メインコンポーネント

2023年8月21日

ID 60904

Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server には次の種別のコンポーネントが搭載されています:

  • フィルター - アプリケーションのメールサーバーとの間で、メールメッセージの受信と転送を行います。Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server には、メールサーバー、および Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server との統合の種別に応じて適用される、いくつかのフィルターが含まれます:
    • Milter
    • Smtp-proxy
    • Dlfunc
    • Qmail-queue binary
  • Klms-watchdog - メールメッセージ処理のメインコンポーネント。次のモジュールで構成されます:
    • Scan Logic - メッセージスキャンを制御するモジュールです(以降「Scan Logic モジュール」とも呼びます)。このモジュールは、MIME パーサーとコンテンツフィルタリングを含みます。
    • AV-engine - メッセージをスキャンしてウイルスの有無を確認します(以降「アンチウイルスエンジン」と呼びます)。
    • AS-engine - メッセージをスキャンしてスパムの有無を確認します(以降「アンチスパムエンジン」と呼びます)。
    • AP-engine - メッセージをスキャンしてフィッシング脅威の有無を確認します(以降「アンチフィッシングエンジン」と呼びます)。
    • Updater - アンチウイルス、アンチスパム、アンチフィッシングの各データベースをアップデートします。
    • Backup - メッセージを最初の形式に戻せるようにします。
    • Auth - ユーザー登録システムとのインターフェイス。
    • Statistics - 本製品の動作に関する統計情報を収集する統計モジュール。
    • Settings-manager - メッセージの処理のためのタスクとルール設定をデータベース内部に保存します。また、これらの設定のエクスポートやインポート、他のモジュールへの変更の通知を行います。
    • Facade - アプリケーションがユーティリティや管理システムと対話できるようにします。
    • Licenser - ライセンスを管理します。
    • Notifier - 管理者宛ての重要通知を含むメッセージを生成します。
    • Event_manager - イベントに関する通知を他のアプリケーションモジュールに配信します。
    • Smtp_sender - 通知を送信します。
    • Task manager - 他のモジュールの開始と停止のシーケンスを制御します。
  • Klms-postgres - 本製品の設定、レポート用の統計情報、バックアップ内のオブジェクトのメタデータを保存するデータベース。バックアップ内のオブジェクトのメタデータは、外部の(本製品外の)データベースに保存することもできます。
  • Klms-control - 製品管理ユーティリティ。製品設定の値の指定(タスクやメッセージ処理ルールの設定など)、製品動作統計の表示、バックアップの管理、タスクの実行に使用できます。

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