネント]ウィンドウで[OK]をクリックします。
信頼するオブジェクトの設定でコンポーネントが指定されている場合、Kaspersky Endpoint Security のこれらのコンポーネントによるスキャン時にのみ、この信頼するオブジェクトが適用されます。
信頼するオブジェクトの設定でコンポーネントが指定されていない場合、Kaspersky Endpoint Security のどのコンポーネントによるスキャン時にも、この信頼するオブジェクトが適用されます。
- [信頼するオブジェクト]ウィンドウで[OK]をクリックします。
追加した信頼するオブジェクトが、[信頼ゾーン]ウィンドウの[信頼するオブジェクト]タブに表示されます。この信頼するオブジェクトに指定された設定が[信頼するオブジェクトの説明]セクションに表示されます。
- [信頼ゾーン]ウィンドウで[OK]をクリックします。
- 変更を保存するには[保存]をクリックします。