Web サイトへのユーザーアクセスの設定
これらのポリシー設定は、Android と iOS デバイスで定義できます。
インターネットブラウジング中にモバイルデバイスに保存される個人データおよび企業データを保護するには、危険サイトブロックを使用して Web サイトへのユーザーアクセスを設定します。危険サイトブロックは、ユーザーが Web サイトを開く前にスキャンし、悪意のあるコードを配布する Web サイトや、機密データを盗んで金融口座にアクセスするように設計されたフィッシングサイトをブロックします。
Android デバイスの場合は、Kaspersky Security Network クラウドサービスで定義されたカテゴリを使用して Web サイトをフィルタリングすることもできます。フィルタリングにより、特定の Web サイトまたは特定の Web サイトのカテゴリ(「ギャンブル、宝くじ、懸賞」や「インターネットコミュニケーション」など)へのアクセスを制限できます。
危険サイトブロックを iOS デバイスで有効にするには、VPN 設定情報の追加を Kaspersky Security for iOS アプリに許可する必要があります。
Android デバイスで危険サイトブロックを有効にするには:
- Kaspersky Endpoint Security をユーザー補助機能サービスに設定しておく必要があります。
- 危険サイトブロックに関するデータ処理に関する声明(「危険サイトブロックに関する声明」)に同意する必要があります。Kaspersky Endpoint Security は、Kaspersky Security Network(KSN)を Web サイトのスキャンに使用します。危険サイトブロックに関する声明は、KSN とのデータ交換に関する条件を含んでいます。
Kaspersky Security Center を使用して、ユーザーのために危険サイトブロックに関する声明に同意できます。この場合、ユーザーは何も操作する必要はありません。
危険サイトブロックに関する声明に同意せず、ユーザーに同意を要求する場合は、本アプリ内の設定でユーザーが本声明に同意する必要があります。
危険サイトブロックに関する声明に同意しなかった場合は、危険サイトブロックは使用できません。
危険サイトブロックは、Google Chrome(カスタムタブ機能を含む)、Huawei Browser、Samsung Internet Browser でのみ動作します。仕事用プロファイルを使用しており、危険サイトブロックが仕事用プロファイルでのみ有効となるよう設定されている場合は、Samsung Internet Browser 用の危険サイトブロックはモバイルデバイス上でサイトをブロックしません。
Web サイトへのユーザーアクセスを設定するには:
- ポリシーのプロパティウィンドウを開きます:
- Kaspersky Security Center Web コンソールまたは Cloud コンソールのメインウィンドウで、[デバイス]→[ポリシーとプロファイル]の順に選択します。開いたグループポリシーのリストで、設定するポリシーの名前をクリックします。
- Kaspersky Security Center Web コンソールまたは Cloud コンソールのメインウィンドウで、[デバイス]→[モバイル]→[デバイス]の順に選択します。設定するポリシーの適用対象であるモバイルデバイスをクリックし、[アクティブなポリシーとポリシーのプロファイル]タブでポリシーを選択します。
- ポリシーのプロパティページで、[アプリケーション設定] → [セキュリティコントロール]の順に選択します。
- [危険サイトブロック]セクションで、[危険サイトブロックを有効にする]をオンにして機能を有効にします。
- Android デバイスの場合は、次のいずれかのオプションを選択できます:
- コンテンツに基づいて Web サイトへのユーザーアクセスを制限するには:
- [指定したカテゴリの Web サイトをブロック]を選択します。
- Kaspersky Endpoint Security for Android がアクセスをブロックする Web サイトのカテゴリに隣接するチェックボックスをオンにします。
危険サイトブロックを有効にすると、フィッシングおよびマルウェアサイトのカテゴリに属する Web サイトへのアクセスがブロックされます。
- 許可する Web サイトのリストを指定するには:
- [指定した Web サイトのみ許可]を選択します。
- アクセスをブロックしない Web サイトのアドレスを追加して、Web サイトのリストを作成します。Kaspersky Endpoint Security for Android は正規表現のみをサポートします。アクセスを許可する Web サイトのアドレスを入力する時は、次のルールを使用してください:
https://example\.com/.*
– 指定した Web サイトのすべての子ページを許可する(例:https://example.com/about
)。https://.*\.example\.com
– 指定した Web サイトのすべてのサブドメインページを許可する(例:https://pictures.example.com
)。
- HTTP プロトコルと HTTPS プロトコルを選択するために、
https?
という表現も使用できます。正規表現の詳細については、Oracle のテクニカルサポートサイトを参照してください。
- すべての Web サイトへのユーザーアクセスをブロックするには、[すべての Web サイトをブロック]を選択します。
- コンテンツに基づいて Web サイトへのユーザーアクセスを制限するには:
- [保存]をクリックして、ポリシーに加えた変更を保存し、ポリシーのプロパティウィンドウを終了します。
正規表現の例を含む[危険サイトブロック]セクション
モバイルデバイスと Kaspersky Security Center との次回の同期時に、デバイスに設定が適用されます。