スタンドアロンインストールパッケージの作成
組織内の管理者とユーザーがデバイスに手動でアプリケーションをインストールするために、スタンドアロンインストールパッケージを使用できます。
スタンドアロンパッケージは実行ファイル形式(installer.exe)で、Web サーバーや共有フォルダーへの配置などによりクライアントデバイスに受け渡すことができます。スタンドアロンインストールパッケージへのリンクをメールで送ることもできます。クライアントデバイスで受け取った実行ファイルをローカルで起動することで、Kaspersky Security Center を使用せずにアプリケーションをインストールすることが可能となります。
スタンドアロンインストールパッケージは、権限のないユーザーからアクセスできないようにしてください。
カスペルスキー製品および Windows、macOS、Linux プラットフォーム用のサードパーティ製品のスタンドアロンインストールパッケージを作成できます。サードパーティ製品のインストールパッケージを作成するには、カスタムインストールパッケージを最初に作成する必要があります。
スタンドアロンインのストールパッケージは、管理サーバーで作成されたリスト内のインストールパッケージを元に作成します。
スタンドアロンインストールパッケージを作成するには:
- コンソールツリーで、[管理サーバー]→[詳細]→[リモートインストール]→[インストールパッケージ]の順に選択します。
管理サーバーで利用可能なインストールパッケージのリストが表示されます。
- インストールパッケージのリストで、スタンドアロンパッケージを作成するインストールパッケージを選択します。
- コンテキストメニューで、[スタンドアロンインストールパッケージの作成]を選択します。
スタンドアロンインストールパッケージ作成ウィザードが起動します。[次へ]をクリックしながらウィザードに沿って手順を進めます。
- 選択したカスペルスキー製品のインストールパッケージとネットワークエージェントを合わせてインストールする場合、ウィザードの最初のページで[このアプリケーションと同時にネットワークエージェントをインストールする]がオンであることを確認します。
既定では、このオプションはオンです。デバイスにネットワークエージェントがインストール済みかどうかが不明な場合は、このオプションをオンにすることを推奨します。ネットワークエージェントがデバイスにインストールされている場合、ネットワークエージェントを含めたスタンドアロンインストールパッケージのインストール後に、ネットワークエージェントが新しいバージョンにアップデートされます。
このオプションがオフの場合、デバイスにはネットワークエージェントはインストールされず、デバイスは管理対象外のデバイスになります。
選択したアプリケーションのスタンドアロンインストールパッケージが既に管理サーバー上に存在する場合、ウィザードに通知が表示されます。この場合、次のいずれかのオプションを選択する必要があります:
- スタンドアロンインストールパッケージの作成:新しいバージョンのアプリケーションのスタンドアロンインストールパッケージを新規に作成し、なおかつ以前のバージョンのアプリケーションで作成したスタンドアロンインストールパッケージも保持する場合などにこのオプションをオンにします。新しいスタンドアロンインストールパッケージは別のフォルダーに配置されます。
- 既存のスタンドアロンインストールパッケージを使用する:既存のスタンドアロンインストールパッケージを使用する場合は、このオプションをオンにします。パッケージの作成プロセスは開始されません。
- 既存のスタンドアロンインストールパッケージを再構築する:同じアプリケーションのインストールパッケージを再作成する場合、このオプションを選択します。スタンドアロンインストールパッケージは、同じフォルダーに保存されます。
- ウィザードの次のページで、[未割り当てデバイスをこのグループへ移動]をオンにし、ネットワークエージェントのインストール後にクライアントデバイスを移動させる管理グループを指定します。
既定では、デバイスは[管理対象デバイス]グループに移動されます。
ネットワークエージェントのインストール後にクライアントデバイスを管理グループに移動させたくない場合は、[デバイスを移動しない]をオンにします。
- ウィザードの次のページで、スタンドアロンインストールパッケージの作成プロセスが完了すると、スタンドアロンパッケージの作成結果とスタンドアロンパッケージのパスが表示されます。
リンクをクリックし、次の操作を実行できます:
- スタンドアロンインストールパッケージのフォルダーを開きます。
- 作成されたスタンドアロンインストールパッケージへのリンクをメールで送信します。この操作を実行するには、メールソフトを起動する必要があります。
- Web サイトで公開するリンクのサンプル HTML コードを生成します。TXT ファイルが作成され、TXT 形式に関連付けられたアプリケーションで開きます。ファイルには、HTML の <a> タグ(属性付き)が表示されます。
- ウィザードの次のページで、スタンドアロンインストールパッケージのリストを開く場合は、[スタンドアロンパッケージのリストを開く]をオンにします。
- [終了]をクリックします。
[スタンドアロンインストールパッケージ作成ウィザード]が閉じます。
スタンドアロンインストールパッケージが作成され、管理サーバーの共有フォルダーのパッケージ用のサブフォルダーにダウンロードされます。インストールパッケージのリストの上にある[スタンドアロンパッケージリストの表示]をクリックすると、スタンドアロンパッケージのリストを確認できます。