MC ファイルを使用した統合

2023年8月21日

ID 56863

Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server を MC ファイルを使用して Sendmail と統合するには:

  1. MC ファイルのバックアップコピーを作成します。
  2. MC ファイルに次の文字列を追加します:

    dnl #KLMS-milter-begin-filter dnl

    define(`_FFR_MILTER', `true')dnl

    INPUT_MAIL_FILTER(`KLMS_Milter',`S=$filter_socket,${fail_type}T=S:3m;R:5m;E:10m') \

    dnl

    dnl #KLMS-milter-end-filter dnl

    ここでの $filter_socket は、フィルターが受信接続の待ち受けに使用する IP アドレスおよびポート番号、または UNIX ソケットです。inet:<ポート番号>@<IP アドレス>(ネットワークソケットの場合)または unix:<UNIX ソケットのパス>(UNIX ソケットの場合)の形式で指定します。

    ${fail_type} は、フィルターが正しく機能しない場合に、Sendmail サーバーがメッセージに対して行う処理を定義します。${fail_type} には、「F=R」、「F=A」、または「F=T」を指定できます。Rreject (拒否)、Aaccept (同意)、Ttempfail (一時停止)を意味します。${fail_type} を空の行と置き換えると、メッセージはスキップされます。推奨されるオプションは、tempfail です。

    例:

    INPUT_MAIL_FILTER(`KLMS_Milter',`S=inet:10025@127.0.0.1,F=T,T=S:3m;R:5m;E:10m')dnl

  3. オペレーティングシステムの設定に合わせて、CF 設定ファイルをコンパイルします。
  4. klms サービスを停止します。
  5. ファイル /etc/opt/kaspersky/klms/klms_filters.conf(Linux 環境)または /usr/local/etc/kaspersky/klms/klms_filters.conf(FreeBSD 環境)を開きます。
  6. [global] セクションにある次の行で、sendmail ファイルのパスを指定します:

    sendmail-path=<sendmail ファイルのパス>

  7. ファイル /etc/opt/kaspersky/klms/klms_filters.conf(Linux 環境)または /usr/local/etc/kaspersky/klms/klms_filters.conf(FreeBSD 環境)の [milter] セクションにある次の文字列で、フィルターが受信接続の待ち受けに使用する IP アドレスとポート番号、または UNIX ソケットを指定します:

    socket=<IP アドレスとポート番号> または <UNIX ソケットのパス>

    例:

    socket=inet:10025@127.0.0.1

  8. ファイル /var/opt/kaspersky/klms/installer.dat(Linux 環境)または /var/db/kaspersky/klms/installer.dat(FreeBSD 環境)を開きます。
  9. 次の行をファイルに追加します:

    SENDMAIL_MILTER=1

    SENDMAIL_USES_MC=1(MC ファイルのコンパイルが完了している場合。していない場合は 0

    START_MILTER=1

  10. klms サービスを開始します。
  11. Sendmail サーバーを再起動します。

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