メッセージ処理ルールについて
メッセージ処理ルールについて
2023年8月21日
ID 88778
メッセージ処理ルール(以後、「ルール」とも表記)は、送信者と受信者の特定の多数のアドレスペアであり、Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server は、同じ値の設定を適用することによってそのメールメッセージを処理します。メールメッセージにルールを割り当てるには、ルールの設定で送信者と受信者のアドレスを指定する必要があります。
既定では、本製品にはあらかじめ設定された、次のメッセージ処理ルールが組み込まれています:
- WhiteList - アドレスのグローバルホワイトリストに基づいてメッセージを処理します。
- BlackList - アドレスのグローバルブラックリストに基づいてメッセージを処理します。
- Default - カスペルスキーによってあらかじめ定義された設定に基づいてメッセージを処理します。
Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server は、メールメッセージを処理する時に、ルール ID のシーケンス番号に関係なく、表の順序に従ってルールを上から下に適用します。送信者 - 受信者のアドレスの組み合わせが一致しない場合、プログラムは次のルールに進みます。いずれかのルールで送信者 - 受信者ペアが見つかると、該当するメッセージに、そのルールで指定されている処理設定が適用され、一致するものの検索が終了します。
いずれのルールにも「送信者 - 受信者」のアドレスペアが含まれていない場合、メッセージは既定のルールであらかじめ指定されている設定に従って処理されます。
メッセージに DKIM 署名が含まれる場合は、メッセージの件名または本文を変更する、添付ファイルを削除する、検知された悪意のあるオブジェクトを駆除する、メッセージ本文に免責事項を追加する処理ルールを適用すると、署名が損傷する可能性があります。
各ルールに、メールメッセージを処理するための独自の設定を指定できます。
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