デバイスコントロールルールの生成について

2023年2月20日

ID 148412

デバイスコントロールタスクまたはデバイスコントロールルールの自動生成タスクの実行時に自動的に生成された XML ファイルからデバイスコントロールの許可ルールをインポートできます。

既定では、Kaspersky Embedded Systems Security ではフラッシュドライブおよびその他の外部デバイスが、指定したデバイスコントロールルールの適用範囲に含まれていない場合、それらのドライブやデバイスの接続が制限されます。

デバイスコントロールルールの生成の対象とシナリオ

ルール生成シナリオ

対象

デバイスコントロールルールの自動生成タスク

  • デバイスコントロールタスクの初回開始前に、以前接続されていた信頼するデバイスに許可ルールを追加します。
  • 保護対象デバイスネットワークで信頼されるデバイスのルールリストを生成します。

システムデータに基づくルール生成

データがシステムに格納されている 1 台以上の外部デバイスに許可ルールを追加します。

現在接続しているデバイスに関するデータに基づくルール生成

少数の新しい外部デバイスを信頼する必要がある際に、既に指定されているルールリストを更新します。

統計のみモードのデバイスコントロールタスク

大量の信頼するデバイスの許可ルールを生成します。

デバイスコントロールルールの自動生成タスクの使用

デバイスコントロールルールの自動生成タスクの完了時に生成された XML ファイルには、システムレジストリにデータが格納されているフラッシュドライブおよびその他の外部デバイスの許可ルールが含まれています。

すべてのネットワークの保護対象デバイス上のシステムによって登録されている、これまでに接続したすべての外部デバイスを考慮に入れる場合、または、すべてのネットワーク保護対象デバイスに現在接続されているデバイスに関するデータのみを考慮する場合は、ルール生成プロセス時にこのシナリオを使用します。また、タスクでは、タスク実行時に接続されているすべての外部デバイスが考慮されます。グループタスク完了時に、Kaspersky Embedded Systems Security は、ネットワーク内で登録されているすべて外部デバイスの許可ルールリストを生成し、そのリストを、指定したフォルダーに XML ファイルとして保存します。これで、生成されたルールをデバイスコントロールタスク設定に手動でインポートできます。保護対象デバイスのタスクと異なり、ポリシーでは、デバイスコントロールルールの自動生成グループタスク完了時に、作成したルールをデバイスコントロールルールのリストに自動で追加する設定はできません。

デバイスコントロールタスクの初回開始前に許可ルールリストを生成する場合はこのシナリオを使用し、生成した許可ルールにより保護対象デバイスで使用されているすべての信頼する外部デバイスに対応するようにしてください。

接続されているすべてのデバイスに関するシステムデータの使用

タスクの実行時に、Kaspersky Embedded Systems Security では保護対象デバイスに以前接続されていたことがあるまたは現在接続されているすべての外部デバイスに関するシステムデータが受信され、[システム情報に基づいてルールを生成する]ウィンドウのリストに検知されたデバイスが表示されます。

Kaspersky Embedded Systems Security では、検知された各デバイスの製造元(VID)、コントローラーの種別(PID)、説明的名称、シリアル番号、およびデバイスインスタンスパスが構文解析されます。システムにデータが格納されている外部デバイスの許可ルールを生成し、デバイスコントロールのルールリストに新しく生成されたルールを追加できます。

このシナリオでは、Kaspersky Embedded Systems Security は、Kaspersky Security Center がインストールされている保護対象デバイスにこれまでに接続されたか現在接続されている外部デバイスのための許可ルールを生成します。

少数の新しい外部デバイスを信頼する必要がある際に、既に指定されているルールリストを更新する場合はこのシナリオを使用してください。

現在接続しているデバイスに関するデータの使用

このシナリオでは、Kaspersky Embedded Systems Security は現在接続している外部デバイスのみを対象とする許可ルールを生成します。許可ルールを生成する 1 つ以上の外部デバイスを選択できます。

統計のみモードのデバイスコントロールタスクの使用

統計のみモードのデバイスコントロールタスクの完了時に受信した XML ファイルは、実行ログに基づいて生成されます。

タスクの実行時に、Kaspersky Embedded Systems Security では保護対象デバイスに接続されたすべてのフラッシュドライブおよびその他の外部デバイスに関する情報が記録されます。タスクのイベントに基づいて許可ルールを生成し、XML ファイルにエクスポートすることができます。[統計のみ]モードでタスクを開始する前にタスク実行期間を設定し、指定した期間中に保護対象デバイスにすべての使用可能なデバイスが接続されるようにしてください。

大量の新しい外部デバイスを許可する必要があり、既に生成されているルールリストを更新する場合は、このシナリオを使用してください。

テンプレートマシンでこのシナリオに従ってルールリストを生成する場合は、Kaspersky Security Center でデバイスコントロールタスクを設定する際に、生成された許可ルールリストを適用できます。この方法により、すべての保護対象デバイスでテンプレートマシンに接続されている外部デバイスの使用を許可できます。

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