Android デバイスでの Web サイトへのアクセスの設定
2024年3月5日
ID 116303
ウェブコントロールを使用して、Android デバイスユーザーの Web サイトへのアクセスを設定できます。ウェブコントロールは、Kaspersky Endpoint Security for Android アプリに含まれています。ウェブコントロールを使用すると、悪意のあるコードを拡散するように設計された悪意のある Web サイトへのアクセスをブロックできます。ウェブコントロールは、ユーザーから機密データ(オンラインバンキングや決済システムのパスワードなど)を盗むように設計された偽の Web サイト(フィッシングサイト)へのアクセスもブロックします。ウェブコントロールは、Kaspersky Security Network クラウドサービスを使用して Web サイトを開く前にスキャンします。スキャン後ウェブコントロールは、信頼する Web サイトは読み込みを許可し、悪意のある Web サイトはブロックします。
ウェブコントロールは、Kaspersky Security Network クラウドサービスで定義されたカテゴリによる Web サイトのフィルタリングにも対応しています。フィルタリングにより、特定のカテゴリの Web サイト(たとえば「ギャンブル、宝くじ、懸賞」や「インターネットコミュニケーション」などのカテゴリ)に対するユーザーのアクセスを制限できます。
ウェブコントロールは、サポートされているバージョンの Google Chrome でのみ機能し、他のブラウザーでは機能しません。
事前に満たすべき要件
管理対象デバイスでウェブコントロールを操作するには、次を行います:
- Kaspersky Endpoint Security for Android をユーザー補助サービスとして設定する必要があります。
クイックスタートウィザードを使用して Kaspersky Endpoint Security for Android をユーザー補助サービスとして設定するようデバイスユーザーに要求されます。ユーザーはこの手順をスキップするか、後でデバイス設定でサービスを無効にすることができます。この場合、ウェブコントロールは作動しません。
- デバイスユーザーは、Kaspersky Endpoint Security for Android での 危険サイトブロックのデータ処理に関する声明(危険サイトブロックの声明)を確認して同意する必要があります。
そうしないと、デバイスユーザーは危険サイトブロックの声明を確認して同意するよう、定期的に要求されます。デバイスのステータスは「警告」に設定されます。
- 一部のデバイスでは、2 つの権限をユーザーが手動で許可する必要があります:バックグラウンド実行時にポップアップ画面を表示、ポップアップ画面を表示。
Web サイトへのアクセスの設定
Android デバイスユーザーの Web サイトへのアクセスを設定するには:
- Kaspersky Endpoint Security Cloud 管理コンソールを起動します。
- [セキュリティ管理]→[セキュリティプロファイル]の順に選択します。
[セキュリティプロファイル]セクションには、Kaspersky Endpoint Security Cloud で設定されたセキュリティプロファイルのリストが表示されます。
- リストから、Web サイトへのアクセスを設定するデバイスのセキュリティプロファイルを選択します。
- プロファイル名のリンクをクリックすると、セキュリティプロファイルのプロパティウィンドウが表示されます。
セキュリティプロファイルのプロパティウィンドウには、すべてのデバイスで使用可能な設定が表示されます。
- [Android]グループで、[管理設定]セクションを選択します。
- スイッチを[ウェブコントロールが有効です]に切り替えます。
- [ウェブコントロールが有効です]スイッチの下にある[設定]をクリックします。
ウェブコントロールの設定ページが表示されます。
- 特定のコンテンツを含む Web サイト(アダルトサイトなど)の閲覧をブロックするには:
- [動作モード]セクションで、[選択したカテゴリの Web サイトをブロックする]を選択します。
- [Web サイトアクセスルール]セクションで[設定]をクリックして、ブロックする Web サイトのカテゴリのリストを作成します。
- 指定した Web サイトへのアクセスのみを許可するには:
- [動作モード]セクションで、[リストの Web サイトのみを許可する]を選択します。
- [許可する Web サイト]セクションで[設定]をクリックして、ユーザーが閲覧できる Web サイトのリストを作成します。Kaspersky Endpoint Security Cloud は正規表現のみをサポートしています。許可された Web サイトのアドレスの入力時に、次のテンプレートを使用します:
http:\/\/www\.example\.com.*
- この Web サイト以下のすべてのページが許可されます(例:http://www.example.com/about
)。https:\/\/.*example\.com
- この Web サイトのすべてのサブドメインページが許可されます(例:https://pictures.example.com
)。
HTTP および HTTPS プロトコルを選択するには、「
https?
」という表記も使用できます。正規表現の詳細については、Oracle のテクニカルサポートサイトを参照してください。
- すべての Web サイトへのアクセスをブロックするには、[動作モード]セクションで[すべての Web サイトをブロックする]を選択します。
- [保存]をクリックします。
事前要件が満たされている場合、Android デバイスでウェブコントロールが有効になります。ウェブコントロールは、Google Chrome で悪意のあるサイトやフィッシングサイトへのアクセスをブロックします。他のウェブサイトへのアクセスは、現在設定されているアクセスルールに従って許可されます。