アンチフィッシングによる保護

2023年8月21日

ID 91192

Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server は、メールサーバーを通過するメッセージから、フィッシングの脅威やマルウェアを含む Web サイトへのリンクを検知します。フィッシングとは、ユーザーをだまして機密情報を送信させるフィッシング URL、画像、テキストが含まれるメッセージです。

アンチフィッシングエンジンは、メッセージをスキャンし、フィッシングの脅威や、マルウェアがある Web サイトへのリンクを検知します。アンチフィッシングモジュールは、メッセージの本文(件名ヘッダーを含む)と添付ファイルを分析します。

本製品は、アンチフィッシングスキャンの結果に基づいて、メッセージにアンチフィッシングスキャンステータスのうちの 1 つを割り当て、メッセージの件名の先頭にそのステータスを表すタグを追加します。メッセージステータスタグの設定は、ルール設定で行います。

本製品は、メッセージ処理ルールの設定に従い、割り当てられたステータスを基準にして処理を実行します。特定のステータスが割り当てられたメッセージに対して実行する処理を指定できます。メッセージに対する既定の処理は「スキップ」で、メッセージはそのままユーザーに配信されます。

アンチフィッシングエンジンは既定で有効です。必要に応じて、アンチフィッシングエンジンを無効にしたり、任意のルールでアンチフィッシングスキャンを無効にしたりすることができます。

このセクションの内容

アンチフィッシングのメッセージスキャンステータスのラベルについて

メッセージのアンチフィッシングの有効化と無効化

ルールでのメッセージのアンチフィッシングスキャンの有効化と無効化

アンチフィッシングモジュールの設定

アンチフィッシングエンジン設定に対する既定値の指定

メッセージに対するアンチフィッシングスキャンの処理の設定

アンチフィッシングスキャン後にメッセージの件名に追加するタグの設定

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