Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server Web インターフェイスの初期設定を自動で開始する
2024年7月4日
ID 67410
Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server Web インターフェイスの初期設定は、自動モードで実行できます。製品の初期設定スクリプトの実行時に --create-auto-install=<設定ファイルの完全パス>
を使用することにより、コマンドに対する応答を保存する設定ファイルを作成できます。
設定値は、小文字で入力する必要があります。
Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server Web インターフェイスの初期設定を自動モードで開始するには、次のコマンドを実行します:
- Linux の場合:
/opt/kaspersky/klmsui/bin/klmsui-setup.pl \
--auto-install=<応答が保存された設定ファイルの完全パス>
- FreeBSD の場合:
/usr/local/bin/klmsui-setup.pl \
--auto-install=<応答が保存された設定ファイルの完全パス>
応答を含む設定ファイルは、次の表に従って設定します。
Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server Web インターフェイスの応答を使用した設定ファイルの設定
設定 | 説明 | 設定可能な値 |
---|---|---|
WEB_EULA_AGREED | 必須設定。 使用許諾契約書の条項への同意。 |
|
PRIVACY_POLICY_AGREED | 必須設定。 プライバシーポリシーの条項への同意。 |
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APACHE_BIN | 必須設定。 Apache Web サーバーのディレクトリのパス。 |
大文字と小文字が区別されます。 |
APACHE_CONF_D | 必須設定。 Apache Web サーバーの設定ディレクトリのパス。 |
大文字と小文字が区別されます。 |
APACHE_INIT_D | 必須設定。 Apache Web サーバーの起動スクリプトのパス。 |
大文字と小文字が区別されます。 |
VHOST_TYPE | 必須設定。 Apache Web サーバーの仮想サーバーの設定方法。 |
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VHOST_PORT | VHOST_TYPE 設定の値が「port」の場合は必須設定。 Apache Web サーバーの仮想サーバーのポート番号。 |
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VHOST_DIR | VHOST_TYPE 設定の値が「dir」の場合は必須設定。
Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server Web インターフェイスのファイルが含まれるフォルダーのパスを指定します。 |
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VHOST_HOST | VHOST_TYPE 設定の値が「name」の場合は必須設定。 Apache 仮想 Web サーバーの名前を指定します。 |
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UI_HOST | 必須設定。 Apache Web サーバーと Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server とのデータ交換のためのソケット(IP アドレスとポート)を定義します。 |
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CERT_TYPE | 必須設定。 証明書の種別。この種別が「new」に設定されていると、初期設定スクリプトによって証明書が作成されます。 証明書がすでに存在する場合、リストに種別「keep」が表示され、既定で選択されます。 |
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CERT_KEY | CERT_TYPE 設定の値が「file」の場合は必須設定。 Apache Web サーバーの秘密鍵のパス。 |
大文字と小文字が区別されます。 |
CERT_CRT | CERT_TYPE 設定の値が「file」の場合は必須設定。 Apache Web サーバーの証明書のパス。 |
大文字と小文字が区別されます。 |
IGNORE_APACHE_ARCH | オプション設定。 インストールされている Apache サーバーのビット値を サーバーのビット値を特定できず、このキーが「yes」に設定されている場合、統合は続行されます。 |
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