ウィザードを使用したローカルへの製品のインストール

2024年2月14日

ID 141289

インストールウィザードのインターフェイスは、製品のインストール手順に対応した一連のウィンドウで構成されています。

インストールウィザードを使用して、製品をインストールしたり、製品を以前のバージョンからアップグレードしたりするには:

  1. ユーザーのコンピューターに配信キットフォルダーをコピーします。
  2. Setup_kes.exe を実行します。

インストールウィザードが起動します。

インストールの準備

Kaspersky Endpoint Security をコンピューターにインストールしたり旧バージョンからアップグレードしたりする前に、次の条件が満たされていることを確認してください:

  • 競合するソフトウェアがインストールされているかどうか(競合する製品のリストは、配布キットに含まれている incompatible.txt ファイルで参照できます)
  • システム要件が満たされているかどうか
  • ユーザーがソフトウェア製品をインストールできる権限を持っているかどうか

上記のいずれかの要件が満たされていない場合は、該当する通知が画面に表示されます。たとえば、共存できないソフトウェアに関する通知(下図を参照)などが表示されます。

共存できないソフトウェアのリストが表示されたインストーラーのウィンドウ。ユーザーは共存できないソフトウェアのアンインストールを開始できます。

共存できないソフトウェアを削除する

コンピューターが上記の要件を満たしている場合、インストールウィザードは、インストールする製品と同時に実行されたときに競合する可能性があるカスペルスキー製品がないか検索します。このようなアプリケーションが見つかった場合は、手動で削除するよう要求されます。

検出されたアプリケーションに以前のバージョンの Kaspersky Endpoint Security が含まれている場合、移行可能なすべてのデータ(アクティベーションのデータ、製品設定など)は保持され、Kaspersky Endpoint Security 12.4 for Windows のインストール時に使用されます。本製品の以前のバージョンは自動的に削除されます。該当する製品バージョンは次の通りです:

  • Kaspersky Endpoint Security 11.7.0 for Windows(ビルド 11.7.0.669)
  • Kaspersky Endpoint Security 11.8.0 for Windows(ビルド 11.8.0.384)
  • Kaspersky Endpoint Security 11.9.0 for Windows(ビルド 11.9.0.351)
  • Kaspersky Endpoint Security 11.10.0 for Windows(ビルド 11.10.0.399)
  • Kaspersky Endpoint Security 11.11.0 for Windows(ビルド 11.11.0.452)
  • Kaspersky Endpoint Security 12.0 for Windows(ビルド 12.0.0.465)
  • Kaspersky Endpoint Security 12.1 for Windows(ビルド 12.1.0.506)
  • Kaspersky Endpoint Security 12.2 for Windows(ビルド 12.2.0.462)
  • Kaspersky Endpoint Security 12.3 for Windows(ビルド 12.3.0.493)

Kaspersky Endpoint Security の設定

アプリケーションの設定が表示されたインストーラーのウィンドウ:すべての機能または Endpoint Detection and Response Agent。

アプリケーションの設定の選択

すべての機能既定の設定。この設定では、Detection and Response ソリューションのサポートを提供するコンポーネントを含め、アプリケーションのすべてのコンポーネントを使用できます。この設定は、さまざまな脅威、ネットワーク攻撃、詐欺からコンピューターを包括的に保護するために使用されます。インストールウィザードの次のステップで、インストールするコンポーネントを選択できます。

Endpoint Detection and Response Agentこの設定では、Detection and Response ソリューションのサポートを提供するコンポーネントのみをインストールできます(Endpoint Detection and Response (KATA) または Managed Detection and Response)。この設定は、組織の環境に Kaspersky Detection and Response ソリューションと並んでサードパーティのエンドポイント保護プラットフォーム(EPP)が導入されている場合に必要です。これにより、Endpoint Detection and Response Agent 設定の Kaspersky Endpoint Security がサードパーティ RPP 製品と互換性を持つようになります。

Kaspersky Endpoint Security の各コンポーネント

インストールプロセスでは、インストールする Kaspersky Endpoint Security のコンポーネントを選択できます(以下の図を参照)。ファイル脅威対策は必ずインストールする必要があります。このインストールはキャンセルできません。

ユーザーが選択できるコンポーネントのリストが表示されたインストーラーのウィンドウ。

インストールする製品コンポーネントの選択

既定では、以下を除くすべてのコンポーネントが選択されています:

アプリケーションのインストール後に、使用可能なアプリケーションコンポーネントを変更できます。これを行うには、インストールウィザードを再度実行し、使用可能なコンポーネントの変更を選択する必要があります。

Detection and Response コンポーネントをインストールする必要がある場合、Kaspersky Endpoint Security は次の構成をサポートします:

  • Endpoint Detection and Response Optimum のみ
  • Endpoint Detection and Response Expert のみ
  • Endpoint Detection and Response (KATA) のみ
  • Kaspersky Sandbox のみ
  • Endpoint Detection and Response Optimum と Kaspersky Sandbox
  • Endpoint Detection and Response Expert と Kaspersky Sandbox
  • Endpoint Detection and Response (KATA) と Kaspersky Sandbox

Kaspersky Endpoint Security は、本製品のインストール前に選択されたコンポーネントを検証します。選択した Detection and Response コンポーネントの構成がサポートされない場合は、Kaspersky Endpoint Security はインストールされません。

詳細設定

インストール設定ウィンドウ:保護機能のインストール、Citrix PVS との互換性、avp.com のシステム変数。

詳細な製品のインストール設定

本製品のインストールのプロセスを保護するインストールの保護機能には、悪意のあるアプリケーションによる配布パッケージの置き換えの防止、Kaspersky Endpoint Security のインストールフォルダーへのアクセスのブロック、製品のレジストリキーが保存されているシステムレジストリセクションへのアクセスのブロックが含まれます。ただし、製品をインストールできない場合は、インストールプロセスの保護を無効にする必要があります(たとえば、Windows Remote Desktop でリモートインストールを実行するとき)。

Citrix PVS との互換性を確保するKaspersky Endpoint Security を仮想マシンにインストールするために、Citrix Provisioning Services のサポートを有効にすることができます。

avp.com ファイルのパスをシステム変数 %PATH% に追加するコマンドラインインターフェイスの使用で便利なように、%PATH% 変数にインストール先のパスを追加できます。

関連項目:

Setup:本製品のインストール

製品の標準インストール

System Center Configuration Manager を使用しての製品のリモートインストール

ファイル setup.ini のインストール設定の説明

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