アドレスのブラックリストおよびホワイトリスト

アドレスのブラックリストおよびホワイトリストを使用して、実際にはスパムではないメッセージ（ニュースフィードなど）へのメールシステムの対応を細かく調整できます。

アドレスのブラックリストとホワイトリストには、次の 2 つの種別があります：

• カスタム：指定した受信者に対するメール送信者のアドレスが含まれます。アドレスのカスタムホワイトリストにより、スパムスキャンを実行せずにメッセージを通過させることができます。フィッシング、ウイルス、およびその他の脅威のスキャン、さらにコンテンツフィルタリングのスキャンは実行されます。
• グローバル：メールの送信者と受信者のアドレスが含まれます。グローバルリストは、事前に設定されている BlackList および WhiteList メッセージ処理ルールに対して指定できます。また、ルールを作成し、スキャンなしで拒否するメッセージ、送信者に通知せずに削除するメッセージ、スキャンせずにスキップするメッセージの送信者と受信者のアドレスを指定することもできます。

送信者と受信者のアドレスがグローバルブラックリストまたはグローバルホワイトリストにあるメッセージは、次のように処理されます：

• 送信者と受信者のアドレスがグローバルブラックリストにあるメッセージは、拒否されるか、送信者に通知せずに削除されます。
• 送信者と受信者のアドレスがグローバルホワイトリストにあるメッセージは、スキャンせずにスキップされます。
• 送信者と受信者のアドレスがグローバルホワイトリストとグローバルブラックリストの両方にあるメッセージは、優先順位の高いほうのルールに従って処理されます。

グローバルブラックリストとグローバルホワイトリストのルールが適用されないメッセージは、カスタムホワイトリストまたはカスタムブラックリストのルールに従って処理されます。

送信者のアドレスがカスタムブラックリストまたはカスタムホワイトリストにあるメッセージは、次のように処理されます：

• メール送信者のアドレスがカスタムブラックリストにあり、受信者のアドレスの 1 つがカスタムブラックリストの所有者のものであるメッセージは、カスタムブラックリストを所有する受信者には配信されません。カスタムブラックリストにある送信者からのメッセージに設定された処理に応じて、メッセージが削除または拒否されます。メッセージをバックアップに置くこともできます。
• 送信者のアドレスがカスタムホワイトリストにある場合、アンチウイルススキャン、フィッシングスキャン、コンテンツフィルタリング、メール送信者認証、KATA によるメッセージのスキャンの結果に応じて、メッセージが受信者に配信されます。
• 送信者のアドレスがカスタムホワイトリストとカスタムブラックリストの両方にあるメッセージは、カスタムホワイトリストのルールに従って処理されます。