アプリケーションコンソールを別のデバイスにインストールした後の詳細設定

2023年2月20日

ID 147650

アプリケーションコンソールを、ネットワーク上の、保護対象デバイス以外のデバイスにインストールした場合、次の操作を実行してリモートで Kaspersky Embedded Systems Security を管理できるようにします:

  • 保護対象デバイスの ESS Administrators グループに Kaspersky Embedded Systems Security のユーザーを追加します。
  • 保護対象デバイスが Windows ファイアウォールまたはサードパーティのファイアウォールを使用している場合、Kaspersky Security 管理サービス(kavfsgt.exe)のネットワーク接続を許可してください。
  • Microsoft Windows が動作しているデバイスへのアプリケーションコンソールのインストール時に[リモートアクセスを許可する]をオンにしなかった場合、デバイスのファイアウォールを経由するアプリケーションコンソールのネットワーク接続を手動で許可してください。

リモートデバイス上のアプリケーションコンソールは、DCOM プロトコルを使用して、Kaspersky Embedded Systems Security イベントに関する情報(スキャンされたオブジェクトや完了したタスクなど)を保護対象デバイスの Kaspersky Security 管理サービスから受信します。アプリケーションコンソールと Kaspersky Security 管理サービス間の接続を確立するために、Windows ファイアウォールの設定でアプリケーションコンソールに対してネットワーク接続を許可する必要があります。

アプリケーションコンソールがインストールされているリモートデバイス上で、次を実行します:

  • COM アプリケーションへの匿名リモートアクセスが許可されていることを確認します(COM アプリケーションの遠隔起動とアクティベーションは許可しません)。
  • Windows ファイアウォールで、TCP ポート 135 を開き、Kaspersky Embedded Systems Security リモート管理プロセスの実行ファイル(kavfsrcn.exe)に対してネットワーク接続を許可します。

    アプリケーションコンソールがインストールされているデバイスでは、保護対象デバイスへのアクセスと応答の受信に、TCP ポート 135 が使用されます。

  • 接続を許可するための Windows ファイアウォールの送信ルールを設定します。

    単一のプロトコルが固定ポートを持つ従来の TCP/IP や UDP/IP とは異なり、DCOM はリモートの COM オブジェクトのポートを動的に割り当てます。ファイアウォールが、アプリケーションコンソールがインストールされているクライアントと DCOM エンドポイント(保護対象デバイス)の間に存在する場合、広範囲のポートを開く必要があります。

その他のソフトウェアまたはハードウェアのファイアウォールを設定する時にも、同じ手順を適用してください。

保護対象デバイスとアプリケーションコンソールがインストールされているデバイス間の接続を設定中にアプリケーションコンソールが開かれた場合:

  1. アプリケーションコンソールを閉じます。
  2. Kaspersky Embedded Systems Security リモート管理プロセス(kavfsrcn.exe)が終了するまで待機します。
  3. アプリケーションコンソールを再起動します。

    新しい接続設定が適用されます。

このセクションの内容

COM アプリケーションへの匿名リモートアクセスの許可

Kaspersky Embedded Systems Security リモート管理プロセスに対するネットワーク接続の許可

Windows ファイアウォールの送信ルールの追加

この記事はお役に立ちましたか?
改善できる点がありましたらお聞かせください。
フィードバックをいただき、ありがとうございました。改善に向けて取り組んでまいります。
フィードバックをいただき、ありがとうございました。改善に向けて取り組んでまいります。