ドライブの復号化で問題が発生した場合に FDERT ユーティリティを使用して診断データを収集する方法
更新日: 2023年03月01日
Article ID: 15910
対象製品:
- Kaspersky Endpoint Security 11.10.0 for Windows(バージョン 11.10.0.399)
- Kaspersky Endpoint Security 11.9.0 for Windows(バージョン 11.9.0.351)
- Kaspersky Endpoint Security 11.8.0 for Windows(バージョン 11.8.0.384)
- Kaspersky Endpoint Security 11.7.0 for Windows(バージョン 11.7.0.669)
- Kaspersky Endpoint Security 11.6.0 for Windows(バージョン 11.6.0.394)
Kaspersky Endpoint Security for Windows がインストールされていないか、ディスク全体の暗号化(FDE)コンポーネントなしでインストールされているデバイスでのみ、診断を実行できます。
ドライブの復号化を行う際の診断データを暗号化デバイス復元ユーティリティ (FDERT) を使用して収集するには:
- ドライブを復号化しようとしているコンピューターで FDERT ツールを起動します。手順は オンラインヘルプ を参照してください。
- [ 設定 ] をクリックします。
- [ 復元ツールのイベントログをフォルダーへ保存 ] をオンにし、[ 参照 ] をクリックして、ツールのイベントログを保存するフォルダーを選択します。[ OK ] をクリックします。
診断結果の検索を簡単にするために、空のフォルダー、または FDERT ツールの実行ファイルがあるフォルダーを指定することを推奨します。
- [ デバイスの選択 ] ドロップダウンリストから、復号化するドライブを選択し、[ スキャン ] をクリックします。
- スキャンが終わったら、[ 診断の保存 ] をクリックし、診断データを含むアーカイブを保存します。
- ドライブを復号化する際の問題を再現します。
- [ ログの保存 ] をクリックしツールのログを保存します。
- FDERT ツールを終了します。
カスペルスキーテクニカルサポートに以下のファイルを送信してください:
- FDERT のトレース:ステップ 3 で選択したフォルダーにある fdert-DD-MM-YYYY.log および fdert_service-DD-MM-YYYY.log 形式のファイルすべて。
- FDERT の診断結果:ZIP ファイル。
- FDERT ツールのログ:CSV ファイル。
テクニカルサポートの回答を待って、推奨される方法に従ってください。
FDE ディスクダンプツールユーティリティを使用してデータを収集する方法
FDE ディスクダンプツールユーティリティを使用して診断データを収集するには、以下の操作を行います:
- diskmgmt.msc コマンドを使用して、ディスクの管理を開きます。RAW パーティションがあるドライブを探し、その番号を覚えます。これはステップ 6 で必要です。詳細は、Microsoft のサポートサイト を参照してください。
- [ ディスクの管理 ] ウィンドウのスクリーンショットを撮り、影響を受けるドライブにハイライトを付けます。
- 影響を受けるドライブを含むコンピューターに空のフォルダーを作成します。カスペルスキーテクニカルサポートのエンジニアから送信されたファイル fde_disk_dump_tool.exe をこのフォルダーにコピーします。
- 管理者権限でコマンド行を開きます。手順は こちらのサポートページ を参照してください。
- cd コマンドを実行して fde_disk_dump_tool.exe ユーティリティがあるフォルダーを開きます。
- 次のコマンドでユーティリティを起動します:
fde_disk_dump_tool.exe \\.\PhysicalDriveN
N はステップ 1 で調べたドライブ番号と置き換えます。例:fde_disk_dump_tool.exe \\.\PhysicalDrive0。
- ユーティリティの実行が終わるまで待ちます。
ユーティリティがあるフォルダーにログおよび診断結果が保存されます。
FDE ディスクダンプツールユーティリティで生成されたすべてのファイルと、ステップ 2 で撮ったスクリーンショットをカスペルスキーテクニカルサポートに送信してください。