ユーザースクリプトの要件

2023年8月21日

ID 65364

Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server のカスタムスクリプトには次の要件があります:

  • カスタムスクリプトに渡すデータとカスタムスクリプトから取得するデータは、文字が含まれず「.\n」が含まれる文字列で終了する必要があります。
  • カスタムスクリプトの実行時に必要なデータが見つからない場合、スクリプトは 1 つのピリオドを含む空文字列「.\n」を返す必要があります。
  • データは、ユーザーが入力したものがそのままユーザースクリプトに送信される必要があります。コード挿入攻撃を防ぐため、データ入力をエスケープする必要があります。
  • ユーザースクリプトには、固有の名前を付けます。
  • カスタムスクリプトのエラーメッセージをコンソールに出力するには、文字列「+++ ERROR 」(スペースを含む)で始まるメッセージを出力します。たとえば、「+++ ERROR cannot connect to DB\n」のようになります。
  • すべての ID は行の値であり、単語や数字として示されます。
  • すべてのユーザースクリプトは、パラレルデータリクエストかシーケンシャルデータリクエストを使用して実行できます。たとえば、searchemail は複数回実行できます(タスク Auth、設定 processPool -> processNumber)、この場合、データは外部ディレクトリサービスから同時に取得されます。これは、Auth タスクの設定 processPool -> processNumber が「1」より大きい場合にのみ機能します。

    シーケンシャルデータリクエストを使用する場合、searchmail ユーザースクリプトが 1 回開始されます。このユーザースクリプトは、データの送信後すぐに次の要求に向けて待機します。つまり、このユーザースクリプトは本製品自体が停止するまで動作し続けます。

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