Kaspersky Security 8.0 for Linux Mail Server でトレースファイルを取得する方法
更新日: 2023年04月26日
Article ID: 9099
対象製品:
- Kaspersky Security 8.0 for Linux Mail Server Maintenance Pack 3 (バージョン 8.0.3.30)
Kaspersky Security 8.0 for Linux Mail Server で発生した問題を調査するために、カスペルスキーのテクニカルサポートがトレースファイルの取得をお願いする場合があります。トレースファイルは、問題の原因を特定して解決するのに役立ちます。
トレースファイルを取得するには:
- 下記コマンドを実行し、設定をファイルにエクスポートします。
# /opt/kaspersky/klms/bin/klms-control --get-app-settings -f <file_name>
- 作成されたファイルを開き、<tracerSettings> セクションに移動します。
- <enable> パラメーターを見つけ、値を <enable>=1 に設定します。
- <level> パラメーターに適切な値を設定し、トレースファイルの詳細レベルを指定します:
- Fatal — 致命的なイベントを記録します。
- Error —エラーイベントを記録します。
- Warning — 重要なイベントを記録します。
- Info — 情報レベルのイベントを記録します。
- Debug — デバッグログ (このレベルのログ出力は、多くのディスク容量を消費します)
- <destination> パラメーターに適切な値を設定し、トレースファイルの保存場所を指定します:
- Files — 次のディレクトリにセパレートファイルとして記録されます:/var/log/kaspersky/klms
- Syslog — Operating system log に記録されます。
- 下記コマンドを実行し、ファイルを保存してアプリケーションにインポートします。
# /opt/kaspersky/klms/bin/klms-control --set-app-settings -f <file_name>
- 下記コマンドを実行し、アプリケーションを再起動します。
# /etc/init.d/klms restart
- 問題を再現させます。
- 保存した設定ファイルをエディタで開きます。
- <enable> パラメーターを見つけ、その値を <enable>=0 に設定します。
- ファイルをアプリケーションにインポートします。
指定したフォルダにトレースファイルが作成されます。
カンパニーアカウント からテクニカルサポートにお問い合わせください。お問い合わせの際には、問題に関する詳細な説明を記載し、トレースファイルを添付してください。