Kaspersky Embedded Systems Security のインストールで使用するコマンド事例

2023年2月20日

ID 147693

このセクションでは、Kaspersky Embedded Systems Security のインストールに使用するコマンドの例を紹介します。

32 ビット版の Microsoft Windows を実行する保護対象デバイスでは、配布キットに含まれる接尾語が「x86」のファイルを実行します。64 ビット版の Microsoft Windows を実行する保護対象デバイスでは、配布キットに含まれる接尾語が「x64」のファイルを実行します。

Windows インストーラーの標準的なコマンドとコマンドラインオプションの使用についての詳細な情報については、Microsoft から提供されるガイドを参照してください。

setup.exe ファイルからの Kaspersky Embedded Systems Security のインストールの例

ユーザーの操作を要求せずに、推奨されているインストール設定で Kaspersky Embedded Systems Security をインストールするには、次のコマンドを実行します:

\product\setup.exe /s /p EULA=1 /p PRIVACYPOLICY=1

Kaspersky Embedded Systems Security を次の設定でインストールできます:

  • ファイルのリアルタイム保護コンポーネントとオンデマンドスキャンコンポーネントのみをインストールする
  • Kaspersky Embedded Systems Security の開始時にファイルのリアルタイム保護を実行しない
  • Microsoft によってスキャン範囲からの除外が推奨されているファイルを除外しない

デバイスコントロールなどのコンポーネントのインストールを実行するコマンドは、次の通りです:

\product\setup.exe /p ADDLOCAL=DevCtrl /p RUNRTP=0 /p ADDMSEXCLUSION=0

<RPODUCT_NAME_NOM_FULL> のインストール後にシステム障害を引き起こすネットワークデバイスおよび SCSI デバイスを備えたコンピューターに Kaspersky Embedded Systems Security をインストールする場合、このコマンドで使用できるオプションキーは次の通りです:

/p SKIP_NETWORK_UPPERFILTERS=<1|0>

ネットワークアダプター接続の監視を有効(1)または無効(0)にします。

/p SKIP_SCSIADAPTER_UPPERFILTERS=<1|0>

SCSI アダプター接続の監視を有効(1)または無効(0)にします。

インストールで使用するコマンドのリスト:msi ファイルを実行

ユーザーの操作を要求せずに、推奨されているインストール設定で Kaspersky Embedded Systems Security をインストールするには、次のコマンドを実行します:

msiexec /i ess.msi /qn EULA=1 PRIVACYPOLICY=1

推奨されているインストール設定に基づき、インストールインターフェイスを表示して Kaspersky Embedded Systems Security をインストールするには、次のコマンドを実行します:

msiexec /i ess.msi /qn EULA=1 PRIVACYPOLICY=1

推奨されるインストール設定で Kaspersky Embedded Systems Security をインストールし、定義されたトレースファイルの最大数に達した後にトレースファイルのローテーションを有効にするために実行するコマンドは、次の通りです:

msiexec /i ess.msi TRACE_FOLDER=C:\Traces TRACE_MAX_ROLL_COUNT=50 /qn EULA=1 PRIVACYPOLICY=1

TRACE_FOLDERパラメータは必須であることに注意してください。

TRACE_MAX_ROLL_COUNT パラメータに導入されている条件は、次の通りです:

  • このパラメータを指定すると、定義したトレースファイルの最大数でトレースファイルのローテーションが有効になります。使用可能な値の範囲:1 ~ 999。
  • パラメータがトレースファイルの最大数の値として 0 で指定されている場合、トレースファイルのローテーションは無効になります。
  • パラメータが指定され、トレースファイルの最大数の値が無効であるか、1 ~ 999 ファイルの許容範囲を超えている場合、トレースファイルの最大数として既定値の 5 を使用して、トレースファイルのローテーションが有効になります。
  • パラメータが指定されていない場合:
    • デバイスでトレースファイルのローテーションが既に設定されている場合、その設定は変更されません。入力したパラメータは、無視されます。
    • トレースファイルのローテーションがデバイスでまだ設定されていない場合、トレースファイルの最大数として既定値の 5 を使用して、ローテーションオプションが有効になります。

ライセンス情報ファイル C:\0000000A.key を使用して Kaspersky Embedded Systems Security をインストールしてアクティベートするには:

msiexec /i ess.msi LICENSEKEYPATH=C:\0000000A.key /qn EULA=1 PRIVACYPOLICY=1

実行中のプロセスとローカルドライブのブートセクターを事前にスキャンしてから Kaspersky Embedded Systems Security をインストールするには、次のコマンドを実行します:

msiexec /i ess.msi PRESCAN=1 /qn EULA=1 PRIVACYPOLICY=1

Kaspersky Embedded Systems Security をインストールフォルダー C:\ESS にインストールするには、次のコマンドを実行します:

msiexec /i ess.msi INSTALLDIR=C:\ESS /qn EULA=1 PRIVACYPOLICY=1

Kaspersky Embedded Systems Security をインストールして、Kaspersky Embedded Systems Security msi ファイルが保存されているフォルダーに ess.log という名前のインストールログファイルを保存するには、次のコマンドを実行します:

msiexec /i ess.msi /l*v ess.log /qn EULA=1 PRIVACYPOLICY=1

Kaspersky Embedded Systems Security コンソールをインストールするには、次のコマンドを実行します:

msiexec /i esstools.msi /qn EULA=1

Kaspersky Embedded Systems Security をインストールしてライセンス情報ファイル C:\0000000A.key を使用してアクティベートし、設定ファイル C:\settings.xml の設定に応じて Kaspersky Embedded Systems Security を設定するには、次のコマンドを実行します:

msiexec /i ess.msi LICENSEKEYPATH=C:\0000000A.key CONFIGPATH=C:\settings.xml /qn EULA=1 PRIVACYPOLICY=1

Kaspersky Embedded Systems Security がパスワードによって保護されている場合、製品のパッチをインストールするには、次のコマンドを実行します:

msiexec /p "<msp ファイル名とそのパス>" UNLOCK_PASSWORD=<パスワード>

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