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感染後のオペレーティングシステムの復元
オペレーティングシステムが悪意のあるソフトウェアやシステムの不具合により破損したまたは改竄されたことが疑われる場合は、Windows設定診断ウィザードを使用して、悪意のあるオブジェクトの痕跡をシステムから削除します。コンピューターの感染が駆除されたあとに、ウィザードを実行し、感染による脅威や損傷がすべて修正されたことを確認してください。
このウィザードでは、システムに変更(ネットワークへのアクセスがブロックされている状態、既知の形式のファイル名の拡張子が変更されている状態、コントロールパネルがブロックされている状態などが含まれる)がないかをチェックします。これらのさまざまな破損には、それぞれ異なる理由があります。悪意のあるソフトウェアの動作、システム設定のエラー、システムの不具合、またはシステムを最適化するアプリケーションの動作不良が原因である可能性があります。
チェックが完了すると、ウィザードはすぐに対処する必要があるシステムの破損がないか、情報を分析します。この確認作業に基づいて、破損の解消に必要な処理のリストが作成されます。これらの処理は、検知された問題の重要度に基づいてグループ分けされます。
Windows設定診断ウィザードを使用したオペレーティングシステムの問題解決
Windows設定診断ウィザードを実行するには:
- メインウィンドウを表示します。
- メインウィンドウ下部の[便利ツール]をクリックします。
[便利ツール]ウィンドウが表示されます。
- [整理整頓と最適化]セクションに移動します。
- [Windows設定診断]をクリックして、Windows設定診断ウィザードを実行します。
Windows設定診断ウィザードのウィンドウが表示されます。
ウィザードは一連のページ(ステップ)で構成されており、[戻る]と[次へ]をクリックして前後のウィンドウに移動できます。作業完了後にウィザードを閉じるには、[完了]をクリックします。ウィザードを任意の段階で中止する場合は、[キャンセル]をクリックします。
ウィザードのステップは次のとおりです。
オペレーティングシステムの復元開始
- ウィザードの動作を次のいずれかから選択します:
- Windows設定の診断:このウィザードは、問題と損害の可能性を検索します。
- 変更項目のロールバック:以前に特定された問題と損害に適用された修正をロールバックします。
- [次へ]をクリックします。
問題点の検索
[Windows設定の診断]をオンにすると、修正すべき問題と損害の可能性を検索します。検索が完了すると、ウィザードは自動的に次のステップに進みます。
修正する設定項目を選択
見つかった問題点は、危険の種別に基づいてグループ分けされます。各グループに対し、カスペルスキーが推奨する、問題を修復するための処理が割り当てられています。
以下の3つのグループがあります:
- 修復を強く推奨する問題:深刻な脅威となる問題を解消します。このグループの問題は、すべて修復してください。
- 修復を推奨する問題:脅威となる問題を修復することを目的としています。このグループの問題も修復してください。
- 修復可能な問題:現時点では脅威ではないが、今後コンピューターのセキュリティにとって脅威となる可能性があるオペレーティングシステムの障害を修復します。
選択したグループのリストを展開して、グループ内の問題点を表示します。
特定の種別の問題を修復するには、問題の説明の横にあるチェックボックスをオンにします。既定では、「修復を推奨する問題」と「修復を強く推奨する問題」の問題を修復します。特定の種別の問題を修復しないときは、該当する項目のチェックボックスをオフにします。
既定でオンになっているチェックボックスはオフにしないでください。コンピューターが脅威にさらされます。
ウィザードで実行する一連の処理を設定したあと、[次へ]をクリックします。
問題解決
前のステップで選択された処理が実行されます。問題が解決されるまで、時間がかかることがあります。問題解決が完了すると、ウィザードは自動的に次のステップに進みます。
ウィザードの完了
[完了]をクリックして、ウィザードを終了します。
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レスキューディスクは、オペレーティングシステムの緊急の復元をするための製品です。レスキューディスクを使用すると、他の方法(ウイルス対策製品など)ではウイルスを駆除できないような感染したコンピューターをスキャンして駆除できます。
レスキューディスクの使用方法について詳しくは、テクニカルサポートサイトを参照してください。
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