Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server Web インターフェイスの初期設定を自動で開始する

2023年8月21日

ID 67410

Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server Web インターフェイスの初期設定は、自動モードで実行できます。製品の初期設定スクリプトの実行時に --create-auto-install=<設定ファイルの完全パス> を使用することにより、コマンドに対する応答を保存する設定ファイルを作成できます。

設定値は、小文字で入力する必要があります。

Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server Web インターフェイスの初期設定を自動モードで開始するには、次のコマンドを実行します:

  • Linux の場合:

/opt/kaspersky/klmsui/bin/klmsui-setup.pl \

--auto-install=<応答が保存された設定ファイルの完全パス>

  • FreeBSD の場合:

/usr/local/bin/klmsui-setup.pl \

--auto-install=<応答が保存された設定ファイルの完全パス>

応答を含む設定ファイルは、次の表に従って設定します。

Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server Web インターフェイスの応答を使用した設定ファイルの設定

設定

説明

設定可能な値

WEB_EULA_AGREED

必須設定。

使用許諾契約書の条項への同意。

yes

PRIVACY_POLICY_AGREED

必須設定。

プライバシーポリシーの条項への同意。

yes

APACHE_BIN

必須設定。

Apache Web サーバーのディレクトリのパス。

<パス>

大文字と小文字が区別されます。

APACHE_CONF_D

必須設定。

Apache Web サーバーの設定ディレクトリのパス。

<パス>

大文字と小文字が区別されます。

APACHE_INIT_D

必須設定。

Apache Web サーバーの起動スクリプトのパス。

<パス>

大文字と小文字が区別されます。

VHOST_TYPE

必須設定。

Apache Web サーバーの仮想サーバーの設定方法。

name | port | dir

VHOST_PORT

VHOST_TYPE 設定の値が「port」の場合は必須設定。

Apache Web サーバーの仮想サーバーのポート番号。

<ポート>

VHOST_DIR

VHOST_TYPE 設定の値が「dir」の場合は必須設定。

 

Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server Web インターフェイスのファイルが含まれるフォルダーのパスを指定します。

<URL サブディレクトリ>

VHOST_HOST

VHOST_TYPE 設定の値が「name」の場合は必須設定。

Apache 仮想 Web サーバーの名前を指定します。

<ホスト名>

UI_HOST

必須設定。

Apache Web サーバーと Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server との対話のためのソケット(IP アドレスとポート)を定義します。

<ホスト:ポート>

CERT_TYPE

必須設定。

証明書の種別。この種別が「new」に設定されていると、初期設定スクリプトによって証明書が作成されます。

証明書が既に存在する場合、リストに種別「keep」が表示され、既定で選択されます。

new | file | keep

CERT_KEY

CERT_TYPE 設定の値が「file」の場合は必須設定。

Apache Web サーバーの秘密鍵のパス。

<パス>

大文字と小文字が区別されます。

CERT_CRT

CERT_TYPE 設定の値が「file」の場合は必須設定。

Apache Web サーバーの証明書のパス。

<パス>

大文字と小文字が区別されます。

IGNORE_APACHE_ARCH

オプション設定。

インストールされている Apache サーバーのビット値を klmsui-setup.pl スクリプトで特定できない場合に、エラーを無視するかどうかを指定します。

サーバーのビット値を特定できず、このキーが「yes」に設定されている場合、統合は続行されます。

yes | no

 

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