Amavis インターフェイスとの手動統合

2023年8月21日

ID 62460

Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server を Amavis と手動で統合するには:

  1. 次のコマンドを使用して、ユーザー kluser を amavis グループ(または /etc/amavisd.conf の $daemon_group で指定したグループ)に追加します:

    gpasswd -a kluser amavis

  2. 次のコマンドを使用して、ユーザー amavis のアカウント(または設定ファイル amavisd.conf (以降、/etc/amavis.conf)の $daemon_user 設定で指定したユーザー)のアカウントを klusers グループに追加します:

    gpasswd -a amavis klusers

  3. ファイル amavisd(以降、/usr/sbin/amavisd とも表記)を開きます。
  4. @spam_scanners セクションにある以下の行をコメントアウトします:

    @spam_scanners = (

    #['SpamdClient', 'Amavis::SpamControl::SpamdClient' ],

  5. SUSE Linux 11 SP2 オペレーティングシステムでは、ユーザーグループ vscan に kluser アカウントを追加します。ユーザーグループ vscan は、kluser アカウントのプライマリグループである必要があります。
  6. SUSE Linux 11 SP2 オペレーティングシステムでは、ユーザーグループ klusers に vscan アカウントを追加します。ユーザーグループ klusers は、vscan アカウントのプライマリグループである必要があります。
  7. SpamdClient Perl モジュールのファイル /usr/sbin/amavisd の次の各行で、KLRDS タスクが受信メッセージの待ち受けに使う rds_asp ソケットを指定します:

    package Amavis::SpamControl::SpamdClient ...

    my($spamd_handle) = Amavis::IO::RW->new(

    [ '/var/run/klms/rds_asp' ], Eol => "\015\012", Timeout => 30);

  8. 設定ファイル amavisd.conf(/etc/amavisd.conf)を開いて、編集します。
  9. 開いたファイルの @av_scanners セクションおよび @spam_scanners セクションに、次の変更を加えます:

    @av_scanners = (

    ['Kaspersky Security 8.0 for Linux Mail Server',

    \&ask_daemon, ["nCONTSCAN {}\n", "/var/run/klms/rds_av"],

    qr/\bOK$/m, qr/\bFOUND$/m,

    (?!Infected Archive)(.*)FOUND$/m ], ); ...

    @spam_scanners = (

    ['SpamdClient', 'Amavis::SpamControl::SpamdClient' ], );

  10. アンチスパムスキャンを使用する場合の最大メッセージサイズの推奨値は 1500 KB です。制限を設定するには、次の値を設定します:

    $sa_mail_body_size_limit = 1500000;

  11. 次のコマンドを使用して amavisd を再起動します:

    /etc/init.d/amavisd restart

Amavis インターフェイスとの統合では、コマンドラインからのみ Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server を設定できます。Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server Web インターフェイスを使用した設定(KSN への接続試行時の応答タイムアウトなど)は適用されません。

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