iSwift ベースのクリーニング:KAVSHELL FBRESET

2023年2月20日

ID 146720

Kaspersky Embedded Systems Security では iSwift テクノロジーが使用されており、前回のスキャン以降に変更されていないファイルがスキャンされないようにすることができます(iSwift を使用する)。

Kaspersky Embedded Systems Security により、klamfb.dat ファイルと klamfb2.dat ファイルが「%SYSTEMDRIVE%\System Volume Information」フォルダーに作成されます。これらのファイルには、スキャン済みのクリーンなオブジェクトに関する情報が含まれます。klamfb.dat(klamfb2.dat)ファイルのサイズは、スキャン済みのファイル数が増えるにつれて大きくなります。ファイルには、システムに存在するファイルに関する現在の情報のみが含まれます。ファイルが削除されると、klamfb.dat から対応する情報が消去されます。

ファイルをクリアするには、KAVSHELL FBRESET コマンドを使用します。

KAVSHELL FBRESET コマンドを使用する場合は、次の特性にご注意ください:

  • KAVSHELL FBRESET コマンドを使用して klamfb.dat ファイルをクリアする時に、Kaspersky Embedded Systems Security は保護を一時停止しません(klamfb.dat を手動で削除した時に起こることとは異なります)。
  • klamfb.dat のデータがクリアされると、保護対象デバイスの負荷が増える場合があります。この場合、すべてのファイルに対して、klamfb.dat をクリアした後の最初のアクセス時にスキャンが実行されます。スキャンの後に、スキャン済みの各オブジェクトに関する情報が klamfb.dat に再度追加されます。オブジェクトに新しくアクセスしようとすると、iSwift テクノロジーによって、変更のないファイルは再スキャンされません。

KAVSHELL FBRESET コマンドは、コマンドラインインタープリターが SYSTEM アカウントで開始された場合のみ実行できます。

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