Kaspersky Security サービスを保護対象サービスとして登録する

2023年2月20日

ID 182789

Protected Process Light(または「PPL」とも表記)技術により、オペレーティングシステムが信頼するサービスとプロセスのみを読み込みます。サービスを保護対象サービスとして実行するには、起動時マルウェア対策ドライバーを保護対象デバイスにインストールする必要があります。

起動時マルウェア対策(または「ELAM」とも表記)ドライバーは、ネットワーク上のデバイスが起動すると保護を開始し、他のサードパーティ製ドライバーが起動する前の保護を提供します。

Kaspersky Embedded Systems Security のインストール中に ELAM ドライバーが自動的にインストールされ、オペレーティングシステムの起動時に Kaspersky Security サービスを PPL として登録するために使用されます。Kaspersky Security Service(KAVFS)がシステムの保護対象プロセスとして起動される場合、システム上のその他の保護されていないプロセスはスレッドの注入、保護対象プロセスの仮想メモリへの書き込み、またはサービスの停止を行うことはできません。

PPL として開始されたプロセスは、ユーザーの持つ権限に関係なく、ユーザーが管理することはできません。ELAM ドライバーを使用した Kaspersky Security Service の PPL としての登録は、Microsoft Windows 10 以降のオペレーティングシステムでサポートされます。Kaspersky Embedded Systems Security を、PPL をサポートするオペレーティングシステムのサーバーにインストールする場合、Kaspersky Security サービス(KAVFS)の権限の管理は使用できません。

Kaspersky Embedded Systems Security を PPL としてインストールするには、次のコマンドを実行します:

msiexec /i ess_x64.msi NOPPL=0 EULA=1 PRIVACYPOLICY=1 /qn

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