トレースファイルのローテーションの設定

2023年8月21日

ID 76616

トレースファイルの最大サイズや保存するトレースファイルの数など、トレースファイルのローテーションを設定できます。指定した制限を超過すると、古いトレースファイルが新しいトレースファイルで上書きされます。トレースファイルのローテーションの設定により、トレースログが占めるメモリ量を制限できます。

トレースファイルのローテーションを設定するには:

  1. 次のコマンドを使用して、本製品の全般設定を XML ファイルにエクスポートします:

    # /opt/kaspersky/klms/bin/klms-control --get-app-settings -f <ファイル名>

  2. 設定を編集するために XML ファイルを開きます。
  3. トレースファイルのローテーションを設定します。それには、<tracerSettings> セクションで次の値を指定します:
    1. <rotationPeriod> サブセクションで次のいずれかの値を指定します:
      • NoRotation<rotationFileSize> または <maxFileCount> の値を超過すると、古いトレースファイルが新しいトレースファイルで上書きされます。
      • 毎月<rotationFileSize> または <maxFileCount> の値を超過すると、古いトレースファイルが 1か月単位で新しいトレースファイルで上書きされます。
      • 毎週<rotationFileSize> または <maxFileCount> の値を超過すると、古いトレースファイルが 1 週間単位で新しいトレースファイルで上書きされます。
      • 毎日<rotationFileSize> 設定または <maxFileCount> 設定の値を超過すると、古いトレースファイルが 1 日単位で新しいトレースファイルで上書きされます。
      • Hourly<rotationFileSize> または <maxFileCount> の値を超過すると、古いトレースファイルが 1 時間単位で新しいトレースファイルで上書きされます。

      既定値は NoRotation です。

    2. <rotationFileSize> サブセクションで、トレースファイルの最大サイズを指定します(バイト単位)。この制限を超過すると、古いトレースファイルが新しいトレースファイルで上書きされます。

      既定では、100 MB に設定されています。

    3. <maxFileCount> サブセクションで、1 度に保存できるトレースファイルの最大数を指定します。トレースファイルの数がこの制限を超過すると、トレースファイルが新しいファイルで上書きされます。

      既定では、値は「10」に設定されています。

  4. 変更を保存します。
  5. 次のコマンドを使用して、本製品の全般設定を XML ファイルからインポートします:

    # /opt/kaspersky/klms/bin/klms-control --set-app-settings -f <ファイル名>

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